快風丸

俺の船に乗らないか。

フーテン

2009-10-25 00:01:41 | Weblog
 東京、先月行ったときに、どうしても行きたいところがあった。
葛飾柴又。寅さん。

 もう夕方に差し掛かるころ。



 この有名な銅像は、映画のラストでさくらが
「お兄ちゃん」
って呼びとめて振り返ったところだそうです。

 で、帝釈天へ。
映画の感じののどかさとはちょっとイメージダウンな感じのおばちゃん好きな感じの観光ずれした門前町。

 ついこないだテレビで見たんです。
確かに、一つだけ予約席になってました。いつでも寅さんが来れるようにだそうです。


 帝釈天は、ふーん。へぇー。以上、解散。
で、草団子を買って帰りました。
 これはおいしかったね。

 で、2週間後に実家に帰省して驚いたのは、「風天 渥美清のうた」という本があったからです。渥美清さんは、俳句をされてたそうで、その俳号が”風天”。もちろん”フーテンの寅”からです。

 まったくの偶然の出来事でした。読みました。なんか大らかで、気持ちの良い句です。なんとなく気になっていた俳句、もっと近づいてきた感じがします。短型詩って、制約の分、絞らないと良くないのだろう。そういう風に絞って絞って、うわぁっちゅう感じのができる瞬間ってきっとわくわくするのだろうと思います。

 「よお、タコ社長、相変わらずバカか」


もう から揚げ 揚げたい

2009-10-17 23:38:01 | Weblog
 僕が音楽を奏でたいと思いついたのは、たとえばエリック・クラプトンのレイラであり、スモーク・オン・ザ・ウォーターであり、サティスファクションであり、ビートルズでありサザンオールスターズであり。
 そこで受けたインパクトを、自分も誰かに与えたい。そんな気持ちからでした。

 おいしい食べ物を食べると、自分で作って誰かに食べてほしいという気持ちは、たぶん同じではないだろうか。



 さっそくスーパーで買ってきた。パソコンでレシピをごそごそ。漬けてから揚げるタイプね。ありました。



 まず、酒と塩。冷蔵庫で一時間。ショートカット。15分。
醤油、にんにくとしょうがはチューブで、こしょう。15分漬ける。
カタクリ粉と小麦粉を等量、卵、ビニール袋でもむね。もみもみ。ひんやり気持ちいいね。

 で、小麦粉につけて、はたいてから170℃で揚げる。



2分であげてから余熱、4分置きます。
さらに190℃に上げてから2度揚げします。



1分で上げます。で、また余熱。
揚げすぎると、かたくなっちまいます。
かぼすは熱いうちに絞るね。

 かみさんいわく
「から揚げに1時間もかけてどうすんの」

できました。うれしはずかし、初めてのから揚げ。



 満足。
おもてなしのできる味。
料理って音楽だな。


 
 

もっと から揚げ 食べたい

2009-10-12 00:01:11 | Weblog
 てなわけで、おいしいから揚げは食べました。
ほんとにおいしかったよ。
 でも、これじゃあスーパー銭湯に行ってシャワーだけ浴びて帰るようなものだ。
フェラーリを時速40kmで運転して、「いい車だ」と言っているようなものだ。
夏休みの課題図書の目次だけ読んで書いた読書感想文のようなものなのだ。

 もう、明日は名古屋に帰る。まだ時間はあるが、やるべきこともある。
お土産買うね。田舎に似つかわしくない、瀟洒なお菓子屋「武蔵」。”しゃくなげの香”っちゅう白あんのおまんじゅうを買う。
 甘いものが不得意だったころから、これだけは好きだった。福岡県豊前市が世界に誇れる銘菓である。

 店内にポスターが貼ってある。
「から揚げフェスティバル」

なんね、そのフェスティバルちゃ。
あんた、なん言いよるんね。

 から揚げの有名店が、25店集結するっち。どげちこげち。
明日だ。でも、お昼の新幹線を予約しちょっけね。ダメちゃ。ダメち。

 けんが、駅に行ってみた。夕方の新幹線、いっこだけあいちょったんよ。
して、予定変更。姉と行ってきます。

 さて、イオン三光村の駐車場。



 11:00開始、人が集まりすぎて、10分前からスタート。
地元のFM局が主催で、新聞社が協賛、今年で2回目らしい。ショッピングセンターの駐車場の一角、大変なにぎわいである。これがから揚げ王国の国民たちの忠誠心とでもいうべきか。

 さて、さっさと並ぼう。姉は、一番並んでるとこが一番うまいはずやと「もりやま」へ。



 なんせ、25店やからね。


ちなみに、小一時間並んだ。味は普通。人気店とはそうしたものかもしれない。
 
 弟は、



 ここも30分並ぶ。生ビールも買う。飲む。うまい。
しかし、ここでも、中津スタイル、すなわち注文聞いてから揚げるので、けっこう時間がかかる。このままでは昨日の二の舞だ。何のために新幹線の時間をずらしたのか。それにしてもすごい人出になってきた。
 12:00には入場制限がかかる。入場に1時間待ち。


 
 次々行きたいが、各店で並んでるし、揚げ上がるまで時間がかかる。

その時、昨日一緒に晩御飯食べた親戚の若者軍団が。なんと心強い。この人ごみでよく出会えたな。総勢6名で総攻撃であります。



 手羽先、大分名物、かぼす攻撃にて、陥落せり。あっさりと、おいしゅうございました。



 これぞから揚げ。オーソドックス。おいしゅうございました。



 撤退したはずのケンタッキー、今は、ショッピングセンターへ再進軍している模様であります。純朴そうな少女兵、孤軍奮闘の甲斐あり、唯一、店頭揚げでなく、ホットボックス対応、貧相な武器でありながらも、善戦ス。

 

 「が・ん・こ」の黒手羽。タレが、もう最終兵器でございます。もう白旗揚げます。自分は、名古屋の手羽先部隊から遠征してきたにもかかわらず、もも肉でも胸肉でもなく、同じ手羽兵に撃たれたのが無念であります。
 しかし、この黒いタレ、筆舌に期し難い味でございます。遠からず、必ずや、再上陸の上、玉砕する覚悟でございます。

 あと、聖林、木こり、鳥しん、ピーコック、コッコ屋、10店舗制覇しました。

 あと、中津は「はも料理」が名物でもあり、海産物のブースに



 はもカツバーガー。うん、味にインパクトがないですな。梅肉味を足したらどうかな。

 そんなこんなで、14:00に会場を後にする。
なんせ、すごい人。聞けば、この日の朝、全国放送のワイドショーで紹介されたこともあり、昨年の5倍の人出だったそうです。 25000人!!。
 中津市の人口のざっと1/3。驚異と言って差し支えなかろう。

 から揚げの食べ歩きをしたいと願っていた僕にとって、このような想像すらできないようなイベントが、短い滞在中に行われたこと、これはもう、驚異ではなく、奇跡である。 
 

から揚げ 食べたい

2009-10-08 00:56:39 | Weblog
 9月の連休に、帰省してきました。福岡県豊前市。

駅から帰り道、蓬莱軒のラーメン食べる。定番。やっぱ世界一うまいわ。

 から揚げの食べ歩きがしたい。9月の半ばに、名古屋にも中津風のから揚げ屋ができたとの情報を得、食べてきたとこなのです。本場のが食べてみたい。もう本能的衝動なのです。

 大分県中津市は実家からJRで2駅。から揚げが名物。実家があまり外食をしなかったこともあり、僕が住んでた当時は、そんなにから揚げで盛り上がってた記憶はない。しかし母に聞いてみると、昔から有名だそうだ。

 市内とその隣接地域に数十店舗の専門店がひしめき、から揚げマップなる観光地図まである。

 さて、限られた時間のなかで、一体どれほどの感動に出会えるのか、胸の高鳴りを抑えつつ、レンタカー屋のお姉さんにお勧めは?
「耶馬渓のむらかみ」
即答。さすがロコ。

 車で20分、菊池寛の小説「恩讐の彼方に」で知られた景勝地、青の同門をくぐってすぐ左手。



 こんな店。老舗。小ぢんまりとした店だが、ひっきりなしに客が来る。
バス停が「青」、そうか青の洞門の「青」って地名だったのか。子供のころからよく来てるけど知らんかったな。



 中津から揚げの特徴とは、にんにく醤油ベースのたれに漬け込んであることらしい。抑え気味の味付けでうまい。

 中津は、10数年前にケンタッキーフライドチキンができたが、一年ほどで撤退したらしい。理由は、から揚げのほうがおいしいから。それほど鶏肉意識が高いのである。

 さて、もう一軒、有名店、東京進出も果たしているらしい。



 店内に来店した芸能人の写真などあり、やる気を感じさせます。
ここも注文聞いてから揚げるスタイル。どうやらこれが中津スタイルのよう。
人気店ゆえ、小一時間待ちました。



 ここのはスパイシー。1きれでビール350ccはイケる。

 そんなこんなでもう暗くなったので、今日はこの2店まで。これじゃ食べ歩きとは程遠いな。帰って作戦を練ろう。

 スーパーに寄る。豆腐とかあっさりしたものね。
おっ、店先に屋台が。



豊前の焼き鳥屋「黒のれん」。いい焼きが入ってます。焼き豚足も。



 驚いたことに、焼いてるのは、高校の同級生でした。びっくり。なんとなく声かけず。

 さて、明日はどうする?
姉と弟、片手に白ワイン、片手にから揚げマップ。