快風丸

俺の船に乗らないか。

ビッグ

2007-06-29 14:00:40 | Weblog
 TVで矢沢永吉やってまして、NHK、しっかり見ました。
57才とのこと。

 かっこいい。心に染み入るような歌だ。ボディもスレンダーだし、なんといって
も目だ。目が語っている。強い光を放っている。

 かつてのヒット曲をスタジオ・ライブ。20数年前の歌を歌ってもナツメロにな
らない、ロックの空気に満ちている。それでも、以前、本人は語っていた。

「こんないい曲ができたよ、聞いてくれ、アーティストとしては新曲をやりたい
が、客はそんなのちっとも期待しちゃいない。思い出のあの曲が聞きたい。だから
アーティストとしての自分と客の期待の間で凄く葛藤する。」と。
 僭越ながら同感です。

 僕は、高校まで田舎に住んでましたので、ロックバンドは不良のたしなみでし
て、彼らにとって矢沢は神だったのです。僕らはハードロックなんてやってました
のですが、文化祭で、矢沢のコピーバンドと対バンになりまして、誘われて一緒に
練習したりしてましたら、少しづつ番長とも打ち解けまして、
「これ、聞いてみ。」
と”KISS ME PLEASE”のカセットを貸してくれました。結局、返さ
ずに、大学のころまで愛聴してました。この中の”バイ・バイ・サンキュー・ガー
ル ”という曲が大好きです。バンドのアグレッシブな演奏と夜の雰囲気が、カセ
ットはもう無いですが、今でも思い出せます。

 ロック・ミュージシャンを「スター」にしたのが矢沢だと思います。
やはり、まさしく「ビッグ」だ。