山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

国葬に鯨幕より黒幕が

2023-08-09 10:02:36 | 時事川柳

     

昨年9月に営まれた安倍晋三元首相国葬に関し、共同通信社が内閣府に招待者名簿などを情報公開請求したところ、招待者6175人中74%が黒塗りで、安倍氏と交友があった著名人を含む「遺族・遺族関係者」は96%が、元国会議員は100%が不開示だったそうです。

不開示の理由は「同じ属性にありながら推薦されなかった者が明らかになる」「業務の適正な執行に支障を及ぼす恐れがある」とのことですが、「国の儀式」として12億円の経費を全額国費で賄ったことが適正かどうか問われているのに、この言い草はどうなのでしょうか。

ほとんど黒塗りされた名簿の写真が掲載されており、鯨幕よりも黒が多いなあ、黒塗りを指示した黒幕が居るのかな、そんなことを考えながら詠みました。

 

コメント (2)

白河越え狙う維新が虎視眈々

2023-08-04 15:43:04 | 時事川柳

日本維新の会は仙台市議選に擁立した新人5人全員が当選し、弱点とされる東北地方に足場を築きました。4月の統一地方選の勢いが持続していると裏付けられた形で、全国政党化への歩みを加速させる構えです。

東北地方で維新の衆院議員は比例東北ブロック選出の1人だけで、活動基盤の弱さから「不毛の地」とさえ言われていたそうです。

東日本大震災津波の被災地では2011年春に予定されていた統一地方選挙が延期された影響で、今秋にかけて選挙ラッシュを迎え岩手、宮城、福島などの「東北シリーズ」でも獲得議席を積み上げ、さらに足場を固めたい考えとのことです。

間もなく夏の甲子園が始まりますが、昨年仙台育英高校が東北勢初優勝を成し遂げ、深紅の大優勝旗は悲願の「白河越え」を果たしました。

その昔「白河以北一山百文」と蔑まれた東北には、このような「白河越え」もあります。

 

コメント (4)

クルーズ船寄らば宮古と続々と

2023-08-02 11:05:45 | 時事川柳

岩手県内の港へ外国客船が続々と寄港しております。現時点で7隻(うち6隻は初来県)が決まっており、これまで最多の2隻(2018、2019年度)を大きく更新しました。

寄港先はいずれも宮古港で、4日午前8時にはマルタ船籍の大型クルーズ船「MSCベリッシマ」(17万1598トン、乗客定員5656人)が入港し、午後11時まで停泊するそうです。

決まっている7隻(4隻は寄港済み)の定員数は計1万2217人で、今回の5656人は小さな町村の人口に相当しますので、その経済効果は計り知れないものがあり、地元商店街では大きな期待を寄せています。

一般的に、寄港地から観光地への移動は「1時間半以内」が目安だそうで、宮古盛岡横断道路の開通で盛岡市への立ち寄りも可能になりましたから、「今年行くべき世界の旅先」第2位の街も手薬煉を引いて待っていると思います。岩手県と宮古市がコロナ禍前、海外向けのポートセールスに力を入れていたことが、時間差で効いているとのことです。

慣用句「寄らば大樹の陰」を思い浮かべながら「住めば都」→「住まば宮古」→「寄らば宮古」と発想が飛び、我が国のコロナ禍の始まりがクルーズ船だったことを思い出しました。

コメント (2)