山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

最後まで平和求めて置いたペン

2023-03-16 09:49:09 | 時事川柳

 戦後の日本を代表する文学者で、戦後民主主義を足場に平和、護憲、反核を訴えたノーベル文学賞作家の大江健三郎さんが、3日午前3時過ぎに88歳で亡くなられました。

 大江さんの評伝について紙面の多くを割いておりましたが、その中で着目したのが「悲劇や暴力に覆われた世界にうむことなく言葉を紡げば、やがて地平が開ける―。そんな願いを込めて、晩年まで執筆と行動を続けたのではないか。大江さんの闘いは現代への問いかけとなって残された」です。

 さらに「文学活動と並行して大江さんが力を入れたのが、『9条の会』などで平和を訴える活動だ。故安倍晋三元首相らが掲げた憲法改正や『戦後レジームからの脱却』に対して警鐘を鳴らし続けた」とありましたので、「ペンは剣よりも強し」をイメージしながら詠んだものです。

 大江さんの作品では「遅れてきた青年」を読んだ記憶はありますが内容は覚えておりませんし、他の作品は読んでおらず評伝についてもほとんど知らなかった私は、「遅れてきた老人です」

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