WBC日本代表の大谷翔平選手と佐々木朗希選手を輩出した岩手県民の誇らしい気持ちを詠みました。
岩手県のホームページに次のような説明があります。
黄金は、豊かさの象徴。そして 変わらぬ価値、信頼の象徴。
イメージコピー「黄金の國、いわて。」は、平泉をはじめとした岩手の誇る歴史や文化、すばらしい自然、高品質で安全・安心な農林水産物、各地で伝承される伝統芸能や伝統工芸、実直で勤勉な人材など、岩手全体の豊かさと信頼を表現したもので、サブコピーは「マルコ・ポーロや西行法師、松尾芭蕉が憧れた理想郷。」です。
マルコ・ポーロがジパングを「日出ずる国」と呼んだものと勘違いからの下五ですが、中国の歴史書「随書」の「日出ずるところの国」が由来のようです。
投句した5日(土)の紙面には、中日との壮行試合に先発した佐々木朗希投手が165キロをマークし、大谷翔平投手の日本選手最速に並んだことと、アメリカからチャーター機で帰国した大谷翔平選手の練習の様子が載り、その後打者大谷翔平選手は打撃練習で柵越えを連発し、6日の阪神との試合では2本のホームランを放ちました。
2人の変わらぬ価値、信頼の象徴としての、黄金のごとし剛腕に期待は膨らむばかりです。
さて、昨日は絶好のスキー日和でいつもの網張温泉スキー場に出かけ、最後にてっぺんから滑り降りる前に、第三リフトの上の展望台まで歩いてみました。
写真中央の秋田駒ケ岳を挟んで右が烏帽子岳、左の小さな三角形が鳥海山です。
写真中央の鳥海山を挟んで右が秋田駒ケ岳、左が和賀岳などの山塊です。
写真中央奥のやや右が早池峰山です。
写真中央奥が岩手山の山頂部です。
八幡平方面の山並みはここまで来なければ見られません。
営業終了の3月26日までまだ滑る機会はありそうですが、これらの山を見たら山歩きが出来る雪解けも待ち遠しくなりました。
なるほどと思いました。いいコピーですね。國が旧字を使っているところがいいですね。
過去に岩手で黄金文化が栄えたのは紛れもない事実ですから、文句も出ないでしょう。
そして今は、豪腕いずる國なのですね。ここでの國はちょっと解釈が難しいですが、県と言わず國と言ったところで旧字が似合いますね。
何とも他の都道府県からしたら、羨ましいことでしょう。
固いことを言うと「ごとし」の連体形は「ごとき」なので、「ごとし」は「豪腕いずる國」を修飾するのではなく、主語が「豪腕いずる國」で述語が「黄金のごとし」で、全体が倒置法となっている形態です。
従ってこの川柳は「黄金のごとし」で切るのが正解かと思いますが、いかがでしょう。
さて、3月6日は絶好のスキー日和だったようですね。
スキー場トップから、さらに展望台まで上がられた価値がありましたね。
この景色を観ると、いい意味で胸が騒ぎます。
いよいよ春山シーズンに突入ですね。
問題は「ごとし」で、投句したあと「ごとき」のほうがしっくりするような気がしていました。「黄金のような剛腕」ということを言いたかった次第です。
shuさんのように、連体形、修飾、主語、述語、倒置法と理論的に考えることなく、なんとなく文字を並べていました。理系だけではなく文系にも造詣が深いshuさんの御指摘、勉強になりました。