山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

牛が吐くメタンにげっぷする地球

2024-05-09 09:39:34 | 時事川柳

神奈川県は地球温暖化対策として、地元産の海藻を牛に与え、げっぷに含まれるメタンガスの抑制効果を検証する取り組みに着手しました。近年海藻を飼料に混ぜると温室効果をもたらすメタンの生成が抑えられるという研究が進展しており、ノリの加工時に出る残りかすや、ワカメの切れ端など未利用部分を活用できないか「一石二鳥」の道を探っているそうです。

メタンを含むガスは牛などの反すう動物の消化過程でつくられ、メタンは二酸化炭素の25倍の温室効果があり、2121年度の農林水産分野の排出量で家畜のげっぷなどが3割以上を占めたそうです。

これまでの研究で有効な物質の種類が特定されており、今後はノリやワカメを含めどの海藻がメタン抑制効果が高いのか調べ、県内で確保できる海藻の種類や量も確認しながら、どういった形状で餌に混ぜればよく食べるのか調査を進めるそうです。

牛のげっぷに関する話題(入選句はこちら)は前にもありましたが、海藻を与えることは今回が初めてでした。海藻を混ぜた句も出しましたが、食べられたのは地球温暖化に苦しむ地球に焦点を当てた句でした。


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2 コメント

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地球がげっぷ (shu)
2024-05-10 08:18:38
この入選句では地球がげっぷするという、擬人法的表現が面白かったです。
実際にげっぷするのは牛ですが、牛がげっぷすると詠まれなかったのが名人の技ですね。

げっぷは月賦に繋がります。
月々に溜まる温暖化のローンは、総額いくらになるのでしょうか。
世界で飼われている牛の数は10億頭になるそうで、世界の温室効果ガスの4%が、牛のゲップによるものだそうです。
ですから牛のげっぷを減らすことは、温暖化防止に大きな効果があるそうです。
Unknown (山歩き)
2024-05-10 08:40:32
shuさんこんにちは。コメントありがとうございます。名人とは、嬉しいやらくすぐったいやら、でも嬉しいです。
月賦に発想が飛び計算されたとは、日頃感じている研究熱心な学者肌を垣間見ました。

私はなぜ神奈川県なのだろうと思いました。酪農や畜産が盛んで牛がたくさんいるとも、水産業が盛んで海藻がたくさん採れるとも思えません(個人の感想)
北海道や我が岩手県なら、なるほどと思うのも個人の感想です。

人間の都合(牛乳と牛肉)で飼育され、げっぷまで管理され可哀想な気もします。と言いながら牛乳や乳製品、時々牛肉も頂いております。

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