5月20日(木)に晴天との天気予報に誘われて、ツツジの見ごろにはまだ早いのですが、 五葉山(1341.3m)に登りました。
大船渡市と釜石市にまたがる赤坂峠から歩き始めたのが9時57分、ツツジは五分咲きと言ったところでしょうか、この先は期待出来ません。
歩き易い登山道の両側にちらほらと。
場所によっては綺麗に咲いています。
ここはただいま準備中です。
レンゲツツジとヤマツツジの見分け方を熟知しておらず、下山するまで悩みながら歩きま
したが、レンゲツツジの葉はシワシワだという特徴からヤマツツジと思われます。
帰宅してから2020年6月3日に鞍掛山で撮影したレンゲツツジの写真を見たら、花の付き方も全く違いました。
ほかに咲いていた花は
フデリンドウ
チゴユリ
キジムシロ
時々ヤマツツジも見かけました。
歩き易い登山道が続きます。
南側に展望が開けた場所にたどり着きました。
手前には鷹生(たこう)ダム、遠くには室根山(895.4m)が見えます。
大船渡湾とそれに続く太平洋も見えましたが、写真(中央の奥)ではよく分かりません。
ミヤマスミレが所々に咲いていました。
畳石という大きな石がある4合目で小休止、座ったのは左の畳ではなく右の椅子でした。
登山道はここから少し急になります。
オオバキスミレに励まされます。
ヒメイチゲにしては葉が広いなと思いましたが、帰宅してから調べたら
エゾイチゲ、別名ヒロバヒメイチゲと分かり納得しました。
オオカメノキを見ながら進むとシャクナゲの葉が目立つようになりました。
そして12時18分9合目の山小屋に到着、その名も最近新装なった『石楠花荘』です。
小屋の外の広場でお握りとカップヌードルで腹ごしらえして小休止、40分ほど滞在し山頂を目指しますが青空が見えません。
空が暗くなってきました。このような平坦なところを歩きます。
山頂には13時22分到着しましたが、展望は全く得られませんのでそそくさと下山することにしました。
少し歩いたら大船渡湾が見え、青空も出てきました。
振り返ると・・・・・
シャクナゲの大群落、開花したら見事だと思います、今年こそ観に来なくてはと思いながら
下山します。
下山途中も花が気になります。
ミヤマスミレ
ヤマツツジ
開花前で分かりませんでしたが、帰宅してから調べオノエランと判断しました。
ニガイチゴ
15時51分無事下山しました、駐車場を挟んで相対するこの斜面も開花準備中です。
90kmほど先の自宅に向けて走り出したところで警察のパトカーとすれ違い、さらに進む
と車道を走り回るサルを目撃と緊張感一杯で運転を続けましたが、自宅が近づくほどに頭
の中はビールで満たされていきました。
2016年と2018年の歩行時間と比べて遜色がなく、膝などに後遺症がないのは
トレーニングの成果かなと思っておりまして、次の山行が楽しみになりました。
五葉山は名前に聞き覚えがおりましたが、どこにあるのかは知らない山でした。
地図で位置を確認すると、北上山地の南側にあり、周辺では断トツの高さですね。
登り始めの赤坂峠の標高が712mなので、600mあまりの登山で、登りごたえもあったのではないでしょうか。
また、山頂付近に立派な山小屋もあり、人気の山なのですね。
付近にいい山がたくさんあり、うらやましい限りです。
今後も御地のいい山を是非ともご紹介くださいませ。
五葉山の説明を手抜きした分、お手を煩わせてしまい申し訳ありません。
90km車を走らせ、600mの標高差で歩行距離が8㎞、私の日帰り登山には丁度いい山で、これ以上遠くて標高差があればかなりしんどいです。
岩手山や鳥海山は標高差も歩行距離も倍以上ですので、山頂付近の山小屋に泊まることにしていますが、コロナ禍が収まるまでは控えるつもりです。
山小屋から十数歩のところに冷たい水が湧いていますのでビールを冷やしても良し、快適な山小屋泊が出来ると思います。20年以上前に登った時、そうめんを煮て湧き水で冷やして食べている方を見かけ、羨ましく思ったことを思い出しました。
はい、岩手県は山ばかりですから、恵まれた環境だと思います、これまで7月になると沢山の花を求めて早池峰山、秋田駒ケ岳に行きたくなって、五葉山のシャクナゲをまだ観たことがありませんでしたので、今年は実現させたいですし、初めての山にも無理のない範囲で登って紹介できればと思います。