非正規労働者と正社員の待遇格差を巡り、退職金やボーナス(賞与)を支払わないことの是非が争われた2件の訴訟の上告審で、最高裁判所第3小法廷は13日、「各企業などにおける賞与、退職金の性質や支給目的を踏まえて検討すべきだ」と判断しました。
雇用環境次第では正社員との「不合理な格差」と判断されることはあり得るとする一方、経営者側の裁量を幅広く認めた形で、格差解消に向けた道筋が示されず2千万人余りに上る非正規の不安定な立場は残されたままです。
この問題は多くの紙面を割いて報じられていますが、句作りに活かされた部分を紹介します。
・「政府が進める働き方改革に、どうして裁判所がブレーキをかけるのか理解できない」。賞与の支払いを求めていた大阪医科大の元アルバイト職員の女性は、判決後に記者会見し憤った。
・「同一労働同一賃金」を掲げ格差是正を進める国の背策と逆行するような司法判断に、原告や支援者は「司法に見捨てられた」と肩を落とした。
昨日は入選率を5割と申し上げましたが、今日の入選で6割となりました。
まさに破竹の勢いですね。おめでとうございます。
さて、「同一労働同一賃金」の改正法が施行され、正社員と非正規社員との不合理な待遇格差が禁じられました。
二つの裁判では、格差が不合理といえるかが争点でした。
解説には書かれていませんでしたが、二つの裁判に続いて、昨日日本郵便についての最高裁判決が下されたのはご存知の通りです。
日本郵便では、正社員と非正規社員とが同じ職務を同じ勤務表の下で行っていたにも拘らず、待遇が違いました。
本来は、法律が改正された時点で、非正規社員を正規社員に組み入れるべきだったと思います。
多くの民間企業が、法律が改正された時点で対応できたことが、日本郵便でできなかったのはなぜなのでしょうか。不思議です。
盆と正月に加え、クリスマスまでやって来たような出来過ぎの出来秋、うつつをぬかしていたら今日の紙面から日本郵便の件は見逃しておりました。
また待遇格差か、今日載ったから別のネタを探そう、こんな感じでしたので、今改めて読んでみましたが、Shuさんの考察と疑問に付いていくことの出来ない自分がおりました。
この件を五七五の17音に収めることは難しそうですが、最高裁の判決に格差が生じた、このような内容でなら詠めそうだなと思いました。
最高裁小法廷で格差見せ
非正規に格差をつけた最高裁
手当とは格差の賞与退職金
結局は本質ではなく上辺だけを読んで、上辺を詠んでいるだけの五七五ですね。お粗末でした。