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自らの働き方に聴診器

2023-09-21 10:36:26 | 時事川柳

 

2024年4月から勤務医の時間外労働は年960時間に規制されます。

救急車の年間受け入れ数が約8千台に登る盛岡市の県立中央病院では医師の時間外労働を抑制するため、18年度から働き方改革を本格化させてきたそうです。

特定の医師が決まった患者を担当する主治医制から、複数の医師でチームを組み診療に当たる体制への移行。症状が安定した患者は、かかりつけ医に「逆紹介」するなどの地域連携の推進など。

21年時点で勤務時間が年1860時間を超す水準の医師がいる診療科が八つあったが、22年はゼロに改善したのは、それらの取り組みによるものです。

1860時間は35年度末までの地域医療を担う病院の特例的な上限です。

医師不足の岩手県には、この働き方改革による懸念もあるとも記事にありました。

県立中央病院同様に大規模な岩手医科大学付属病院が、県立病院などに日中の診療応援で派遣している医師は月延べ約3千人に上り、県立病院の医師が休めるように宿直も引き受けているそうです。

このようにして地域医療を支えている岩手医科大学附属病院も働き方改革を進めており、働く時間を制限すると医師の派遣が出来なくなる恐れがあるというのです。

この先お世話になる機会が増えそうな医者様には、医者の不養生にならないよう願います。

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