山歩き

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官軍が御旗隠して沖縄戦

2018-09-17 10:03:21 | 時事川柳

沖縄県の翁長雄志知事の急死に伴う知事選が、13日に告示され新人4人が届け出ましたが、米軍普天間飛行場の辺野古移設を争点に、安倍政権が支援する移設推進派の候補と、野党が推す反対派の候補が激突する事実上の一騎打ちの構図です。

政権側は「争点外し」をもくろみ、候補者には辺野古の『へ』の字も言わせないと断言し、反対派は翁長知事の弔い合戦に持ち込み、推進派への批判を強めて勢力の結集を図ろうとしています。

同じ紙面の論説の中に『翁長氏が移設推進派の現職を大差で破った4年前の知事選で、政権は「負けても官軍」の姿勢を堅持。その民意を顧みず、辺野古移設の取り組みを加速させてきた。』とありましたので、『官軍』に食いつきました。

沖縄を守る少数の軍勢に大勢の官軍が、錦の御旗を掲げて攻め入る様子が浮かびましたが、字余りにならないように『錦の』は省略。

いま、電子辞書で『錦の御旗』を確認したら

①  「日月を金銀で刺繍し、または描いた赤字の錦の旗。鎌倉時代頃から、朝敵討伐の際、官軍の標章として用いられた。」

②  (比喩的に)他に対しての自己の行為・主張などを権威づけるためのもの。

とあります。

争点外しを揶揄してなんとなく覚えていた②の意味合いを意識して句を作ったのですが、①に『官軍』とあったので思わずニンマリ。

負けても官軍と宣う官軍が勝てばどうなるか、背中に突っ支い棒が必要なほどふんぞり返る様子が浮かんできます。

明日は良い天気になりそうなので、紅葉が始まった八幡平を歩いてくる予定です。

 

 

 

 

 

 

 

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