笠ヶ岳に登りました 最終回

三日目、最終日です。今朝も晴天を期待していたのですが、山小屋付近は深いガスに覆われていました。おまけに小雨まで降ってきて、雨具を着ての出発になりました。
（山頂も見えません）
今日は、笠新道を降りる予定です。笠新道は急登で有名な登山道で、今回は下りに利用することにしました。そんなことで前日から、膝がもってくれるかな？途中で足が痙攣したらどうしよう？と不安でいっぱいでした。
（雲が流れる稜線）
天気のはっきりしない中、笠新道分岐をめざします。早い時間帯に下から登ってきたという若者に会いました。聞けば日帰り登山をするそうで、そのパワーにびっくりしました。最近は山を走るトレランなるものが流行っているそうですが、怪我をしないようにしてくださいね。私は、「ぼちぼちいこか」スタイルで歩きつづけます。
（稜線上の私）
今日も景色は期待できませんが、高山植物が癒してくれます。ほんとうに今回の山旅はお花に恵まれた旅です。昔は、あまり気にもしなかったお花ですが、歳とともに関心を持つようになるんですね。（花の名前も覚えなくちゃ。）
（ハクサンフウロ？）
（ハクサンフウロ？）
（アカバナシモツケソウ）
（ニッコウキスゲ）
（アカバナシモツケソウ）
（ソバナ？）
（ササユリ）
岩のゴロゴロした急坂と、雨が降ってきたりで、笠新道の写真はありません。（余裕がありませんでした。）ところが、２千メートルあたりの展望がきく所まで下りてきた時、一瞬雲が切れて、なんと槍ヶ岳が姿を見せてくれたのです。山の神様の、がんばったことに対するご褒美ですかね。
（槍が見えた）
（穂先のアップ）
（穂高も見えた）
そのあとは、また雨が降り出し、やっとの思いで笠新道登山口にたどりつくことができました。ここまで来ればもう安心、最後に１時間ほど林道をだらだらと歩けば、スタート地点の新穂高に到着です。お疲れ様でした。