先日のタチウオ釣りでの話…、
「なあ、お兄ちゃん、今日は釣れへんな~、アタリもないわ」
「そう?、さっきちょっとやってみたけどアタリはあるで、底から10m~15m位であたって、20mでドン!やろ」
「そうか~、誘いは?どうやってんの?」
「あんまり誘ってへんで、巻き上げもゆっくりした方がええわ」
「ほんならやってみるわ」
しばらくして、
「なあ、兄ちゃん! ひとつもアタらんわ~、他の人は釣ってんのか?」
「釣ってる人は釣ってるで、ええ人は10本超えてるで」
「へ~、何が違うんやろな~、やっぱり後ろの席の方が良かったんかな?」
「竿頭はおっちゃんの左舷側の人やで、だからテンヤの位置は水中で3mほど隣にあるだけやわ」
「・・・・」
「あのな、おっちゃんが座ってるのは舳から5番目やんか、ここはおっちゃんもわかるように船が上下するやろ、
目に見えるだけで2m位は上下してるわ、そんな場所でロッドホルダーに竿を固定してたら、船と一緒にテンヤ
も上下するやんか、
おっちゃんがごはん食べる時、茶碗があっち行ったりこっち行ったりしたら食べにくいやろ、それと一緒や。
ようさん釣ってる人あの人見てみぃ、竿を手で持って船の動きを竿で調整してはるやろ、後のあの人は長い竿
で出来るだけ揺れない様にしてるやろ、船の揺れは誘いにもなるけど、誘いっ放しやったら食べる暇が無いね
ん、誘ってタチウオの興味をひいたら、そこで食べる「間」を作ったらなアカンねん、
そんな感じでやってみてな~」
「そうか…、解った、頑張ってみるわ」
「ゴメンナ~、悪いけど、この流しで終わるわな~」と船長のアナウンス。
ああ無情…、釣りとはこういうものなのである
でもおっちゃん、来年まで覚えとかなあかんで、
どんな釣りでも一緒やで、船は動いてますねん、
潮の流れや船の流れ、波の上下、いろんな事をインプットして、
自分の仕掛けが水中でどうなっているのかを想像する…、
自分のテンヤがどのタナでどんな動きをしているのか?
コマセ釣りなら、餌をつけた針が撒いたコマセの中に入るように、潮の速さやハリスの長さを計算してやる。
もちろん、コマセは魚が居る的確な深さで撒かないといけないし、タイミングもある、魚だってじっとしてはいないのだ。
「そんな水中の潮の速さなんて…」という人もいるかもしれないけど、
同じ竿で、同じ仕掛けで釣っていると、
「あれ?、さっきより何か重く感じるな?」とか「軽く感じるな?」とか、
「糸がさっきと違う方向に入りだしたな~」とか、
隣の船との距離が急に変わったり、急にオマツリし出したりとか、
とにかくいろんな「情報」で感じることが出来る。
ちょっと注意深く考えるだけで誰にでも出来る事なのだけどね。
とにかく、釣れている人が居るのに釣れないのには理由があるわけで、
それが「釣り座」のせいだと決めつける前にやるべきことは一杯あるのだ。
ただ、コマセ釣りの乗合船の場合、潮の流れで他人のコマセも流れてくる「潮下」は絶対有利だが、
風も潮も自由きままに向きを変えるので、一日中ずっと潮下で釣り続けることはほとんど無理だと思うし、
自分だけがずっと条件のいい釣り座に座りたいなら「仕立て船」に乗らなきゃいけないのだが、
一人で仕立て船に乗ると、コマセの量が少なくて、近くの乗合船でドバドバやられたら勝ち目はないだろう。
ま、言いたいのは、釣り座を重視し過ぎるよりも、自分の仕掛けが水中でどうなっているのか、
これをイメージして、色々やってみる方がまちがいないだろうって事。
どんな釣りでも同じだと思う、
釣りの最中、なんでやろ?と思う事が一番大事な事やろね、
たいていの場合、船長になんでやろ?て聞いたら原因を教えてくれると思う、
たぶん、皆が釣っている時に釣れない人が居ると、いちばんイライラしてるのは船長だから…。
「なあ、お兄ちゃん、今日は釣れへんな~、アタリもないわ」
「そう?、さっきちょっとやってみたけどアタリはあるで、底から10m~15m位であたって、20mでドン!やろ」
「そうか~、誘いは?どうやってんの?」
「あんまり誘ってへんで、巻き上げもゆっくりした方がええわ」
「ほんならやってみるわ」
しばらくして、
「なあ、兄ちゃん! ひとつもアタらんわ~、他の人は釣ってんのか?」
「釣ってる人は釣ってるで、ええ人は10本超えてるで」
「へ~、何が違うんやろな~、やっぱり後ろの席の方が良かったんかな?」
「竿頭はおっちゃんの左舷側の人やで、だからテンヤの位置は水中で3mほど隣にあるだけやわ」
「・・・・」
「あのな、おっちゃんが座ってるのは舳から5番目やんか、ここはおっちゃんもわかるように船が上下するやろ、
目に見えるだけで2m位は上下してるわ、そんな場所でロッドホルダーに竿を固定してたら、船と一緒にテンヤ
も上下するやんか、
おっちゃんがごはん食べる時、茶碗があっち行ったりこっち行ったりしたら食べにくいやろ、それと一緒や。
ようさん釣ってる人あの人見てみぃ、竿を手で持って船の動きを竿で調整してはるやろ、後のあの人は長い竿
で出来るだけ揺れない様にしてるやろ、船の揺れは誘いにもなるけど、誘いっ放しやったら食べる暇が無いね
ん、誘ってタチウオの興味をひいたら、そこで食べる「間」を作ったらなアカンねん、
そんな感じでやってみてな~」
「そうか…、解った、頑張ってみるわ」
「ゴメンナ~、悪いけど、この流しで終わるわな~」と船長のアナウンス。
ああ無情…、釣りとはこういうものなのである
でもおっちゃん、来年まで覚えとかなあかんで、
どんな釣りでも一緒やで、船は動いてますねん、
潮の流れや船の流れ、波の上下、いろんな事をインプットして、
自分の仕掛けが水中でどうなっているのかを想像する…、
自分のテンヤがどのタナでどんな動きをしているのか?
コマセ釣りなら、餌をつけた針が撒いたコマセの中に入るように、潮の速さやハリスの長さを計算してやる。
もちろん、コマセは魚が居る的確な深さで撒かないといけないし、タイミングもある、魚だってじっとしてはいないのだ。
「そんな水中の潮の速さなんて…」という人もいるかもしれないけど、
同じ竿で、同じ仕掛けで釣っていると、
「あれ?、さっきより何か重く感じるな?」とか「軽く感じるな?」とか、
「糸がさっきと違う方向に入りだしたな~」とか、
隣の船との距離が急に変わったり、急にオマツリし出したりとか、
とにかくいろんな「情報」で感じることが出来る。
ちょっと注意深く考えるだけで誰にでも出来る事なのだけどね。
とにかく、釣れている人が居るのに釣れないのには理由があるわけで、
それが「釣り座」のせいだと決めつける前にやるべきことは一杯あるのだ。
ただ、コマセ釣りの乗合船の場合、潮の流れで他人のコマセも流れてくる「潮下」は絶対有利だが、
風も潮も自由きままに向きを変えるので、一日中ずっと潮下で釣り続けることはほとんど無理だと思うし、
自分だけがずっと条件のいい釣り座に座りたいなら「仕立て船」に乗らなきゃいけないのだが、
一人で仕立て船に乗ると、コマセの量が少なくて、近くの乗合船でドバドバやられたら勝ち目はないだろう。
ま、言いたいのは、釣り座を重視し過ぎるよりも、自分の仕掛けが水中でどうなっているのか、
これをイメージして、色々やってみる方がまちがいないだろうって事。
どんな釣りでも同じだと思う、
釣りの最中、なんでやろ?と思う事が一番大事な事やろね、
たいていの場合、船長になんでやろ?て聞いたら原因を教えてくれると思う、
たぶん、皆が釣っている時に釣れない人が居ると、いちばんイライラしてるのは船長だから…。
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