どもっ! k-5610っす。

旧ブログ(釣って釣られて)

釣り好きオヤジが言いたい放題、独断と偏見で綴るひとり言でごぜーます。

夏のお酒

2011-08-20 04:49:25 | ひとりごと
ほんの少し前までは、「ぷは~っ、夏はやっぱりビールやで♪」と、


鳥のから揚げなんかでビールをガンガン飲んでいた…。


それがほんの2~3年前頃から、


「きりっと冷えた日本酒(おいしいの限定)がいいね」なんてちょっと大人な事が言えるようになり、


以来、夏には「夏のお酒」を探すようになった。


口コミだったり、ネットで調べたり…。


幾度となく失敗し、高い買い物を強いられた事もあり、最近では信用できる酒屋さんで買うようにしている。


最近、よく利用させてもらっているのが、東大阪市の酒屋さん。


(お店に断りをしていないのと、一気にお客さんが増えて売り切れになると困るので今はまだ内緒…。)


ここには地下に酒蔵があり、行きとどいた環境の中でお酒が保存されている。


当然、店主もお酒にはこだわりのある方で、色々と親切に教えてくれるのだ…。


で、そんな店主が「美味しい生酒が今日入ったけど…」とぽつり。


一升瓶が数本、4合瓶が数本しか入荷しなかったようで、まぎれも無く「希少品」。


「じゃあ一升瓶を!」と言いたいところだが、


生酒は冷蔵保存が必須、一升瓶を寝かせて冷やすとよくないので、ここはあえて割高だが4合瓶を購入。


すぐにでも飲みたい気持ちをぐっとこらえ、おいしい肴を探しに近所の魚屋へ…。


でも、こんな時に限ってうまそうな魚が見当たらず、


夏の定番、ハモでさえもなんだかくたびれたようなのしか残っていなかった…。


「今日でなくてもいいか…」


そう思ったものの、夕食の時間が近づき、枝豆をつまみに缶ビールを1本。


おかずをあてにもう1本。


もう駄目…、いけないとは思いながらも、冷蔵庫の野菜室の奥深くにしまった「彼女」を引っ張り出した。





そうそう、話はそれるが、オイラにとって吟醸酒は「女性」なのだ。


なんのこっちゃ?と思われるだろうが、吟醸酒や大吟醸のお酒は、優しく、ていねいに接しないと応えてくれない。


お酒に合った肴を探し、いいタイミングで、ゆったり、しっとりと飲むお酒…。


薄手のグラスに、「うっすらと汗をかいた瓶から酒を注ぐ感じ」が特に女性的だと思うのだ。


他にも女性を感じるところは多々あるのだけど、書きだすとキリが無いので止めておく。(笑)




そんな事で、無理やり引っ張り出された「彼女」ではあったが、


まんざらでもない様子で、うっすらと汗をかいてきた。




身にまっとったラベルには、いかにも涼しそうに書かれた「風」の文字が…。


肩からは「夏吟醸酒」との添え書きまであって、「夏に飲まないつ飲むねん!」という装いになっている。


裏を見れば彼女の素性はすべて書かれているのだが、ここはあえて見た目だけを信用しグラスに注ぐ。




見た目通り、色白でサッパリした感じのお嬢さんで、パッと見は好きなタイプ…。


口にすると、わずかにメロンの香りが鼻をくすぐり、口当たりもなかなか良い感じ。


舌の上でころがし感触を確かめる…。(きゃ~、いやらし~ぃ)


ほんの少し、かすかに見せるエグミが彼女の気の強さなのか?


それでもそれ以上に、涼やかな軽さが全体に広がってゆく。


「これはうんまい!」と嫁さんにも一口勧めたが、「うん、おいしいね」とそっけない。


あれれ、やきもちですか…?



今度は、裏の履歴書を見ながらもう1杯。




出身は滋賀の堅田、浪乃音酒造。 う~ん、それでちょっと色っぽい感じだったのか、と妙に納得。(わかる人だけでいいです)


山田錦を50%まで磨き、日本酒度は±0、酸度は1.4、といかにも箱入りのおとなしいお嬢さん。


履歴書の真ん中には生娘の証しである「」の烙印が…。


口の中で弄びながら、どんどん飲んでしまいそうだったが、ぐっとこらえてもう一度冷蔵庫に…。


2~3日経てばまた違う一面を見せてくれるだろう…。


次はおいしい肴と一緒に…。

コメントを投稿