どもっ! k-5610っす。

旧ブログ(釣って釣られて)

釣り好きオヤジが言いたい放題、独断と偏見で綴るひとり言でごぜーます。

沖一の五目 ⑤

2008-05-30 20:10:12 | 旧ブログ
じゃんじゃじゃ~ん!

最後の手段「のませセット」なのだ~!


誤解のないように断わっておきますが、

おいらは「ルアーマン」ではないのだ!

だからどんな釣り方でもいいのら…。プ・プライド?

そんなもん、はなっから ありませんがな~!


んでもって、サビキで釣ったサバを鼻掛けにして「うおりゃ!」と投げる。

タナは1m、餌のサバがひらうつのが見える。


きた、きたっ、きた! くっ、喰った~

ビシッ!っと合わせると、沖に向かって「ぎゅい~~ん!」と突っ走る。

「じ~~~、じ~~」と糸は出るばかり、竿を立て、反撃に出る。


と、なんとまあ、あっさりと寄ってくる。

「こら、お前もシイラなら飛ばんかいっ!」「根性見せんかいっ!」

いくら叱咤しても「デレ~」と素直に寄ってくる。


まあ、このサイズなら抜き上げれそうなので、いちにのさんで抜き上げた。


うひょひょ~、釣り方はどうあれ久々のシイラだわいな!

サイズも…、まあ、今日のところはこんなもんで。

ひとりで悦に入っているとYさん、「やっとやね~、写真撮ろか?」

「えっ、いいんですかい?」「こんな卑怯な獲物でも」

「ええでしょう、ルアーは無理みたいだし。」


で、パチリ!


「Yさん、次やりますか?」

「いや、僕はイサキ釣りやから…。」

「まあ、そう言わんと、よう引きまっせ~」「内緒にしますやんか」

「そう、じゃあ」「おりゃ、がつ~ん、く~、いちにのさんっ」


で、パチリ!

わかってます、内緒にしますって。

沖一の五目 ④

2008-05-30 10:48:23 | 旧ブログ
まあ、そんなにガツガツしなくても釣れる時には釣れるだろうし、

なんてったって、まだ7時半だもんね。  余裕、余裕!


風は一向に弱まる気配もなくびゅーびゅー吹いてくる。

周りのカゴ釣りの人も悪戦苦闘している。

半ばあきらめモードなのか結構のんびりして、お昼寝の方もちらほら。

ただ、内側ではルアーの釣り人が多く、こちらはお熱い。

みな黙々とルアーを引いている。


外側は高い所からなのでシイラがくるとはっきりと目視できるが

内側は風波でシイラの姿は確認できない。

おいらなんて横着だからYさんが「シイラきたよ」と教えてくれるまで

を飲んだり、おやつを食べたり、遊んでばかり。

ただし、姿を確認したらダッシュで竿を取り「ぅおりゃっ!」

「くえ!おら!喰え!」とそれはもう「必死のパッチ」ですわいな。


あまりの形相に、Yさんも隣のおじさんも、その間は仕掛けを入れずに待っていてくれている。

「なんていい人! この好意に報いるためにもなんとかせねば…。」


「どりゃ~!」と投げたでかミノーに、遂にきた~!

波の間から奴が飛び出した! たしかに竿にも「ガツッ」という感触が…。


そして奴は水しぶきとともにルアーを吹き飛ばし沖へと消えていった。

ガビ~ン、「なんじゃ~今のは、くやし~~い」

こうなったら、メタルジグじゃ!

「おりゃ!」「これでどーじゃ~っ」と投げたピンクのジグにキタ~ッ!

通り過ぎた奴が反転して喰ってきた!

あわてて反応したが …おそかった。


「これ、鉄やんけ~」って感じで「ペッ」とはなしてしまっている。

くっそー!とよそ見しながら巻いていると「ガツッ!」と重みが、

「く、喰ってる」 「あっ」でまたまた一瞬の夢と消えてしまった。


しばらくこんな事の繰り返し、なんとなくYさんの視線が冷やかになってきたように感じる。

風でよく聞こえなかったが 「へたくそ」 と言われたような気もする。

風さえなければ…。風さえなく、おいらがもう少し上手だったら…。


よ~し、こうなったらしょうがない。 最後の手段なのだ!