お散歩の際にリードを放しても心配の無いCocoちゃんですが、私が「おいで～！」っと呼んでもクンクン臭いをかぐのに一生懸命で言う事を聞かずいつも私に叱られています。そんなCocoちゃんに、２日前の東京からの生徒さんがいらっしゃった朝、また私の心臓が止まってしまうような災難がありました。
いつものようにクンクン臭いをかぎながらのCocoちゃんと私が展望台への山道を上がっていたら、山頂付近で柴犬よりも少し大きい雑種の黒い犬が見えたのです。見えたと同時にリードに繋がれていないその犬は勢いよくこちらに向かって走ってきて、それにビックリしたCocoちゃんが怖くて逃げ出したのです。一瞬の事、私の目の前を通り過ぎ、逃げるCocoちゃんを追いかける黒い犬。噛まれたりしたら大変！私も石段を駆け下りて「やめて～！」っと言いながら追いかけたのですが追いつくはずもありません。「抱っこ！抱っこ！おいで～！！」っとCocoちゃんに向かって叫びながら、２匹の犬を追いかけて石段を駆け降りたのですが、私の頭の中には噛み殺されたらどうしよう！また足を痛めたら！・・・・と身の毛が弥立つような恐怖で一杯でした。私の足では到底追いつかず、石段を降りたら広いグランド、Cocoちゃんがその犬から逃げ切れるだろうか・・・・・と悪い結末が脳裏をかすめ恐怖の数秒でした。追いかけて石段を降りる私の目の前にCocoちゃんが一生懸命石段を登ってくる姿が！「抱っこ抱っこよ！」っと私の言葉に「お母たん！たちゅけて～！」っとばかりにピョン！っと私にジャンプ！無事、Cocoちゃんを抱っこして黒い犬から守ったのでした。黒い犬も怒る私の顔に恐れをなして上から私の声に驚いて降りてきた飼い主の元に戻り、一段落。飼い主は、悪びれる様子も無くしゃーしゃーと私の前を通り過ぎたのでした。私は、一瞬の恐怖と運動不足なのに猛ダッシュで石段を下った事で心臓がバクバク、息も整える事が出来ず放心状態、その飼い主に言葉すら出せず、飼い主と黒い犬が通り過ぎた後もブルブル震えるCocoちゃんを抱きながら、今度は自分の心臓が心筋梗塞で止まるのでは・・・・っというぐらいの放心状態から歩けるまでの状態に戻るまでCocoちゃんに何事も無かった安堵の気持ちで涙、涙、涙。涙が止まりませんでした。
いつも「おいで～！」っと言っても言う事を聞かなかったCocoちゃんが、犬に追われ必死に石段を降りながら私の「抱っこ！抱っこ！」の言葉をちゃんと聞いていたのでしょうか、石段を降りる途中で「戻ろう！」っと思った事に感動しています。Cocoちゃんにとっては、いつも上り慣れている石段。Cocoちゃんを追って勢いよく降りる黒い犬が勢いあまって数段降りている間に、CocoちゃんはクルリとＵターンをして、私の方に向かって必死で登ってきたのだと思うと犬ながら「よくやった！」っと今となっては笑い話です。
２日経った今も散歩をしながら、「ワンワンちゃんだ～！抱っこ抱っこおいで！」っと今までは予期しなかった緊急の事態を想定して新たな訓練をしている次第です。（笑）
以前痛めた足もお陰様で何事も無かったので、笑い話でお話出来ますが、本当に怖かったです。人間も色々ありますが、犬もそれは同じ。
Cocoちゃんに何事も無くて本当によかったです。
また皆さんにご心配をおかけしてしまいました・・・・・。
そんなこんなで何事も無く済んだお陰で、またお散歩が楽しい春の日の今日。
今日は、青山の枝垂れ桜が満開でした。
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「皆たん、またお騒がせして本当にごめんなたい！」
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足を痛めて以来Cocoちゃんのお座りはこんなにお行儀の悪い座り方、そしてお天気だと自分の毛が反射して目が開けられない毎度の表情のCocoちゃんです。人生（？）色々ありますわ～！（笑）
