毎日がHappy気分♪

映画大好き!山が大好き!ビーズもバラも好き!!
そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆こちら あみ子◆

2023年04月01日 | 映画でハッピー♪

 今日のシネマ 

2022年 日本

俳優の名前をクリックすると詳細が見れます

 

芥川賞作家・今村夏子が2010年に発表したデビュー小説を映画化。

広島で暮らす小学5年生のあみ子。

少し風変わりな彼女は、家族を優しく見守る父と

書道教室の先生でお腹に赤ちゃんがいる母、

一緒に登下校してくれる兄、憧れの存在である同級生の男の子のり君ら、

多くの人たちに囲まれて元気に過ごしていた。

そんな彼女のあまりにも純粋で素直な行動は、

周囲の人たちを否応なく変えていく。

大森立嗣監督作などで助監督を務めてきた森井勇佑が長編監督デビューを果たし、

あみ子の無垢な視線から見える世界をオリジナルシーンを盛り込みながら鮮やかに描き出す。
                       (映画comより)

 

 

すごく苦しくて辛かった・・・

 

あみ子は 発達障がいだと思われます(っていうか間違いなくそうです)

でも、ストーリーの中で、一度もそういう言葉は出てこないし

イントロダクションにもある通り、あみ子のことを、

”少し風変わり” とか

”あまりにも純粋で素直な行動” という言葉で片付けて

 誰だって生き辛さや困難はあるんだよ

と 健常者の延長線上にいるような雰囲気にしているところがとても気になりました

 

彼らは私たちとは全く別の世界で生きています

それは私たちには到底理解できないことです

まずそれをしっかりと理解し受け止めた上で

彼らと生きていく必要があるのです

 

先日の「百花」のレビュー

「自分が育った環境や親との関係に

何かしらの引っかかりがある人だったら

もっと寄り添えたんだろうな」

・・みたいなことを書きました

今回の作品は、逆に、自閉症スペクトラムの息子を育ててきた当事者として、

いたたまれない気持ちの連続でした

 

この家族はあみ子のせいで崩壊します

一つ一つの彼女の行動に きっと嫌悪感を抱く人もいるでしょう

でも、あみ子はいつもあみ子の世界の中で考え行動しているのです

誰かを困らせようなんて これっぽっちも思っていません

だから、彼女は自分を不幸だとも思っていない

 

同じクラスに坊主頭の男の子がいます

その子だけは あみ子に普通に言いたいことを言っていました

そのシーンが泣けて泣けて仕方ありませんでした

 

これは、今村夏子さんの小説を映画化したものです

かなり原作に忠実なようですが

やはり活字からの想像と、ストレートな映像では

印象が違うかもしれないから 小説も読まなければ、と購入しました

それは読了後にまた記事にしようと思います

 

あみ子役はオーディションで選ばれた 大沢一菜

お父さんに 井浦新

お母さんに 尾野真千子

 

ちょっと批判的なことを書いたかもしれませんが、

これは あくまでも私個人の感想です

色々な想いが渦巻いて 数日経っても ずっと あみ子が離れません

 

「こちら あみ子 応答せよ 応答せよ」

 

 

 

 

 

 

2023-16

 

 

 

 

 

 

 


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8 コメント

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おはようございます! ()
2023-04-01 06:20:51
ジュリアさんのお気持ちは息子さんを育てられて
きたのでこの映画の純粋なあみ子の気持ち、
両親の気持ちがわかるのでしょう。
今の自分に感謝と思わずにいられません。
ジュリアさん、いつもありがとうございます。
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Unknown (keiko(けいこ))
2023-04-01 09:35:14
ジュリアさん、朝に拝読し、、夫と(彼女「あみ子」は、自分の世界を生きている)この部分の話をしました。
私の理解はいつも後から、、夫は分かってる。と、、言ってました。

今日も有難うございました。
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複雑… (こぶたナース)
2023-04-01 13:41:37
ジュリアさんこんにちは
こりゃまた深い内容の映画ですね
映画の落としどころが気になっちゃいます
マイノリティ全般に理解や支援が少ない日本なので
当事者やそれを取り巻く家族の負担は計り知れないですもの
そして…個々で違うということも物事を複雑にしてますね
共感に見せかけた排除とか(本人は自覚がなくほぼ気づかなかったり)
いや、ホント…難儀なんですよ(子こぶたもお仲間)
きっと…こぶたはこの映画観れないかも…とか思っちゃいました
メッセージがたくさん詰まってますね🎥ふむふむ
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◆蛍さん◆ (ジュリア)
2023-04-01 16:11:39
蛍さん こんにちは

コメント入れづらかったと思います
それなのに、一生懸命気遣ってくださって
ありがとうございます

なかなか難しい問題ですよね
経験してるからこそわかる・・
でも逆に言うと、経験してない人に
わかれ、っていう方が残酷なことなのかもしれません
私は息子から色々学びました
それが宝だと思います

蛍さん いつもありがとうございます
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◆けいこさん◆ (ジュリア)
2023-04-01 16:17:57
けいこさん こんにちは

けいこさん、そして、ご主人も・・
こんな独りよがりの映画感想に対して
一生懸命向き合っていただいて
もうそれだけで私は嬉しいです

もし息子が健常だとしたら、
私なんて右から左にスルーだったでしょう
完全に他人事だったと思います

けいこさん、優しいコメントありがとうございました
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◆こぶたナースさん◆ (ジュリア)
2023-04-01 16:24:46
こぶたナースさん こんにちは

そうでしたか・・・

私は付和雷同の人生でしたけど
次男のことで、自分で動かずにはいられない状態になりました
小さい頃は大変でしたね・・・(遠い目)
でも、ある意味、次男のおかげで
私も成長させてもらったんだと思います

今回は、全然内容知らずに観たので
ちょっとショックでした
でも、ASD関連の映画ってわかってると
尚更観てみたくて・・
そして文句の一つも言いたくなる天邪鬼の母でございます 苦笑

こぶたナースさん コメントありがとうございました
嬉しかったです
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Unknown (まかろん)
2023-04-01 20:24:48
>あみ子のことを、
>”少し風変わり” とか
>”あまりにも純粋で素直な行動” という言葉で片付けて

それは良くないですね。
発達障害の方のことは経験がないのですが
(すみません)
安易な綺麗ごとにしてはいけないと思いました。

でも、家族が崩壊する様をきちんと描いているなら、
頑張ったかなと思いました。

あみさん役の子は、じゅりあさんが感情移入するくらいだから、素晴らしい演技だったのでしょうね!

それは素晴らしいと思いました。

この映画の感想をありがとうございました🙏
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◆まかろんさん◆ (ジュリア)
2023-04-02 04:57:55
まかろんさん おはようございます

ついね・・・・
力が入っちゃうんですよね
これは映画なんだから、って割り切ればいいものを・・苦笑

書きづらいコメントを入れてくださって感謝しています
一人でもこういうマイノリティーな世界に
関心をもってもらえたってこと・・・
それだけで、もうこの映画が作られた意味があったってことですものね

あみ子役の 大沢一菜さんはオーディションで選ばれたそうですが
撮影中、本当のあみ子みたいだったようです
監督、スタッフ、大変だったようですが
みんな一菜さんの事が大好きになった、
って書いてありました

まかろんさん、優しいコメントありがとうございました
とっても嬉しかったです
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