7月30日(水)~ 8月1日(金)
富山県、立山大日連峰の奥大日岳(日本二百名山)に行ってきました
時間も経過してしまったし、簡単にパパッと・・・のはずが、
結局、あれもこれもと写真を選んでいくうちに長くなりました
興味のある方は、のぞいてみてくださいね
立山黒部アルペンルートは長野側か富山側のどちらからも入れますが
私たちは長野側の扇沢から
平日だというのに、無料のPは既に満車
仕方ないので有料Pに停めました
電気バス ~ ケーブルカー ~ ロープウェイ ~ 電気バス
と、乗り継いで室堂駅に向います
最初のバスとケーブルカーの間は、黒部ダムの放水を見ながら15分ほど歩きます
展望台経由と(階段がメッチャ大変!)展望台をパスするコースもあります
我々は展望台経由で(私は膝が心配でしたが、なんとかゆっくり歩きました)
...
そして、お昼頃室堂に到着
山は午後はガスってくるので、立山三山がぼんやりかすんでいるのは想定内
お腹が空いたので、駅構内のお店で肉まんとおやきを買ってそこら辺の岩に座って食べました
さあ、宿に向います
中国人の団体さんが賑やかでした
みくりが池もなんとなくどんより
まだ雪が残っていました
さて、立山ですが、3人で登山目的でここに来るのは4回目
私はそれプラス、オレゴンの姉妹都市交流のバス旅行で来ているので5回目です
血の池や地獄谷を見ながら雷鳥沢に続くこの道、
ダイナミックな景色がたまりませんっ!
そして、今回の宿、雷鳥荘が見えてきました
ここに泊まるのは2回目です
一ノ越山荘、立山室堂山荘にも泊まったことがあります
実は、みくりが池温泉に泊まりたかったのですが
一番人気の宿で、かなり前に計画したにもかかわらず
希望の日は取れませんでした
雷鳥荘は山小屋というには立派過ぎますが
登山者用の大部屋や二段ベッドの部屋などもあります
私たちは個室を予約しました
ここは温泉があるのが◎
そしてなにより・・・・
この眺め!!!
私たちは前回は地獄谷側の部屋でしたが、今回は立山三山側だったので
部屋からこの景色をいつも見ることができてラッキーでした
山に抱かれている感じ・・・
見飽きることがありません
温泉に入り、夕食を済ませ、外に出てみました
右側の高い山が明日登る 奥大日岳です
夕日がきれい
地獄谷の噴煙の向こうには、富山平野にかかる雲海も見えて美しかった
海外の方も多くて、ちょうど隣に居た外国人の若者に声を掛けたら
フランスから来たということでした
富士山に登るのでその練習に来たそうです
立山は2回目なんだって
日本大好きって聞いて嬉しくなりました(一応拙い英語でおしゃべり)
この日は明日のために早く休みました
翌日、朝5時前に雷鳥荘を出発
まずは雷鳥沢のキャンプ場目指して長い長い階段を下りなければなりません
私は数日前から2種類の痛み止めを飲んで
もちろんダブルストックも使いゆっくり歩きました
宿の朝食は6時からなのでお弁当に変更してもらって
キャンプ場の片隅で食べました
ちらし寿司が嬉しい
今回、登る山を決めたのは私
理由は、両側に高山植物が咲き乱れるこの道を歩きたかったから
まるでヘブンロード
しかし気を抜けないこんな箇所も
ゆっくりゆっくり
この写真、大好き!
さて・・・
以前から歩くのが遅い私ですが、
今回は膝痛のため、もっとゆっくり歩いています
この調子だと、息子まで頂上に行けなくなってしまう可能性が・・
なので 新室堂乗越を過ぎた所で別行動を取ることにしました
私は膝のことを考え、今回は最初から頂上を目指してはいませんでした
無理をしないで行けるところまで、とパパさんと約束していました
「気を付けてね! 剱は行っちゃダメだよ!
登山届に書いたルートのみね!」
と いくつかの注意点を伝えてここで別れました
あっという間に彼は進んで行きました
そして、今回の私のゴールはここに決めました
室堂乗越
行こうと思えばもう少し先まで行けた気がします
でも、下山のことを考えると無理はできません
膝への負担は下山の方がずっと大きいのですから
息子の目指す奥大日が見えています
ああ、行きたかったな
残念・・
室堂乗越でたっぷり休憩
その奥大日岳の頂上(撮影:息子)
岩ゴロゴロでけっこう狭かったそうです
称名滝の方から上がってきた登山者もけっこういたらしい
日本百名山 剱岳(撮影:息子)
存在感が半端ない
そして、彼は剱御前まで足を伸ばしたそうです
これが頂上(撮影:息子)
その頃、パパと私は 上りよりもっと速度を落として下山を始めていました
岩場や雪の下りは特に気を付けて
雷鳥沢のキャンプ場が見えました
この時期の立山は思ったよりも気温が高かったです
もちろん埼玉に比べたら湿度も低いし、朝晩は涼しいですが
日中、陽が昇るとかなり暑かった~!
そんな時は残雪を手ぬぐいで包んで首に巻くとほんと気持ち良くて・・
今までもいろんな山で雪を見つけるとこの方法をとっていました
気持ちいい~~!
さて、キャンプ場を過ぎ、最後の地獄の長い階段
雷鳥荘、到着!
お疲れ様~~!
よく頑張ってくれたよ~ 左膝ちゃん
温泉にまっしぐら! そして パパさんとまったり休んでいると
2時間半ほどして息子も無事に到着しました!
お疲れ~~!
彼もすぐに温泉に入り、部屋でのんびり・・・
連泊でしたが、夕食が初日と変わっていたのも嬉しい
昨日は控えていたアルコールで乾杯!
パパと私はゆっくり室堂乗越までの往復で約5時間
息子は7時間半の山行でした
最終日も快晴!
ブッフェスタイルの朝食を他の宿泊者と共にいただき
後ろ髪を引かれながら雷鳥荘を後にしました
初日はどんよりしていた みくりが池も湖面のブルーがきれい!
ただ、風が吹いていたのでリフレクションは見ることができませんでした
あともう一つ残念だったのは雷鳥さんに会えなかったこと・・
雷鳥荘のインスタを後から見て知ったのですが
初日の日没後、あの長い階段の途中に雷鳥の親子が居たみたい
くぅー!惜しいっ!
往きと同じように3種類の乗り物を乗り継ぎ、扇沢に戻りました
この日は金曜日だったので、無料はもちろん、有料のPもほぼ満車でした
たくさんのお花さんたちに会えました!
大好きなイワカガミちゃんもそうですが、今回、もう一つ会いたかったお花・・
それはタテヤマチングルマ
チングルマはそもそも白いお花ですが、
立山に咲くチングルマはピンク色のものがあるのです
それを探しながら歩くのも楽しかったし、見つけた時は嬉しかった~!
と いうわけで、上高地に続き 好天の中、立山を満喫しました
この山行を計画したのは今年初め・・
その時はここまでの膝痛はありませんでした
4月頃から痛みが酷くなり、いくつかの整形外科にかかりました
変形性膝関節症、4段階の「4」で末期と言われました
昔、左膝を脱臼骨折しているのでそれも色々関係しているみたいです
実は、11月に人工膝関節の手術を受けることも決まっています
が、その話はまたゆっくり別枠で
今回は、最後の北アルプスになるだろうから思い切り楽しもうと思って歩きました
酷い痛みが出なくて良かったです
既に日常生活に支障が出ていますが、なるべく薬に頼らず
手術までは 筋肉をつけるべくリハビリを頑張っています
一番好きな山域はどこ?
と 聞かれたら 私は「立山」と答えるでしょう
ここは登山だけではなく、観光でも十分楽しめる場所だし
コースの難易度も色々選べるのでまだ訪れたことがない方は是非!
過去の山行で、雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山、浄土山、龍王岳
を歩きました
今回、私は頂上は踏んでいませんが、
大日連峰にちょっとだけ足を踏み入れることができて満足です
パパさん、息子、楽しい時間をありがとう
私の今後の山歩きがどうなるかは今の段階では全くわかりませんが
(医師からは3000㍍級のハードな山は無理と言われました)
とにかく、痛みを取ることを最優先に考えたいと思っています
長い記事にお付き合いいただきありがとうございました
*おまけ*
帰りに室堂の近くで富山TVの取材を受けました
どこかで流れたのかなぁ・・・よくわからない