昨日の関東は一日中雨でした
そんな中、群馬県桐生市にある 屋敷山ミツマタ群生地 に行ってきました
ミツマタが有名な場所はけっこうありますが、
昨年、ある山ブロガーさんの記事を見て
”絶対に行きたい!” と 一年間楽しみにその時を待っていたのです
屋敷山のミツマタは見頃が他の場所よりも少し遅いようで、
例年ならば 来週あたりがいいのかもしれませんが
今年は桜を始め、全般的にお花の開花が早いので
この日しかない!と決めていたのに 生憎の雨・・・
どのお天気サイトを見ても 終日降り続く予報が出ていたので
一時は諦めたのですが、心がザワザワしっぱなし・・
やっぱり行きたい! ミツマタに会いたい!
そんな私の気持ちを察して パパが
「行ってみて雨が強ければ途中でやめてもいいじゃん」
はい、ではそうさせていただきます(切り替え早っ)
と いうことで、予定より少し遅れて出発しました
前置きが長すぎですが
今回は写真をコラージュじゃなくお見せしたいので
かなり長くなっちゃいます
それでもよかったら 是非 お付き合いくださいませ
それでは イエローパラダイスに向けて 出発進行!!
実は、貸し切りだと思っていました
この群生地はそこまで有名じゃないし、なにしろ雨が降っているので
まさか先客がいるとは驚きでした
専用の駐車場はないので、道が少し広くなった場所に車を停めます(トイレもありません)
9時20分くらいに到着した時、既に10台ほどの車が停まっていました
それから県道337号線は 車が1台やっと通れるくらい狭い道の場所があります
前から来たらどうしよう、と始終ドキドキしながらの走行でした
ここら辺は 根元山、熊鷹山などいくつかの山の登山口にもなっていますが
私たちは分岐を左へ
群生地までは30分ほど 緩やかな林道を登っていきます
パパも私もレインウェアを着込んで のんびり歩いていると
既に右側の斜面にミツマタが・・!
しばらく歩いて行くと左斜面がとんでもないことに!
全部 ミツマタです!
既にここで期待が爆発しそうでした
そして、ここから群生地に入ります
この周辺にも5台くらい車を停められる場所がありますが
私たちは今日はウォーキングも兼ねているので 往復1時間ほど歩きました
!!!
!!!!!
もうね・・・・
キャー! とか ひぇ~! とか
なにこれっ! とか うそでしょ~~! とか
すごすぎる~~~! とか
いろいろな感嘆ワードを発したような気がします
ミツマタはこれまでも見たことがありますが
ここまで群生しているのは初めて!!
いや~~ 興奮しました
いや~~~ん もう 可愛すぎる~~~~
ミツマタ(三椏)は枝が三つに分かれているのでその名があります
ジンチョウゲ科なので ほんのり甘い香りが漂い
中国語では「結香」ジェンアンと言うそうです
樹皮は和紙の原料にも。
球状になって下を向き、外側が白く、中側は黄色、
そしてその先端が4つに裂けて頭花になっています
なので、写真を撮る位置によって
白く見えたり
黄色く見えたり するのです
花とオジサン
クンクンするオバサン
雫が大好きなお兄様、お姉様へ
名残惜しいけどそろそろね・・・
赤いオジサンと黄色いオバサン
充分に満喫しました
ああ、やっぱり来てよかった・・・
って 私はずっと言いながら歩いていました
写真には写っていませんが
こんな天気でも そこそこ人が来ていました
もし晴れていたら大変な人出だったのではないかと思われます
車を置ける場所が限られているので これからいらっしゃる方はご注意ください
我々はまたあの狭い道を通るのが嫌だったので(距離は長くはないのですが)
帰りは林道三境線を通って帰りました
かなり遠回り(草木ダム経由)になりますが
こっちの道は、すれ違いができない場所はありませんでした
時間的には往路より約1時間はオーバーになります
それから・・・
実は今回もう一つ期待していたことがあったんです
根元山の根本沢コースの途中にハナネコちゃん(ハナネコノメ)
が咲いているという情報を得ていたので 是非会いたいと・・
なんと15年くらい前から会いたいと思っていて
まだ会えていない山野草の一つなんです
高山植物じゃないから、そんなのそこら辺ですぐ会えるでしょう
って 言われそうですが やっぱりお花との出会いってタイミングなんですよね
今回、雨が降っていて沢沿いの道は滑りそうで嫌だとパパに言われて諦めました
ミツマタをこれだけ満喫できたのだから これ以上の贅沢は言いません
きっとハナネコちゃんとの初対面はこの日じゃなかったんだと思います
いつかきっとその日がくると信じて・・・
そしてできるなら一緒にコチャルメルちゃん(コチャルメルソウ)も・・
なんて、また欲張ると機会を逃しちゃうかな
謙虚な気持ちを忘れずに、ね
パパさん、連れてってくれてありがとう!
そして、
みなさま、最後までお付き合いくださってありがとうございました
お茶でもどうぞ
おまけ
愛しのハナネコちゃん(左)と コチャルメルちゃん(右)
小さな小さな山の宝 いつかきっと・・・