毎日がHappy気分♪

映画大好き!山が大好き!ビーズもバラも好き!!
そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

Reading Archive 1

2024年06月25日 | 本でハッピー♪

 

映画だけじゃなくて

読んだ本の記録も残しておこう

 

 

 

『いま、目の前にいる人が大切な人』・・・坪崎美佐緒 

『海峡の光』・・・・辻仁成

『傲慢と善良』・・・・辻村深月

『島はぼくらと』・・・・辻村深月

 

*** *** ***

 

坪崎さんの本は昨年読んだので今更なんですが一応・・・

坪崎さんは ”北の菩薩” と呼ばれている方で、

FBでヤマ友さんが紹介していてすぐに購入しました

私にはとてもじゃないけれど彼女のような振る舞いはできない

でも、彼女の「人の長所を見つける」エピソードは 

自分の日頃の反省も含めてずっと心に引っかかっています

引っかかるものがあっただけでも 読んで良かったと思っています

 

辻さんの本は初めて読みました

3月に彼の個展に行ったのを機に、なんとなく読んだらすごく面白かった

 

そして、その後はずっと 辻村さんの本・・・

今もマイブームは続いているのですが

この方の本は読む順番によって面白さが変化するようで、

それを知らずに読み始めてしまったので惜しいことしたな、と。

今後は推奨されている順番に従って

しばらくは辻村ワールドに浸かりたいと思っています

 

 

 

 

 

 

 

 

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『こちらあみ子』

2023年04月27日 | 本でハッピー♪

 

今村夏子 著

 

『こちらあみ子』・・映画 が先になってしまったのですが

けっこう私には衝撃だったので、原作が気になって読みました

映画の中の台詞も、原作をほぼ変えずに使っていたりするのだけれど

映画と原作のこの空気感の違いは何?

 

やっぱり映像って容赦ないですね

活字からの想像をはるかに超える あみ子の強烈なキャラクター描写

それはあのあみ子を演じていた 大沢一菜ちゃんが凄すぎたってことなんだろうな

でも、映画と原作両方を目にしたことで

ひとまず私の中での 「あみ子」は落ち着きました

 

そしてこの本には あみ子だけではなくて

『ピクニック』『チズさん』の 二編も収められています

特に「ピクニック」は ・・・・

なんだろう、軽やかに進んでいきますが、すごい深い内容ですよ、これ・・・

二種の悪意? の話 

ボーッと読んでいるとそれに気がつかないのが怖い

この話に ”ピクニック” ってタイトルを付けること自体、

今村夏子さんの 異端な雰囲気を ひしひしと感じました

 

後からわかったのですが この「ピクニック」は

映画、「花束みたいな恋をした」で、麦と絹の間で話題になっていたのですね~

もっと早くに読んでれば 一緒に盛り上がれたのに・・残念

 

・・・って 読み終わってみれば、

なんだか「あみ子」より「ピクニック」の印象の方が

大きいような気がしてきた・・・

 

 

 

 

 

 

 

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『彼らの流儀』

2023年03月15日 | 本でハッピー♪

 

また沢木さんの本です

 

ご本人が

「コラムでもなくエッセイでもなくノンフィクションでもなく小説でもない亅

と 書いてますが

なるほど、と頷きつつ、その全てに当てはまるような感じもする、面白い本でした

「彼ら」というのは、有名無名に関係無く沢木さんが出会って印象深かった人たちのこと

その「彼ら」の人生を切り取り、33編のお話に綴られています

 

『来信』『返信』という読者からの手紙とそれに沢木さんが返事を書いた章では

小椋佳さんの名前が出てきてなんだか懐かしくなりました

私は昔 銀行員でしたが、入社が本店(当時は丸の内)だったので

社食で何度か小椋佳さんを見かけたことがあります

シンガーソングライターとして活躍しながら行員としても支店長までいき

当時、ちょっと私の自慢でもあったりしました

沢木さんは『馬車は走る』でも小掠さんについて書かれていますが 

私はそっちは読んでいないので、機会があったら手に取ってみたいと思っています

 

人生いろいろ・・・

手軽に読めるのに、一つ一つのエピソードが じんわり心に残る本でした

 

 

 

 

 

 

 

 

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『銀の森へ』『銀の街から』

2023年02月22日 | 本でハッピー♪

 

沢木耕太郎 著

 

また沢木さんの本です

これは、朝日新聞に連載されていた映画の感想というか紹介を本にまとめたもの

なので、楽しくてスラスラ読めちゃいました

 

二冊で180本の映画について書かれています

読みながら 「うん、これ観た観た!」 とか

「わ、これ面白そう!」 とか大いに反応し、

スマホのメモ機能に気になった作品を記しながら読みました

 

最近の映画ではなくて

1998年から2013年の作品なので、けっこう観終わっているものもありましたが

気になってメモしたものを、ディスカスのリストに入れようとしたら

 

「ご利用いただいたことがあります」 

 

という表示が 半分以上に出てビックリ!

つまり、タイトルを見ても、紹介文を読んでも 前に観たことを覚えていなかったってことです・・

これは けっこうショックでした

こんなに忘れているとは・・・

 

以前観た映画でも 年月を経てからでは 全く違った感想になるかもしれないから

そういう再鑑賞もいつかやってみようと思います

 

 

それにしても 沢木氏の紹介文・・・・完璧です

ネタバレを極力避けながら、興味をそそる言葉選び

映画のレビューに四苦八苦している私からすると もう神ですね

興味深かったのは、いいことばかりではなくて、辛口なものもあったこと

 

映画の感想は 人と違って当たり前

その人が今居る環境やバックグラウンドなども影響される

だから この本を読んで、拙い私の映画記事も頑張って続けようと思いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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『天路の旅人』

2023年02月08日 | 本でハッピー♪

 

ブログでお世話になっている まんぼさんが

1ヶ月ほど前に 沢木耕太郎氏のことを記事にされていました

NHKの番組に出演していた、ということだったので

すぐに見逃し配信を探して番組を視聴。

 新刊『天路の旅人』の話に釘付けになり、こりゃ絶対読みたい! と 即購入

 

読み終わってから既に時間が経ってしまいましたが

忘れないうちにしっかり記録しておかないと、と・・

 

何故、沢木氏に飛びついたかというと、

昔、『凍』というノンフィクションを読みました

それは私が尊敬するクライマー 山野井泰史、妙子夫妻による、

ヒマラヤの難峰ギャチュンカン登頂に挑戦した記録で

すごく衝撃を受けた本でした

この方のノンフィクションものを読んでいると、

丁寧な取材を重ねたことがわかるし、なによりとても読みやすいのです

『深夜特急』をドキュメンタリードラマにしたのも面白かったなぁ・・

 

 

前置きが長くなりましたが、話を『天路の旅人』に戻します

これは、第二次世界大戦末期に密偵として中国に入り、

身分を隠すために 巡礼と称して蒙古人のラマ僧になりすまし

日本が敗戦して使命が消滅しても尚、チベットからインドに向かい、

強制送還されるまで歩き続けた 西川一三の旅の記録です

 

西川本人の『秘境西域八年の潜行』という書物があるにも関わらず

あえて彼の旅を描こうと思ったのは

”西川一三の旅そのものではなく、その旅をした西川一三という希有な旅人”

に惹かれたから、と沢木氏は書いています

 

持てる全ての力、知恵、そして運・・

それらが合わさると、人間てこんなすごいことができるものなのか、と

ページをめくる度にただただ驚くばかりでした

 

沢木氏は彼に初めて会って取材をしてから

25年もの年月をかけてこの本を書き上げています

そして、本の最後には

(コロナによる)状況が好転したら、なんとしてでも、

中国の内蒙古からインドまでの旅をしてみたいと思っている」

と 記しています

近い将来 『深夜特急』の第二弾、 西川一三の足跡を追う記録が読めるかもしれませんね

 

 

西川一三の旅の軌跡

ヒマラヤ近辺では5000㍍の峠越えもしています

 

 

 

しばらく映画ばかり観て活字から離れてしまってましたが、

私の読書スイッチをひょんなことから押してくださった まんぼさんに感謝します

 

 

 

 

 

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大好きな人

2022年03月06日 | 本でハッピー♪

 

大好きな 栗原はるみさん の新しいパーソナルマガジンが創刊されました(年3回刊行)

お料理はもちろん 器やインテリアやファッションに至るまで

はるみさんのキラリと光るセンスがこの中に詰まっています

日々を丁寧に暮らす・・・努力を惜しまず挑戦を続ける

そんな生き方が大好きなんです

 

我が家にはよくはるみさんのお料理が並びます

ポットラックの時に持っていくと

絶対に喜ばれるのも はるみさんのレシピ

ページをめくる度にワクワクします

 

 

 

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『山小屋ガールの癒されない日々』

2021年03月22日 | 本でハッピー♪

吉玉サキ 著

 

チャンネル登録している山関連のYouTuberさんが紹介していたので読んでみました

登山経験が全くなかった著者が、北アルプスの山小屋で10年間働いた体験記

私も山小屋には何度か泊まったことがあるので

スタッフさんたちの大変さは なんとなくわかりますが

ある意味閉鎖された世界なので、人間関係も大変だろうな、と思いました

何かあってもヒョイと帰るわけにはいきませんものね

著者のサキさんは同じ小屋で働いていた方と結婚したそうですよ

 

北アルプスのどこの小屋なんだろう、って

読みながらヒントを探しましたがわかりませんでした

今後またどこかの小屋にお邪魔した時は、

この本を思い出してスタッフさんを見ちゃうだろうな

 

 

 

 

 

 

 

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『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』

2021年02月28日 | 本でハッピー♪

若林正恭 著

 

お笑いコンビ、オードリーの若林くんが書いた本です

読書家としても有名ですが

日頃からボキャブラリーの豊富さと、垣間見える博識を感じていました

彼の本を読むのは初めてですが、

やっぱりねー 間違いないわ、と

彼の文章にどんどん惹かれていきました

 

私は旅行記とかを読むのが好きです

行ったことない場所に連れてってもらったり

むかーし訪れた所に再訪できたり・・

 

これは若林くんの

「キューバ」「モンゴル」「アイスランド」へ

一人旅した紀行エッセイです

チョイスされた国がもう既に、いい!

そして、どこどこのレストランがいいとか

名所旧跡をダラダラ紹介するのではなく、

例えば

社会主義というシステムの中にいる人々の暮らしを見たかった

それは東京をもっと知るために対極であるキューバがよかった

とか、

モンゴルの定住しない家族とはどんななのか知るために

とか、

彼のストレス解消が「花火」で、

新年のカウントダウンで街中に無数の花火が上がるアイスランドで

それを体感してみたかった、とか・・

 

そして、彼のお父さんとの関係にも

とても心に響くものがありましたし、

本の「あとがき」に こんなに感動したのも初めてかもしれません

 

”ぼくはきっと命を『延ばしている』人間の目をしていて、

ゲバラやカストロは 命を『使っている』目をしていた” (キューバの章より)

 

いいなあ 若林くん

 

 

 

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『山登り12ヵ月』

2021年02月16日 | 本でハッピー♪

 

四角友里 著

四角さんが実際に歩いて選んだ37の山を各月ごとに紹介しています

彼女の肩書は「アウトドアスタイル・クリエーター」

そう、あの ”山スカート” を世に広めた人です

山雑誌にもよく登場するし、ウェアなどの開発などもしているので

イメージとしては 積極的でガンガン前に突き進む感じの人かなぁと思っていたら

全く違っていました

彼女の文章を読む限り とってもピュアで優しくて

そして何より驚いたのは、彼女は極度の高所恐怖症を抱えていて

それを感じ安い山は登れない、ということ

 

山を歩く人なら誰でも憧れる北アルプスの槍ヶ岳

そこに、彼女は登るためではなく、”見る” ために出かけて行きました

そんな発想が私にはなかったので、驚くと同時に

ものすごーく共鳴しました

私も怖がりで、岩場の山は心の底から楽しめないところがあるからです

 

彼女は槍ヶ岳の穂先の元で

居合わせた登山者に言われます

「え?登らないの!? 

こんなに晴れて風ひとつない日なのに

もったいない」

 

私は過去に、自分の体力のなさで頂上に立てず、

やはり小屋の同室になった方から もったいない、と言われたことがあります

でも、四角さんのとは全然違う・・・

彼女は最初からそれを求めてないのだから

 

「あの山頂に立った人にしか見ることのできない、

特別な景色があることは事実だ。

あの場所でしか味わうことができない感情もある。

けれど、もうひとつの事実として間違いなく言えるのは、

私にとっての槍ヶ岳もこの上なく美しく、喜びにあふれ、

幸福に満ちたものであるということだ。」

 

なんて潔くてなんて清々しい

山の登り方は人それぞれ

人と比べたり競うことではない、

わかっているつもりだったけれど

なんか原点に戻った気がしました

まずは 自分が楽しいって思えること

それが全て

 

 

 

 

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『アーモンド』

2021年01月30日 | 本でハッピー♪

ソン・ウォンピン 著

矢島暁子 訳

 

2020年 本屋大賞 翻訳小説部門1位

 

扁桃体=人間の情動、感情の処理と直観力、恐怖、記憶形成、

痛み、不安や緊張 について重要な役割を果たしている脳の部位

その形からアーモンドと呼ばれる

 

主人公のユンジュは生まれた時から

扁桃体(アーモンド)が小さかったために

喜怒哀楽を感じることができない

怪物なんて呼ばれてる

私たちがごく普通に感じている様々な感情・・・

それが無いって、想像できます?

 

私は、 少し解っちゃうんです

何故って・・・

うちの二男は自閉症スペクトラムの中にいて

対人希薄で想像力の欠如のため感情表現というか、

感じ方そのものが ”変” だから

そんな息子のことが少しでも理解できたら、と

この本を手に取りました

 

読み終えて、似てたり共感できる箇所もあったけど

やっぱりうちの子とは違うところが多かった

でも、ユンジュのお母さんの気持ちが 痛いほどわかったし、

ストーリーとしてもとても面白く、

なにより、扁桃体と感情の関係がわかっただけで

この本を読んだ意味があったと思います

 

脳って不思議ですよね

時々息子の頭をパカって割って

中を見てみたいと思うんです

いや、見たってわからないけど・・・

 

小説の中のユンジュはもう一人の怪物 ゴニ によって

少しずつ成長します

扁桃体が大きくなるってことではなくて

経験からいろんなことを学んでいく、という意味

経験から学ぶ・・というのは脳のどの部分の作用なんだろう

息子にもゴニみたいに刺激を与えてくれる人がいたらいいな、と

思ったりしました

 

パパさんにも読んでほしくて

無理矢理 渡しました

感想聞くのが楽しみです

 

 

 

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『霧の旗』

2020年11月29日 | 本でハッピー♪

昨日はリウマチの病院へ

痛みは増していませんが

バネ指症状が何度かあったので それを医師に伝えると

薬を減らす予定だったけど そのままにしておきましょう、とのこと

検査上、副作用は出ていないということでホッ・・・

相変わらずの長い待ち時間で、読みかけの本を完読しちゃいましたよ

それは これ

 

松本清張 著

 

私の父は松本清張が大好きで、書棚にい~~~っぱい並んでいました

なので、若い頃から私も拝借してかなりこの方の本を読みました

 

昨日、アップした映画の記事「眼には眼を」ですが、

アマゾンの映画紹介記事に気になることが書いてありました

”松本清張が「霧の旗」を執筆する際に着想を得たともいわれる作品” 

この一文が気になって気になって・・・

私、「霧の旗」って読んだことあったかしら

全く思い出せないので どうしても読みたくなって 

 

さすがに砂漠の中を歩くシーンはありませんでしたが

なるほど、そういうことか と思いました

こちらも復讐の話なのですが、

復讐される側と復習する側の関係・・というか

そうなったきっかけが似てるんですよね

「眼には眼を」 の方は 奥さんの診察を断られた

「霧の旗」 の方は 兄の弁護を断られた

そこから始まる悲劇です

 

久々の清張さん、読みやすいし面白かったです

 

 

 

 

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『旅の断片』

2020年09月01日 | 本でハッピー♪

 

若菜晃子 著

『街と山のあいだ』 が とても心地よかったので また若菜さんの本を読みました

今回は世界の街を歩いた随筆集です

 

若菜さんにはもちろんお会いしたことはありませんが

文字を辿っていると、その人となりが見えてくるような気がします

目立って人の前には立たないけれど、観察力に長けていて芯が強く、

一度決めたことはコツコツとやり遂げる努力の人(あくまでも勝手な想像です)

 

そんな彼女が世界の街角で目にした人や物、

そこから発生する一つ一つの感情が そのまま直に伝わってきました

前の本もそうだったけれど、

今回もずっと若菜さんと一緒に歩いていた気がします

 

有名な観光地を巡るのではなく、小さな町や村で暮らす人々の生活の一コマを

優しい言葉で綴ってあってほんわかします

それぞれの国の食べ物やお土産も興味深かった

 

また、植物写真家のご主人の人柄も想像でき、

なんて素敵なご夫婦なんだろうと・・・

 

若菜さんのこの本は、2020年第5回斎藤繁太賞を受賞されました

(齋藤茂太賞=前年に刊行された紀行・旅行記、旅に関するエッセイ及びノンフィクションが対象)

 

 

 

 

 

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『秋の牢獄』

2020年08月06日 | 本でハッピー♪

 

恒川光太郎 著

 

また恒川さんの小説

すっかりはまってます

タイトルになっている『秋の牢獄』の他に

『神家没落』『幻は夜に成長する』が加わった全三編

 

11月7日の水曜日 をずっと繰り返している大学生、藍の話(秋の牢獄)

他の二編もそれぞれ主人公が異世界へ入り込んで抜けられなくなる話

つまり 三編とも ある意味 ”牢獄” つながりで

今回も恒川ワールドを堪能しましたが

私はどちらかというと、前に読んだ『夜市』の方が好きかも

 

夏の夜、恒川さんの本はお薦めです

ゾクッとします(でも怖くはない)

 

 

 

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『街と山のあいだ』

2020年07月22日 | 本でハッピー♪

 

若菜晃子 著。

 

山に登る人なら誰でも知っている登山誌で15年働き、副編集長も経験した若菜さん。

彼女の山のエッセーは、読みながら風を感じ、木々の葉音が聞こえ

土を踏む感触まで感じられる。

まるで自分が今、その場所にいるかのよう。

過酷な場所に咲く小さな花に感動したり、

得意気に山の同定をするオジサンに辟易する様子まで

全部自分が経験したことがある懐かしい記憶。

 

『人生に山があってよかった』

何度も出てくるこの言葉。

心から共感できます。

 

本当はこの連休、山の計画を立てていましたがキャンセルしました。

やっぱりね、色々ね。

ビクビクしながら行くのもね。

全国の山ヤさんは、地団駄踏んでいることでしょう。

でも、来月にはきっと、どこかの山の頂に立っていたい。

 

 

 

 

 

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『無人島に生きる十六人』

2020年07月13日 | 本でハッピー♪

 

須川邦彦 著。

明治31年、日本を出航した帆船『龍睡丸』が しけに合い難破し、

翌年に乗組員16人が近くの無人島に上陸。

そこでの約3か月間の生活が描かれています。

何がすごいって、その乗組員全員が一人も欠けることなく日本に戻れたこと。

それは決して奇跡ではなく、きちんとした理由があるのです。

もし、これが現代で起こっていたら、おそらくこうはいかなかったと・・

 

普通16人いたら、その中の1人や2人、

弱音を吐いたり投げやりになったりしてチームワークを乱す者がいると思うのですが

龍睡丸の乗組員にはそんな奴はいませんでした。

”ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために”

これを、いつ戻れるかもわからないのに行動で示した結果、

全員が生きて戻れたのです。

各人が与えられた仕事をきっちりこなし、

絶望せず、明るく、知恵を絞り助け合って生きたのです。

常に冷静さを失わず、若い乗組員を統率するリーダー。

そしてその年長者を敬う若者たち。

感動しました。

すごいことです。

もっともっと世間に知ってほしい本だと思いました。

あらゆる場面で教科書になり得ます。

そして、今の私たちが忘れかけている「日本人の良さ」を思い出させてくれる本です。

 

 

 

 

 

 

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