今日のシネマ
2022年 アメリカ
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家でDVD鑑賞した映画のレビューはどんどん溜まっていますが
現在上映中の作品を観たら、なるべく早く挙げるようにしています
しかしこれは、先週、最寄りの映画館で観たものの、
あの衝撃の事件が起きた日だったので さすがに挙げられず、遅くなりました
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エルヴィス・プレスリーを描いた伝記映画は今まで何度も作られてきましたが
私は観るのは今回の作品が初めて、です
いくつかの曲はもちろん、彼の歌うスタイルも色々な場面で意識せずとも目にしてきました
・・・が、世代も少しズレているし、特にファン、ということでもない私が今回足を運んでまで観た理由は
ずばり、トム・ハンクス
母が大好きだった トム・ハンクス は、今まで善人役が多く、
”アメリカの良心” とまで言われている人です
その彼が今回演じるのは、エルヴィスを世界的ロックスターの座に押し上げた敏腕マネージャー
しかしただの敏腕ではなく、強欲で極悪非道の・・・!
”世界で最も売れたソロアーティスト” としてギネスブック認定されているエルヴィス
これはもちろん 彼の物語ではあるのですが、
彼を発掘したマネージャー トム・パーカー大佐の視点で描かれていきます
保守的な時代に、黒人と白人の音楽をミックスさせ、若者を熱狂させていく一方で
中傷の的にもなり 政治的な圧力もかけられていく
時代のカリスマになったスターの苦悩と葛藤
でも、エルヴィスは いつもファンを愛し、ファンが望む自分の姿勢を貫きました
私のように、”知っているようであまり知らなかったエルヴィス” のことを
映画を見終わった後、こんなに凄い人だったんだ、と思い知ると思います
そして、そのエルヴィスを、演じることが決まってから2年間研究し、
ほぼ全編にわたって歌とダンスを披露した オースティ・バトラー に 拍手喝采!
エルヴィスのような大スターが 何故 海外で活動していなかったのか、
その理由を知って驚きました
そこにもまた パーカー大佐の秘密が・・・
出演は ほかに リチャード・ロクスバーグ
オリビア・デヨング、リトル・リチャード、ケルビン・ハリソン・Jr. など
そして、監督は バズ・ラーマン
バトラー版エルヴィスで一通り彼の人生をなぞった後、
本物のエルヴィスの歌声が映像と共に映し出された時は
なんか 胸がキューン となっちゃいました
キング・オブ・ロックンロール のエルヴィスもいいけれど
私はゴスペルやバラードを歌う時の彼がいいなぁ
2022-39