今日のシネマ
2021年 日本
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ベストセラー作家・原田マハの小説「総理の夫 First Gentleman」を、田中圭と中谷美紀の共演で映画化。
妻が日本初の女性総理になったことで、自身も史上初のファーストジェントルマンとして
担ぎ上げられてしまった鳥類学者の夫が、政界という未知の世界で奮闘する姿を描いた。
少数野党の党首を務めている凛子と結婚10年目を迎えた鳥類学者の相馬日和は、
ある朝、凛子から「もし私が総理大臣になったら何か不都合ある?」と意味深な話を投げかけられる。
質問の意図を探ってもはぐらかされた日和は、
そのまま野鳥観察の出張に出かけ、ろくに電波の届かない孤島で10日間を過ごす。
しかし、その間に世間は激変。
凛子が史上初の女性内閣総理大臣に選出されていた。
そのことで自動的に史上初の「総理の夫」となった日和は、
微力ながらも妻の夢を全力で応援しようと心に誓うが、
予想だにしない激動の日々に巻き込まれていく。(映画comより)
観たのは6月です
今頃のレビュー・・
まだまだ溜まってますので頑張ります
『Swallow/スワロウ』 や 『息もできない』 なんかを観た後での観賞だったので
こういう軽い雰囲気のストーリーはリラックスして観ることができました(一応褒めてる)
でも、ジャケット写真↑ で想像するよりコメディ色は薄いです
日本初の女性総理大臣役に 中谷美紀
大企業の御曹司で大豪邸に住み、好きな野鳥の研究をしているピュアな夫に 田中圭
総理の夫・・というタイトル通り、
政治にほとんど関心がない日和(田中圭)の目線で描かれる場面が多いせいか、
政治的な話はかなり薄めな感じがしました
私が一番もやもやしたのは、女性総理の妊娠のくだり・・・
切迫流産しかけて入院した凛子に
真綿で首を絞めるように襲いかかる
「だから女性はダメなんだ」という空気感・・・
最後の決断は彼女自身が下したものの、
総理だろうが、誰だろうが、妊娠はリスクではない
それを受け入れる社会を私が作ってみせる!
という手本を見せてくれていたら・・・とちょっと残念に思いました
こういう映画が作られること自体、日本での女性総理の誕生は
まだまだ先なのかなぁと・・・
後半、総理辞任の会見場に日和が飛び込んで演説するシーン
・・・・・・嘘でしょ・・
って目がテンになりながらも ウルウルしちゃってる自分に
ちょっと引きました
中谷美紀・・・実はインスタをフォローしてるほどいつも気にしてる女優さん
彼女のエレガントで品のある佇まいや
ヨーロッパで優雅に暮らす様子を見ながら
溜息ついてる私です
監督は 河合勇人
同じく政界を描いた三谷幸喜の『記憶にございません』の方が私は好きかなぁ・・
2022-43