ハギ

　　　　　　　（E-P3 with Leica DG Macro-Elmarit 45/2.8）


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山家集　　上　　秋

　　　行路の草花
　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
267
　折らで行く
　袖にも露ぞ
　こぼれける
　萩の葉しげき
　野辺の細道

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西 加奈子：漁港の肉子ちゃん

　　　　　　　（E-P3 with Leica DG Macro-Elmarit 45/2.8）


2011年8月31日第1刷発行


見須子　菊子（みすじ　きくこ）が
表題になっている「漁港の肉子ちゃん」
その娘　喜久子（きくこ：11歳）　がストーリーテラーです。



筋立てはここには書けません・・・・



　宮城県石巻市がモデルになっている
とあとがきにありました。
そのあとがきの末尾：
・・・この物語をいちばん愛しているのは、私です。
　こんなに愛している作品を、私以外の誰かが読むこと、奇跡みたいなそのことを、知っていた「つもり」にならないで、私は誰かがページを繰る瞬間を、考えようと思います。
　あなたが、「漁港の肉子ちゃん」を読んでくださった、ということを、私はずっと、考えようと思います。


　そうですか
　そうですね

　ああ
　ところで
　前作の「円卓」にも三つ子の姉たちが出てきました
　こんどは三つ子のおじいさんだけど
　作者の西　加奈子さんは三つ子が好きなのかな
　あはは
　あはは

ゲンノショウコ

　　　　　　　（E-P3 with Leica DG Macro-Elmarit 45/2.8）


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山家集　　上　　秋

　　　草花路を遮ぎるといふことを
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
264
　夕露を
　払へば袖に
　たま消えて
　路分けかぬる
　小野の萩原


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西 加奈子：円卓

　　　　　　　（E-P3 with Leica DG Macro-Elmarit 45/2.8）

2011年3月5日第1刷発行
2011年5月10日第2刷発行


西 加奈子さんは1977年テヘラン生まれ
カイロ、大阪の育ち

この小説は大阪の小学校3年生渦原琴子
通称「こっこ」の物語
3年になりしばらくたってから
夏休みが明けるまでの短い時間が
描かれています。

夏の終わり
こっこと幼馴染のぽっさんの前に
寿老人がお連れになっている雄々しい鹿が
現れる場面が
秋の始まりを暗示していたりするのかな？

　ああ
　私の9歳の夏も
　こうだったかも知れないな
と
もう忘れていた昔が蘇るお話
夏の終わりの今頃に読むのが吉かもしれません
あはは
あはは


以前たまたま地下鉄で乗り合わせた大阪のおばはんが
　関東では
　肉じゃがの肉が豚肉なのが
　信じられない
　大阪では絶対牛肉ですぅ
といってましたが
この本のP.57に
　・・・・・であるが美味しい詩織の料理は、基本的にかさ高い。
　例えば肉じゃがには豚、いも、人参以外にブロッコリー、
　ゆで玉子などが入るし・・・・
と書いてある。
　詩織さん（こっこの母親）は大阪育ちではなかったのかな
なんて思うのは
実にどうでもいいことだな
あは
あは

サルスベリ

赤、白、ピンクと
花色も多様なサルスベリ（百日紅）







　　　　　　　真っ赤な花色よりこちらの方が好きでんねん


　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


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山家集　　上　　秋

　　　鹿
　　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
431
　夜もすがら
　妻恋ひかねて
　なく鹿の
　涙や野辺の
　露となるらん

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・

ノウゼンカズラ

涼しくなって
また花を付け出した
ノウゼンカズラ
漢名：凌霄花
難しくて読み書きできないや・・・
英名：Trumpet creeper
うむうむ
これは花の形とツル性植物という特徴を
よく現したいい名前です
お前が誉めるな
あはは
あはは










　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


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山家集　　上　　秋

　　　山家の霧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
427
　たちこむる
　霧の下にも
　うづもれて
　心晴れせぬ
　み山辺の里

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・

ヘクソカズラ

ヘクソカズラ
漢字名は：屁糞蔓
いくらなんでも
ひどい名前です。
お灸の跡に見立てて
（似てるとは思えませんが）
ヤイトバナとも呼ばれます。
サオトメバナ（早乙女花）という別名があるのですが
あんまり普及してません。
ヘクソカズラというン名に比べると
ぜんぜんインパクトが足りないね
あはは
あはは










　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


・

山家集　　上　　秋

　　　田家の秋の夕
　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
465
　吹き過ぐる
　風さへことに
　身にぞしむ
　山田の庵の
　秋の夕暮

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・

クマバチ

怖そうだけど怖くない
クマバチ
めったに刺さない・・・
　あ～ぁ
　うそじゃありゃせん
　ほんまじゃで　（C) by 桂枝雀






　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）

ムラサキツユクサ

ツユクサは
なぜツユクサというのかな？









　　　　　　　　　　　　　　こういう風になるから・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かも

　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


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山家集　　上　　秋

　　　人々秋の歌十首よみけるに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
296
　玉に貫く
　露はこぼれて
　武蔵野の
　草の葉むすぶ
　秋の初風

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・

クズ

同じマメ科のクズもまた
今年は花のつき方が
なんだかいつもより貧相で
なぜでしょう
なぜかしら
あは
あは










　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


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新古今和歌集　　巻第四　　秋歌上

　　　千五百番歌合に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　顕昭法師

296
　みづくきの
　をかのくず葉も
　いろづきて
　けさうらがなし
　秋のはつ風

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・

イチモンジセセリ

翅表は濃い闇褐色で
後翅に一直線に白い紋が並びます



　　　　　　　　　　紋は写真では薄い青にも見えますね

　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）

ハギ

ちらほらとしか
咲いていない
さびしいハギ








　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


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山家集　　上　　秋

　　　野萩錦に似たり
　　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
272
　今日ぞ知る
　その江に洗ふ
　唐錦
　萩咲く野辺に
　有りけるものを

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・

ハマボウ

猛暑の頃には
あまりの暑さに
敬遠していた浜辺を
久方ぶりに歩いてみると
もう盛りを過ぎていたハマボウ・・・・

今はもう
ちらほらと咲き残っているだけです。











　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


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山家集　　上　　秋

　　　露を
　　　　　　　　　　　　　西行法師
294
　おほかたの
　露には何の
　なるならん
　袂に置くは
　涙なりけり

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カモメが飛ぶ

こういう記事がありました：

　１９７０年代のベストセラー小説
　「かもめのジョナサン」で知られる米作家
　リチャード・バックさん（７６）が８月３１日
　米西海岸ワシントン州で
　小型飛行機を操縦中に墜落事故を起こし
　大けがを負った。


命に別状はないようで
よかた
よかた


この本読んだことがあるけれど
読むよいうより眺める絵本に近かったような覚えがありますが
そうですねぇ
40年くらい前でした
随分昔の本だなあ・・・・
あは
あは










　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


このカモメ
絶対名前はジョナサンではないでしょう
絶対ということは絶対にないかも知れませんが・・・・・
あはは
あはは

アガパンサス

　　　　　　　　　　　　　　白花はもう終わりかな・・・

　　　　　　　　　　　（E-M5 with MZD 12-50/3.5-6.3）


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山家集　　上　　秋

　　　秋歌中に
　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
292
　なにとなく
　もの悲しくぞ
　見えわたる
　鳥羽田（とばた）の面（おも）の
　秋の夕暮

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