晩秋の実り(2)

ヤブラン（藪蘭）=【Liriope platyphylla】

これも名古屋の徳川美術館で。



枯れ行く野辺のきりぎりすを
　　　　　　　　　　　　　　　　　　中務卿具平親王

秋風にしをるる野辺の花よりも
蟲の音いたくかれにけるかな

ポーランド

ポーランド投資庁のＷさんと
半年振りに。

今回の来日ミッションも超多忙のご様子。



トルンのコペルニクス大学で
正規で7年かかる修復学を専攻していた娘さんが
今年でようやくご卒業
おめでとうございます。

前首相のベルカさんが
たまたま
赤坂のホテルでご同宿。
こちらは
ＯＥＣＤ事務総長の選挙運動キャンペーンだそうです。

晩秋の花(15)ー小雪

今日は二十四節気のうち小雪です。

ツワブキ（石蕗）=【Ｆａｒｆｕｇｉｕｍ　ｊａｐｏｎｉｃｕｍ】

これも名古屋の徳川美術館で。



　　　　　　　　　　　　　　　　　伊勢

あひにあひて
物思ふころの我が袖にやどる月さへ
ぬるるかほなる

ドクター中松

東京駅丸の内北口ホールで
こんなイベントやってました。



この方も登場です。



Ｉｇノーベル賞のプレート。




自由民主党総裁小泉純一郎さんから
ドクター宛に祝電が来てます。

晩秋の花(14)

シコンノボタン（紫紺野牡丹）=【Ｔｉｂｏｕｃｈｉｎａ　ｕｒｖｉｌｌｅａｎａ】

これは名古屋の徳川美術館で。



　　　　　　　　　　　　　　もとかた

久方の天つそらにもすまなくに
人はよそにぞ思ふべらなる

名古屋駅

名古屋駅前の
イタリア料理店で
少し早目の夕食。
まだ客もまばらです。



終わって
外へ出ると
名古屋駅は
クリスマスの
イルミネーション。

晩秋の花(13)

ツバキ（椿　”太田白”）=【Ｃａｍｅｌｌｉａ　ｊａｐｏｎｉｃａ】



　　　　　　　　　　　　　　　　皇太后宮太夫俊成女

ふりにけり時雨は袖に秋かけて
いひしばかりを待つとせしまに

建礼門

京都御所南面にある
建礼門。



その建礼門の200ｍ西にある
清水谷家の椋（ムク）
樹齢300年と言われています。

晩秋の花(12)

ノコンギク（野紺菊）=【Ａｓｔｅｒ　ａｇｅｒａｔｏｉｄｅｓ　ｖａｒ．ｏｖａｔｕｓ】



摂政太政大臣歌合に
　　　　　　　　　　　　　　　寂蓮法師

来ぬ人をあきのけしきやふけぬらむ
うらみによわるまつ虫の声

京都御所

百万遍から
加茂川を渡って
南西に進むと
御所です。



写真は大宮御所の北面です。



御所のもみじも
色づいています。

晩秋の花(11)

キク（菊）=【Ｃｈｒｙｓａｎｔｈｅｍｕｍ】



西行法師
山里より罷り出でて
昔出家し侍りしその月日にあひ当りて侍る
など申したりける返事に
　　　　　　　　　　　　　　　　　八条院高倉

うき世出でし月日の影の廻り来て
かはらぬ道をまた照らすらむ

京都大学

京都大学
工学部。

そこでＭ先生と
インドのＳ博士と面会し
その後
この裏の
今出川通りへ出て
左に行くと百万遍。

晩秋の実り(1)

ムラサキシキブ（紫式部）=【Ｃａｌｌｉｃａｒｐａ　ｊａｐｏｎｉｃａ】



早くより童友だちにはべりける人の
年ごろ経てゆき会ひたる
ほのかにて
七月十日のころ
月にきほひて帰りはべりければ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紫式部

巡り会ひて見しやそれともわかぬまに
雲隠れにし夜半の月かな

仁丹提供地番表示板

地元の方には
どこだかすぐお分かりでしょう。

京都御所の西の街角にあった
地番表示板。

琺瑯びきです。
旧字体ですから
半世紀以上はたっているでしょう。
戦後すぐ
というのは考えにくいから
早くても日支事変以前かも。

晩秋の花(10)

アザミ（薊）=【Ｃｉｒｓｉｕｍ　ｓｐｐ．】

10月末の咲き残り



閏九月尽のこころを
　　　　　　　　　　　　　　前太政大臣

なべて世の惜しさにそへて惜しむかな
秋より後の秋の限を