Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

フジバカマ

2008-10-17 | 植物 写真
フジバカマ(藤袴)=【Eupatorium fortunei


キク科フジバカマ属

生活型:多年草

自生のものは肥えた土の堆積した土手などに生えます。
本州(関東以西)から九州に分布しています。
花色は、淡紅紫色や白色(総苞の色)です。
栽培品は色が濃いですが
自生のものは淡いようです。
筒状花は、苞の色にかかわらずほとんどが白です。
花は上部で多数に分岐した先につきます。
花びらには舌状花はなく、筒状花5個あります。
花の大きさは総苞長7~8mmです。
葉の形は長だ円形
端にするどいぎざぎざがあります。
三深裂しますが、上部の葉は裂けません
葉のつき方は対生です。
茎の高さは1~1.5m。
秋の七草のひとつで
日本のものは奈良時代に中国から渡ってきたと考えられています。
自生のものは極端に少なく
絶滅危惧種に指定されています。

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      筒状花は苞の色にかかわらずほとんどが白

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          色が濃い株は開花が少し遅いです


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           葉の形は長だ円形で
         端にするどいぎざぎざがあり
              三深裂します



古今和歌集  巻第四  秋歌上

これさだのみこの家の歌合のよめる
                       としゆきの朝臣
239
 なに人かきてぬぎかけし
 藤袴(ふじばかま)
 くる秋ごとに野べをにほはす



新古今和歌集  巻第四  秋歌上

蘭をよめる
             公猷法師
339
 ふぢばかま
 ぬしはたれともしら露の
 こぼれて匂ふ野辺の秋風




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