花見には生憎くの雨でしたが、午後から北郷の花立公園に行ってきました。
ここは北郷の山全体に1万本の桜が植樹されています。まだ若木がほとんどですがその数の多さには圧倒されます。
頂上付近まで来てみました。看板には 「思い出とゴミは一緒にお持ち帰り下さい」
つつじや紫陽花がこれから咲くようです。
展望台付近からの眺望です。
北郷フェニックスリゾートホテルが下に見え、山が寒くて白い息を吐いてるようです。花冷えの氷雨で寒くて寒くて気温は6℃でした。
紐があればそりゃ~引っ張りますよ
思いの外重くて鳴らないと思い強く引っ張ったら、忘れた頃に大きく ”ゴ~ン”
これが若い人だったら可愛く ”カリンカリン” と鳴りそうな気がしました。
丁度来合わせていた 30代後半とおぼしき女性二人組と会話が弾みました
「老いも若きもって書いてあるよね~ 私たちでもOKよね~」
「そうそう、願いを叶えるってあるから何でもいいよね」
「でも、出会いってあるからやはり恋人がいないとダメかしら?」
「ウ~ン、仕方ないから不倫の願い? 死に神との出会い?」
「キャハ~!!ヤバイ、ヤバイ!」
ここには色んな記念樹が植えられていました。
結婚記念樹 お幸せに
小学校入学記念樹 おめでとう
夫婦浪漫紀行記念樹 いいですね~
少し山を下ると気温が1℃上がりましたが、でも寒い!!
斜面の桜の根っこが切り込みになってるので何だろうと思って近づいてみると
ああ、そうなんだ。桜の木の下にシートを敷いても良いように水平になるようにしてあるのです。
心憎いな~
簡易投光器? 上部は雪洞になるのでしょうか? 雨に濡れて出番待ちの状態ですが人影はなし。来週まで桜が散らずにお天気ならいいのにね。
今年は桜見に叔母を連れて行けなかったのでせめて雰囲気だけでも届けたくて、帰りにエリシオンに寄りました。
(桜の枝を手折ることはいけないことだと重々承知していますが、1万本の内の一枝だけ叔母に下さいって、二枝 頂いてきました。ゴメンなさい)
急速に食も細くなって無表情になってきた叔母。旦那さんが目の前で手をヒラヒラさせて
「ホラ、リン!じゃない、叔母ちゃん、さ~、笑って笑って~」
私も耳元で桜をシャカシャカさせて、笑顔を引き出してきました。
今年初めての桜だと喜んでくれたので蕾がだんだん開いていくのが見られるよう、ベットの脇に置きました。
自分の尊厳を失うような事態に遭遇するということは、こんなにも気力を失うものかと驚いています。
ゆっくりでも叔母が自分自身を受け入れてくれると良いのですが、でもまだ私たちには笑顔を見せてくれるのが救いです。