甘くはないと思いつつ

折角の梅雨の晴れ間、リベンジ釣りに出掛けた。砂浜で餌ガニを獲っている人が居た。クロダイですかと聞くとそうだ、去年は70枚くらい上げた。一番大きい奴は58㎝あったよと言う。もうこれでは立派な漁業関係者ではないか。因みに漁港は漁業関係者以外立ち入り禁止の看板が立っている。ハリスを聞くと最低2号、今は3号だという。こちらも聞かれたので1.5号と答えると、それじゃあ30ｃｍくらいまでだな。2号でも簡単に切られることがよくあると言う。本職はセイゴ釣りだが40㎝クラスは何十尾もあげたので飽きてきて去年からクロダイに挑戦していると言うと、去年は70㎝を超えたスズキ（セイゴの親のフッコのまた親がスズキ）を釣ったよと事も無げに言う。決して自慢する感じは無い、何処までも上を行くオヤジである。クロダイ狙うならもしもの時にもう少しハリスを太くして置いた方がいいよとアドバイスもくれた。こちらは30㎝クラスでも文句は言わないので兎に角釣りたい。何時もの場所に行くと風が猛烈に強い。竿を立てると体ごと吹き飛ばされそうになる。小一時間もしない内に釣りは諦めざるを得なかった。太平洋のクロダイは命拾いした1日だったがこちらはフラストレーションが溜まった。リベンジはお預けである。

昨日のコロナ感染は全国で196人、東京で107人と確実に増えて行っている。グラフの形を見れば中学生でも2回目の波が来ていることは分かる。増減をランダムに繰り返しているのではなく、昔習った新製品の普及曲線そのままである。2波は確実に来ると言われながらいざ来ると専門家はこれは2波ですと断言しない。経済活動に配慮してのことだろうが曖昧な態度は却って収束を遅らせる。行政は躊躇なく（安倍さんの専売特許ではないが）新たなあるいはリバイバルの手を打つべきである。自粛要請である。経済支援の減額だって躊躇する必要はない。釣りでサーファーをよく見るが短く高い波と低いが長い波がある。1波の高い波を捉えたなら低い波の乗り方は学習した筈である。今までの努力が無駄で振り出しに戻るのではないだろう。2波が１波より高い波の場合は振り出しだがどうもグラフでは予想通りの低くて長い波のようだ。サーファーは低く長い波から始めて高い波に挑戦する。コロナは逆だがどうも2波で右往左往しているのはお粗末である。