太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

本当の日記

2019-07-15 07:37:36 | 日記

ブログは午前中に書くので出来事は大概昨日のことである。本当に日記風に書いたらこうなる。

7月14日、曇り時々雨

相変わらずぐずついた天気が続いている。もう2週間くらい太陽の姿をみていない。ポストに朝刊を取りに出てふと上を見ると玄関の軒下に小学生の拳くらいのハチの巣がある。何故今まで気づかなかったのか。人が出入りする場所なので危ないと思い長い箒で叩き落そうとした。最初の1撃で5,6匹の蜂が飛び出してきた。結構大きな蜂である。ところが巣は何度叩いても落ちない。長い枝切鋏を持ち出して何度もこすったら漸く落ちて、巣は前の道路に転がった。何と中から何匹かの幼虫が飛び出した。もう立派な家として暮らしていたのだ。巣が無くなったにこ関わらず痕跡の黒いところに今度は10匹くらい蜂が集まってきた。家は無くなったが何かフェロモンでも残っているのだろうか。再び箒で今度は蜂を叩き落そうと試みる。何匹かは箒が当たって地面に落ちた。死んではいないだろうが気絶している。残りの蜂は何処かに飛散して居なくなったので安心した。巣の痕跡が残っているからまた集まって来るのだ。パテがあったのを思い出し、箒の柄の先につけて痕跡のところを塗り潰すことにした。下から眺めると小さな黒い点は残っていた。小一時間後見ると何とまた10匹くらいパテの上に集まっている。これは駄目だと思い、ホームセンターで蜂退治のスプレーを買ってきた。TVで宣伝している火炎放射器のように遠くまで飛ぶピストルのような取っ手のついたスプレーだ。目掛けて噴射すると即死に近い形でボロボロと蜂が落ちてきた。その強力な効果に驚いた。これは凄いともう他の巣は無いかと軒下を見て回ったが他には無かった。

蜂側の日記はこうだ

そろそろ起きようかと思っていた時、それは突然やってきた。家全体が左右に大きく揺れる衝撃である。風はこんなに強く吹くことはない。我が家は軒下の安全なところにある。その衝撃で家族は一斉に飛び出して空の方々に散らばった。僕は近くの枝に止まって何事が起ったのか家の様子を見ていた。ところが今度は大きな棒のようなもので家を揺すってしる。初めて見る天敵だ。堪らず家は丸ごと道路の上に投げ出された。可哀そうにまだ赤ん坊の何匹かは道路に転げ落ちた。怖かったが巣の方を見ると親兄弟が再び、家があったところに集まってきている。家の再建を相談しているのかも知れない。その時再び猛烈な嵐のような攻撃があり何匹かは気絶して地面に落下した。家の方を見ると今度は大きな白いコンクリートのようなもので家があった場所を塗りつぶしている。更地にしようとしているのかも知れない。ところが基礎部分だけは僅か残っているのが見える。生き残った何匹かがそこに集まって再び再建の相談を初めた。ところがそこに今度は消防車の放水のような何かが襲ってきた。単なる水ではない。親兄弟は次々と地面に落ちて動かなくなった。何も悪いことなどしていない僕たちの家族は家を失い殺されてしまった。僕はもうここに戻ることは無いと思って枝を飛び立ち、宛もない旅にでることになった。今日からみなし子ハッチである。



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