太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

月並みだが

2018-04-10 09:15:07 | 日記

先日新聞を拡げて朝のニュースを見ようとTVを点けたらラッキーにも偶然大谷選手が今度はピッチャーとして投げていた。LIVE中継だから見ておこうと思ったら圧巻のピッチングである。7回1死まで完全試合ペース、12奪三振の内容だ。ここ2,3日はTVマスコミで彼の活躍を詳細に報じている。月並みの賛辞だが本当に凄い選手である。

アメリカでもやはりCUTE(可愛い)と表されているようだ。HandsomeでもCoolでもない。コメンテーターの元巨人軍槇原投手が大谷君jには髭など生やして欲しくない。日本人はいっぱしの大人に見えるよう髭を生やす大リーガーが多いがその必要はないと言っていたが同感である。可愛い顔して連続ホームラン、奪三振ショーをやってのけるからそのギャップが女性ファンならずとも堪らない。今の日本で唯一の明るい話題と言っても良い。しかし、明るい話題には必ず水を指す輩が居る。喝!で有名な張本氏と元阪神の江本氏である。江本氏に至ってはピッチャーとして自分の記録すら超えられないと言っている。両氏に共通しているのは2刀流の難しさの指摘である。練習法の違いによる体への負担や規定打数、規定投球回数が制限されることによりどちらも一流にはなれないと言っている。虻蜂取らず、二兎追うものはと言いたいのだろう。文武両道とか才色兼備という言葉を彼らは信じていない。自ら持ち合わせていない才能を否定し、古い価値観でしか物が言えない情けない批判である。今朝のワイドショーで元巨人でMLBにも行った岡島投手が、高校野球ではエースで4番は結構居る。後に両立の難しさから投打のどちらかに絞るが、大谷選手はどちらかに絞る段階ではない。今後は2刀流の選手も出て来て評価の仕方も変わるのではないか、単純に何百勝したとか何割打ったという評価ではなく、両方やってこう言う数字(記録)を残したという評価だ。尤もなコメントである。今大谷選手は誰もやったことが無い(ベーブルースを引き合いに出すのは雷電と今の横綱を比較するくらい土俵が違う)ことに挑戦しているのである。それを一流になれないとか批判することは幾ら天の邪鬼の私にもできない。

今日本のスポーツ界は見苦しいことばかり起こっている。相撲、レスリング、サッカーである。唯一明るい話題は水泳の池江選手の1大会6個の日本新記録樹立だろうか。インタビューにも一味違う落ち着きと貫禄すら漂う。東京までこの調子を続けて欲しいと思う。

政治の世界では明るい話題は皆無である。もっとも政治の明るい話題はニュースにならないことは分かっているのだが。国会中継を見て思うのは、官僚が政治家を蔑ろ、馬鹿にしている事、無いと言い続けた自衛隊の記録文書、森友問題における財務省の口裏合わせ、今度は加計学園の内閣府との事前交渉の議事録まで出て来た。情報公開制度による開示請求、あるいは内部告発によって隠蔽は必ず露見すると思った方が良い。また首相が名指しで批判した朝日新聞(官房長官は東京新聞か)の猛烈な反撃は大手マスコミの執念すら感じ、政治家には一層慎重な物言いが求められる。

あれこれ書いたが、総じて見れば日本は平和である。シリアも北朝鮮もこんなことを話題にブログを書く人は居ないだろう。自らの日常生活と乖離した話題に興ずるのは余裕ともとれる。深く静かに何かが進行(侵攻あるいは進攻と変換すべきか)していなければの話だが。