ゆっくりかえろう

散歩と料理

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あの世とこの世の交差点 2

2013-08-14 | さんぽ
 閻魔帳 めくる風さえ 生ぬるく・・・・


 夏日和 衣冠を脱ぎたい閻魔殿

 
 風が吹き これが地獄のあまり風

 とにかく熱いです(暑いではありません)


 野相公も 暑さで冥土(めいど)へ逃げ帰り・・・


 この日ばかりは お坊様が涼しそうで うらやましかったのですが その実は

 直射が当たって却って暑いそうです。

 実は私は去年もお盆にここへ来ておりましたが 旧盆まんなかの13~15日では行事には遅く

 閑散としており 出遅れたのを知らされました。

 寺内のお岩明神のいわれに詳しい人と会うためには 7~10日に間に合うように来たかったのです。

 幸い今年はお社に詳しい僧侶にお会いでき お話を聞けました。

 

お社に失礼なので まともに写さず足元しか撮っておりません。

勿論丁重に合掌したあとです。

お話はこうです・・・

この近所(たぶん五条)に 文楽の人形を持っているお宅がありました。

大事に預かっておられたようですが この人形に宿った念が強く 障りがあったそうで

異変があり その結果 とても一般のおうちでは預かれないと判断し このお寺で

丁重におまつりすることになったそうです。

お社の中は 文楽でつかう頭(かしら)を始め 仕掛けや全部一式(お岩様は

平常の顔から怖い顔に仕掛けで変わりますね)がおまつりされているそうです。

お話を聞くだけで背筋が寒くなってきました。



これはもうひとつの六道の辻

六道の辻は先ほどの 六道珍皇寺の境内とする説と 西福寺というお寺の角とする説があります

 南へ行けば程なく 平家で有名な六波羅蜜寺があり 一帯が古くからの平家の地でもあると
しれます(西福寺は弘法大師ゆかりの真言宗)

本来六道とは 地獄 極楽 畜生道(動物界) 修羅道 餓鬼道 現世と六つの世界で

死んだ人を選り分けるところ 閻魔様は裁判官で 鬼が役人です

お地蔵様はその案内人とも 閻魔様の化身とも 守り神とも言われ そこから六地蔵信仰も生まれます。

西福寺は小さなお寺ですが とてもアットホームな感じです。



暑さを避けるように ひやしあめを売っている露天を見つけました。地域の人が出されているようです

水分補給にまた足を休める為に 立ち寄って一休み

ひやしあめは昔からの飲み物で 生姜を溶かし込んだあめ湯を冷やした飲み物です

冷たい飲み物ですが 生姜は身体を内部から温め 身体に良いのです

地域の人と世間話をしていると 幽霊やお化けの話になり このあたりはそんなモノは珍しくはなく

 日常茶飯事でなくなった人や 何か分からないものの目撃例はあとをたたず 夜だけではなく

 まっぴるまでも出会うそうです。

”ああこの人は 見える種類のひとなんだな”と思い聞いてみると 案の定そうでした。

でもここではそんなことは関係なく 誰でも見えるものも沢山通るそうです。

本当ならそうとう怖いな・・・・

汗がどんどん引いてゆき 冷や汗が出てきます



これはそんな話のひとつ 昔からある あめ買い幽霊でおなじみのお店

お話を書いていると きりがないので興味のある人は「飴買い幽霊」又は幽霊飴で調べてください (江戸の話にもあります)

この辺はむかーしから こういったお話が いっぱいあります。

更に続きます おつきあいを



 




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