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ゆっくりかえろう

散歩と料理

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リコーフレックススーパー

2010-11-29 | カメラ紹介

 ギリギリの機能を絞り 低価格設定でカメラを設計したリコーの戦術も

 他社の低価格路線の追随で戦術の変更を迫られます

 そこでこのカメラはシャッターのスペックを上げ 最高速1/500sを誇り

 66のフィルムサイズのほか 中枠交換で135も使えるように工夫しました

 ただし 基本的な作り 前玉ギア回転式のシステムは変わらず 高級感からは

 かけ離れたものだったので 他社との競争には厳しいものでした

 時代は高級機へ 安くてよく写るリコーのカメラでしたが やがて人々は

 豊かさへ高級志向へと変わってゆき 戦術転換に迫られるのでした


アイレスオートマット

2010-11-28 | カメラ紹介

 アイレスは2眼レフでは代表的なメーカーです

 レンズは自社製のコーラル そして当時高級レンズでならしたズイコー

 さらにニコンのレンズを使っていました(主に輸出用)

 ニコンレンズの採用がこのメーカーの真価を表したようです

 しかしカメラの売れ行きにレンズの供給が間に合わず

 ニコンレンズをつけたものは少ないと聞きます

 ズイコーやコーラルがよくないとはいいません

 またニコンが絶対とはいませんが ほかのレンズに比べ

 個性の強い面白いカメラになっていると思います

 うちのカメラもやっぱりシャープで特徴のある写りをします

 作例は依然やってたブログにあるのですが今手元にありません

 そのうちまた試写してみましょう

 カメラのほうはレンズに位負けしていて ややトラブル気味

 巻上げやシャッターのトラブルを抱えています

 うちにあるのは少し仕上げがよくない個体のようです


ローライフレックス 2.8F プラナー

2010-11-27 | カメラ紹介

  ローライフレックスの最高機種

 ということは2眼レフの最高機種かもしれない

 このあとに出た機種は 巻き上げの機構がランクダウンしてしまったため

 機能的にはやや退化してしまった

 レンズは80mmのプラナーを積んでいますが このレンズがローライフレックスが

 最高だと評価されるゆえんになりました

 他にクセノターつきのモデルもありますが これも同じくらい良いと評価されています

 レンズもシャッターも当時最高のものがついているので 最高機種という評価なのですが

 やっぱり重さもかなりのものです

 ただ敷居が高いと思って使ってみると 使いやすさも最高で かゆいところに手が届くといった作り込みが素晴らしい

 お値段がお値段なので ラフに扱うのは勇気がいりますけど

 シャッターはやや重み(押し応え?)がありますが このくらいの適度な重みがあるほうが

切れ具合が分かりやすくて良いと思いました

 このカメラ、友人の借金がわりに預かったものですが 使わないで置くと

 調子が悪くなるので 試写してみました


ローライコードV型

2010-11-26 | カメラ紹介

 




  4型5型は区別がつけにくいですが レンズ両側の2重写し防止装置や

 セルフタイマーでわかります

 これがあれば5型 何にもないのが4型

 それ以外だと例のライトバリューの目盛かなー

 慣れれば便利ですが あまり使われていない固体だと

 レバーの動きが渋くて苦労します

 ライトバリューなんて なくても頭で計算するのにね

 ファインダーはほどほどに見やすいです

 写りはやっぱりいいですよ


リコーフレックスニューダイヤ

2010-11-25 | カメラ紹介

 リコーの2眼といえば 前玉 ギア回転の機種が有名ですが

 その後の機種がこれです

 2眼レフ競争が激しくなり やがてリコーも路線変更を余儀なくされ

 作り出したもの

 リニューアルの最初に出たリコーフレックスダイヤは フィルターマウントが

 ねじ式でした それを更に改良し バイヨネットマウントにしたのが ニューダイヤ

 ほかのカメラに追従するように 前板繰り出しになって特徴がなく

 唯一レンズ繰り出しに 横から左右に飛び出した振り子レバーというものを装備していますが

 これも画期的な機構とはいえず

 ダイキャストボディになりカメラがかなり重くなり しかも高価になったので 結局

 思うように売れませんでした

 保守的なところはリコーらしくありませんね

 レンズは悪くないし 重いけど丈夫だし いいカメラなんですけどね

 売れ行きとカメラの評価は別物なのです


ローライフレックスT型

2010-11-24 | カメラ紹介

  ローライフレックスTは フレックスとコードの中間位置にあるカメラ

  といわれますが それはカメラ操作系はクランク巻上げ ファインダー交換

 シャッター前面押しボタンなどフレックスのものと 同等のものが使われていて

 レンズはいちランク下の4枚だまのテッサーだからなのです

 しかし初期の頃のフレックスは テッサーが使われていました

 テッサーといえば長い間ローライフレックスの看板だったのです

 フレックスTも最初こそツアイスのテッサーでしたが

 後期はシュナイダーのレンズに代わられてしまいます

 だからテッサーつきのTは 貴重なのだと思います

 この機種は最高機種フレックスFと同じように ファインダーとスクリーンが交換可能です

 フレックスより軽いしセミオートマットだし 使い心地はなかなかのものです

 人気もかなりあって値段はコードより上で 新しい機種らしく きれいなものが多いです

  コーティングしたテッサーですから 戦前のものよりずっと写りはいいのです

 フードやフィルターは ローライコードと同じサイズですから 実用には有利です


コニフレックス II型

2010-11-23 | カメラ紹介

 コニカの2眼レフは数が少なく また参入も遅く 営業的に成功したとはいえませんが コニカらしく高性能で比較的独自路線をゆくカメラをつくりました。

 中古市場ではその数の少なさと 写りのよさ また独創的な機構などで 隠れた人気があります。

 レンズが独創的で たいていの2眼レフはローライに習って 75ミリか80ミリレンズをつけるのですが コニカは85ミリとやや望遠よりのレンズをつけています。

 また繰り出しの関係か 無限位置よりさらに沈胴してレンズをしまいこむことができます。

 そのため沈胴位置ではシャッターが下りないようになっています。

 このカメラは多重露光装置があって その装置が邪魔をして 時々巻き上げできなくなります。

 私のは スイッチが入ると シャッターを何度も押せるモードになるのですが これを解除できないので 次のコマに進めないのです。

 少しオイルをさしていったんは直ったのですが 時々グズります。

 レンズは写りもよく さすがコニカだなと感心しますが 85ミリなんて画角は ローライ式の2眼レフに慣れた身にはなじみがなく戸惑うことが多いです。

 逆に広角よりにしてくれたら きっとそれなりのベストセラーになったかも?

 コニカなら出来たと思います

よ。 


ローライコードII タイプ1

2010-11-23 | カメラ紹介

 ローライコードで2型ほど 種類が多くややこしい機種はありません

 カメラの進化の過渡期にあったのか バリエーションがそのままカメラの進化の歴史になっています

 レンズはこのときはまだカールツアイスのトリオターがついていて 3枚玉ですが

 これが好きだという多くのファンがいます

 真ん中はきりっとしていますが 周辺はやや流れて優しい感じ

 それが却ってポートレートにはよく 真ん中を引き立たせて浮き上がった感じになります

 周辺が流れるといっても 中版はトリミングするのが当たり前の時代でしたから 平気でした

 ファインダースクリーンは暗いですが ありがたいことに真ん中だけ明るいので ピントは合わせやすいです

 真ん中でピントを合わせてから アングルをずらせばいいのですから使い勝手は悪くないのです

 ピントのやまはつかみやすいほう このカメラが自分にあっているのか 使いやすくカラーバランスも悪くありません

 唯一ローライコードでは定番のシャッターですが ボタンがなくレバーの行きかいで操作するのがやや苦痛なので

 ショートレリーズを使っています

 これなかなか便利ですが 廃盤になっているので  探すのが大変です

 最近復刻版が発売されて(サードパーティで)使っています

 銀座のレモン社か 中野のフジヤカメラで見かけます

 私はレチナでも使います

 この書体のローライコードは2型の1までで 2型の2からは書体がかわります

 


リコーフレックス VII M

2010-11-22 | カメラ紹介

 リコーフレックスは2眼レフブームを作り 引っ張ってきたカメラ

 作りを簡略化し部品点数を減らし 無駄を省いてカメラを作り

 それでもレンズはいいものを使い カメラとしては軽く簡単操作で

 安く買いやすい リコーフレックスは記録的に売れました

 フィルム装填は分かりやすく 他のカメラより簡単です

 沢山のメーカーがリコーフレックスのマネをし 雨後の竹の子のように

 生まれました

 リコーフレックスは機能を簡便化し 最低限に絞ります

 ピントあわせは上のレンズと下のレンズをギヤでつなぎ

 ビューレンズとテイクレンズを同調させながら距離あわせをします 

 ローライのような複雑で部品点数の多いシステムは使わず

 簡単確実で狂いにくいやり方です

 高級感はありませんが 道具としては合理的なものでした

 このカメラ 低速シャッターを省略し 鉄板を張り合わせ 部品点数を減らし

 レンズは3枚玉 ファインダーも必要最低限のシンプルカメラですが

 よく写ります

 ただし 高級感はありません


ビューティフレックスD型

2010-11-21 | カメラ紹介

 ビューティフレックス2眼のなかでは 中くらいの機種

 最初はフィルターもねじ込みだったけど このモデルではバヨネットに進化しました

 レンズは富岡、シャッターはコパルがついているようです

 雨後の竹の子のように生まれた2眼レフメーカーの生き残り競争のため

 安売り合戦が行われ リコー ヤシカとともに積極的に安い機種を沢山出しました

 太陽堂光機という会社は レンジファインダーカメラも作っていましたが

 惜しいことに競争に敗れて やがてなくなってしまいました

 このカメラ結構使いやすく 軽いし手堅い作りで 写りもそこそこと 私は好きなカメラです

 シャッターの高速側が物足りないですが レンズも f 3.5とほどほどなので

 これで不自由はありません


ローライコード Va型

2010-11-21 | カメラ紹介

 ローライもフレックスなんかだと 恐ろしくて緊張しますが コードなら気軽に持ち歩けて がんがん使えます

 コードはフレックスの廉価版ということになっていますが 機能は落としていません

 コードの分類はややこしく 特に3型以降はよく似ていてわかりづらいのです

 レンズは3型以降はシュナイダーになりますが(1と2はツアイスとシュナイダーでおもにツアイス)

 3型は内面反射防止のバッフルがありません

 4型はよく似ていますが バッフルありで ピントノブと巻き上げノブがともに右側

 5型は4型そっくりで 露出があの面倒なライトバリュー式(お調べください)になってます

 5aはピントノブが左側に移動して そのかわり いろんなフォーマットのマスクが使えるようになります

 でも左手ピントあわせはやりにくいという人が多いですね

 最終機5bはファインダーとスクリーンが交換式になり ローライフレックスとも共用になります

 レンズですがやっぱり評判だけのことはあり シャープで切れ味抜群ですが

 ボケがややうるさい傾向という一般的な書評ですが 中心の画質を見るともうそれだけで充分きれい

 これで撮った写真とほかのカメラで撮った写真を比べても はっきりわかるくらい写りがいいです


ミノルタオートコード

2010-11-20 | カメラ紹介

 

ミノルタの2眼レフは 戦前からあり 当時の高級カメラです

 オートコードは戦後のカメラですが よく考えられた操作系と

 良いレンズで当時の人気機種でした

 巻き上げはクランク式で ピントあわせはレンズボードを移動させる

 方式ですが ローライのようにノブを使わず 前板下のレバーを左右させることで

 操作する方式

 またフイルムもローライのように 下から上に巻き取るのではなく 上から下に流す方式

 よく考えられていて使いやすいですが ファインダーは明るいのですが いまいちピントの山が掴みにくく この時代なりのものです

 写りはローライコードのようにばりばりシャープというものではなく 優しく暖かい感じ 色合いは独特ですが個性的できれい

  全体のデザインはおしゃれで粋な雰囲気があって

 ミノルタのカメラで一番おしゃれじゃないかと思います


ヤシカフレックス

2010-11-19 | カメラ紹介

 

 とうとう2眼レフゾーンまで来てしまいました

2眼レフゾーンが終われば あらかたのうちにあるカメラは終わりだと思います

ええ、たぶん 出し忘れがなければ

2眼レフはジャンクでも高価ですから なかなか大変です

ヤシカフレックス 

基本的にローライコードのコピーです 国産機の多くがローライコードの影響をうけるなか

 ヤシカはその最右翼 どれもよく真似ていて ローライにそっくりなモデルもあります

 このモデルは よく調べていないのですが 専門サイトを参照すると D型らしいです

 使いやすくコードでやりにくい シャッターも別にボタンを作るなど 改良されています

 フィルム送りはセミオートマット シャッターはやや珍しいシチズンMXV

 写りは比較的良好という巷の噂に反し うちのは白とび黒つぶれやや大目でベタッとした感じ

 ファインダースクリーンは 古いモデルらしく  ピントのやまもつかみづらいほうかも

 でもまあ 年式や当時の値段など考慮すれば こんなもんでしょ

 ヤシカは廉価競争で何社かとバトルを繰り広げ 最後まで2眼レフを作り続け生き残りました


WALCON

2010-11-19 | カメラ紹介
 このカメラは蛇腹ブームの終わりくらいに出たカメラ
 作ったのはワルツ商会という カメラアクセサリーを売っていた会社
 もしかしたらこれもOEMかもと睨んでます

 レンズはセミレオタックスと同じ 日東工学のコミナー
 でもこの個体の保存状態がよかったのか
 うちではこっちのほうが写りがいい

 カメラ自体は距離計なしのシンプルな目測のカメラ
 蛇腹カメラは内面反射が少なく
 写りに関しては優れたシステムなのです

セミレオタックス

2010-11-18 | カメラ紹介
 バルナックライカコピーで有名なレオタックスが作った645蛇腹カメラ
 
 距離計は連動しておらず 単独のものです
 連動のものに比べればしょぼいですが
 あれば便利だしありがたいです

 うちのものは近距離しか作動せず 7mから先は動きませんが
 でもそのくらいから先は目測も楽なので気にせず使っています
 レンズは日東工学のコミナーというブランドですが

 わりあいよく写ります

 左手シャッターはやりにくいですが 645は90度傾けて撮りますから
 (これで横位置になります)やりにくくはありません

 つくりが雑な部分があって これほんとうにあのレオタックスが作ったのかなー
 と疑問をもちます

 もしかしてOEM?という妄想にも繋がります