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ゆっくりかえろう

散歩と料理

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ローライフレックス2.8F クセノター

2010-12-19 | カメラ紹介

 こちらは2.8Fのシュナイダーのバージョン
 ものの本を読むとローライフレックス2.8Fは シュナイダーとカールツァイス

 夫々優劣をつけてこちらが良いあちらがいいと 意見が別れているようです
 日本では圧倒的にプラナーがいいという意見ですが 私にはハイレベルすぎて
 どちらがいいか いえるほど目が肥えていません

 中古では高値安定のプラナーに比べ やや安い値がつきます
 すれ汚れありの個体を見つけ それでもかなりな値段でしたが
 思い切って手に入れました

 友人からの預かりのプラナーつきと違い 自分のカメラなので
 気を使わなくていいのが何より嬉しいです

 図らずも2.8F2台という 恐ろしくも豪華なラインナップになってしまいました
が それもこれも フィルムカメラが急に安くなったおかげです

 このカメラの現役の頃といえば ローライフレックスはひと財産で 月収数年分とか
 聞いた事があります

 戦場ライカのようにぼろぼろに擦り切れたものはほとんど見ません

 カメラを使うフィールドが全く違いますから 比べようがないのですが
 どれも丁寧にそっと扱われてきたカメラだと思います

 ローライの2眼レフはどれも静かで優しい雰囲気のカメラ
 音も佇まいも撮影姿勢も


 フィルムカメラの試写を続けてきましたが 本人の練習と研鑽
 そしてカメラと人間両方のテストでもありました

 そろそろ紹介カメラも尽きてきました
 行方不明のカメラが何機かあるようで それはまた出てきたら紹介しますが
 とりあえずここで区切りとします

 怒涛のアップテンポでしたが これからは徐々に掲載数をへらし
 ややスローテンポで そして好きな写真を選んでアップしてゆくことになると思います

 


YASHICA 72-E

2010-12-18 | カメラ紹介
ヤシカ72-Eは ハーフ判のマニュアルカメラ
 以前紹介したヤシカミミィの上級機種で あちらは
 スピード一速のお手軽カメラ(でも写りはなかなか)でしたが
 こちらはスピードも絞りもマニュアル設定できる中級カメラ
 レンズは同じと思われるヤシノン28mm2.8

 細かい描写はハーフ判平均点ですが 全体で見るとなかなか優秀
 デザインは真四角な感じでやや好き嫌いが分かれるところ
 外装は厚めの金属でメッキの仕上げもよく やや玄人っぽいカメラです
 無理に小さくしすぎず 絞り目盛りも見やすいし 単体露出計(非連動)
 もついて使いやすいです

 ピントは目測あわせなので ちょっと不安ではありますが
 案外よくあたりました
 
 

プリモジュニア

2010-12-14 | カメラ紹介

  東京光学の44版のカメラ  プリモフレックスの小型版

  セルフコッキング クランク巻上げ ベビーローライを上回るF2.8の明るいレンズ

  ピント合わせしやすいファインダー 当時評価の高いカメラでしたが

  時代はライカ版カメラに人気が移り 127カメラは廃れてしまったのです

  レンズはトプコール60mm2.8がついています


ベビーローライ

2010-12-12 | カメラ紹介

  このカメラは 通常の66版ではなく127フィルムを使う4×4版のカメラ

  127フィルムは現在やや入手困難で ネットでなら買えますが

  現像するところが少なく 使いにくさがあります

  ブローニーフィルムを切って使う人もあり そんな人は現像も自分でされますが

  初心者には手が出しにくい環境になりました

  カメラ自体は普通の2眼レフに負けないくらい高機能高画質です

  大きさは66版の2/3位の大きさと重さで ちょうど機械式一眼レフを縦にしたくらい

  折りたたみフードを立てないと シャッターが落ちない仕組みなど

  66版より凝ったつくりは ドイツの工業製品の黄金時代を感じます

  あえて巻き上げがノブに設計してあるのも 設計者のこだわり

  127フィルムは入手しにくいので 現在は撮りっきりコニカ超miniのパトローネを使って

  35ミリフィルムを巻きなおして撮影し 暗室で取り出します

  レンズはシュナイダーのクセナー60mm3.5正式名はローライフレックス44



撮りっきりコニカ超miniのフィルムパトローネ

2010-12-11 | カメラ紹介

  下はフィルム装填したところ(裏側)

  上はレンズを収納したところ(表側)

  蛇腹カメラですから 収納するとコンパクトになります

  距離計なしの目測あわせ 絞りもシャッタースピードあわせも手動

  元のパトローネだと12枚撮りですが 撮りっきりコニカ超miniを使うと24枚撮れます


コニレット II型

2010-12-09 | カメラ紹介

  このカメラはII型 初期型は軍艦部がベークライトでしたが この2型は金属になりました(シャーシと裏ブタはベークライトです)

  写りは変わりなくよく写りますし フィルムも同じものなので 使用するのに面倒なのは同じ

  好きな人だけが使うカメラです

  年配の人に聞くと 知っている人は異口同音に「よく写るカメラですよ」という答えが返ってきます

  レンズはコニター50mm4.5です


コニレット I 型

2010-12-08 | カメラ紹介

  このカメラ 専用フィルムを使用するカメラです  フィルム自体は35ミリで代用できるのですが  パトローネが35ミリより小さく普通のフィルムははいりません

  昔発売していた「撮りっきりコニカ超mini」というレンズつきフィルム(絶版)  のパトローネが使えるとwebで調べました  ネットでこれを手に入れフィルムを入れ替え使ってみました

  カメラ自体は子供用簡単カメラというスタンスで フジペットの対抗馬ということで  コニカが開発したそうですが フジペットがトイカメラに近いジャンルなのに比べ  このカメラは十分普通カメラの分類に入るくらい  真面目なよく写るカメラでして  メーカーもその辺を踏まえて 後にお子様カメラから路線変更をしたくらいです

  もちろんフジペットも 中版フィルムを使いよく写りますが 画面の小さな35ミリで対抗した  コニカの自信もたいしたものだと思います  私の個体は巻き上げ軸を 一眼レフのものに交換しています  元の巻き上げ軸は 改造の新しいフィルムパトローネと口が合わないからです  フィルム室も少し削り加工しています

  コニター50mm4.5がついています


ローライコードIV型

2010-12-07 | カメラ紹介

 いやーローライコードは似ていて区別がつけにくいですねー

 これは右側にノブが集まっていて 内面反射防止バッフル(写真ではわかりませんね)

 があるので4型

 ネットのサイトでは使いやすくて一番のお勧めになっているようです

 うちのはレリーズの止め金具が取れていて ジャンク扱いでした

 レリーズはコードには必要装備だと思いますが これを使わないということでうちにおります

 コードの写りが大好きなんで ついつい・・ね

 ちかごろはローライも安くなりました

 下手するとミノルタオートコードやヤシカマットより安いコードが出てきます

 もちろん難ありなんでしょうけど 機構がシンプルで丈夫なコードは直る可能性も高いです

 軽修理や2個いちの部品交換で助かった個体が  うちの多くのカメラです                                                                                                                                                                


海鴎(シーガル)4A-103

2010-12-05 | カメラ紹介

 中国製 あちらでは「はいおう」というそうです 意味はかもめのこと 漢字もそう読めます

 そういえばロシアにもチャイカというカメラがあって あれも意味はかもめ

 テレシコワさんに関係あれば面白いのにね

 このカメラは年代が新しく ネームロゴをアルファベットに変えて いまでも発売しているようです

 当時はかの国の国民カメラ

 中国製を粗悪品としていう人が多いですが この年代のものは比較的しっかり作られているように思います

 ファインダースクリーンが秀逸で ピントの山がはっきりしているし 暗いところでも  識別は容易です レンズは3枚だまですが そんなに悪くないし 金属製のボディは重くなく軽くなく持ちやすい

 今まで2台使いましたが どちらも問題なくつかえました ロシア製よりは随分いいように思います

 このカメラ、ヤシカのコピーではないかと思います そのヤシカもローライのコピーです

 日本だって昔は ほとんどのものが ドイツのコピーなのです 政治に関係なく ものはもの

 粗悪品もありますが そうでないものもあるようです

 今は輸出用の新品が手に入りますが デザインが少し変わってロゴもアルファベットになり

 プラスチック部品が大幅に増えました

 写りは変わらないと思うのですが(たぶん)

 漢字ロゴのカメラのほうが重いです

 現行のものの新品のフードや接写レンズが使えるのもいいところです


ローライフレックスオートマットMX

2010-12-05 | カメラ紹介

 ローライフレックスは ローライコードより更に それぞれの区別がつきにくいようです

 ドイツ本国の呼称と アメリカで行われている分類

 また日本での昔からの販売店の分類など夫々違うからです

 インターネットが普及してから海外のサイトから 中古のカメラを選ぶときなど

 特に分かりにくいようです

 ただそれも古い機種だけの話で 現代のローライフレックスは 統一呼称があります

 この機種は先に紹介した機種MX-EVSの一つ前の機種です

 この機種はまだ内面反射対策のフィルム室のバッフルが入っておらず

 迷光にはやや弱いですが 後のプラナーのフレックスに比べ 軽くて使いやすいです

 滑らかでしっとりと軽い巻き上げは気持ちよく シャッター音もささやくような感じです

 古い機種なのでいいものを探すのは苦労しますが 状態の良いものなら 5以降のローライコードより お勧めしたいくらいです


シーガル4B-1

2010-12-04 | カメラ紹介

 シーガル2眼フレの一番下の機種

巻き上げは上の機種と違って ノブ巻上げ

自動巻き止めはついていないので 裏ブタの赤窓を覗いて数字を読み込んでコマをあわせます

シャッターチャージも 巻き上げも一つ一つ手でやらなければなりませんが

ゆっくりした2眼レフの撮影リズムには ちょうどいいものです

 面積の広い中判フィルムのカメラなので 35ミリより表現に有利なので 案外撮影結果は良好です

 レンズも無理がない設計のものだし コーティングもしてあるので 写りには悪くありません

ホルガやダイアナと比べる人がいますが あちらはトイカメラ こちらはトイカメラではありませんから 遊びの写りを期待するカメラではありません

このカメラは2眼レフでは珍しく 6×6のほか4.5×6画面の写真が撮れます

ウチの機体は例によって ジャンクカメラ出身で 645のフレームを入れて撮ったら

フィルムが傷だらけのネガが上がってきました

次からは645のフレームは使わず プラスチックの自家製マスクを画面に落とし込んで

撮影しています

 周辺のボケがやや強いようですが 絞り込んで使うか そのボケを作画に生かせば

使えるカメラだと思います

発色はなかなかのものです

中国ではシーガルを使うアーティストもいると聞きますから 侮れないと思います


ローライフレックス MX EVS

2010-12-03 | カメラ紹介

 75mm3.5のシリーズですが プラナーやクセノターではなく 前の時代のテッサーのもの。

 ローライフレックスはテッサーで始まったのです。

 この時代は初期のコーティングありの機種のようですが フレアには弱いです。

 でも後の時代とは違い フルオートマットなので フィルム送りや 巻上げなどなめらかな感触と 確かな安心感など 堂々とした王者の貫禄があります。

 遮光バッフルがついておりますが 効果はやや弱いです。

 とにかくこの時代のテッサーは味があります。

 テッサーといえばスーパーイコンタ(蛇腹カメラ)が有名ですが ローライのテッサーもいいものです。

ピントのやまも掴みやすく うれしいかぎりです。


プリモフレックス 

2010-12-02 | カメラ紹介

 このモデルもよくわかりません

 普及タイプのレンズとシャッターがついています

 カウンターもなく赤窓式のシンプルカメラです

 バヨネットマウントじゃないので 1 型か1B型かなあ

 作ったのは名レンズで誉れ高い東京光学ですが

 このカメラはカラーだと青っぽくなり気味です

 私の個体だけの現象かもしれないですが 白黒画像もあんまりよくないです

 古いカメラなので 一概になんとも言えません

 クランク巻上げのオートマットなどだともっといいんでしょうけど

  あ、自分の実力を棚に上げてカメラのせいにするのはよくないですね

   >反省

 これを作った東京光学という会社は 今では民生カメラから手を引いていますが

 会社は光学関係でちゃんと残っています

 ここは昔の軍需産業で 陸軍の光学兵器を作っていたのですが

 戦後平和産業になってカメラを作ったのです

 同じような会社に二コンがあり 海軍の戦艦大和の光学兵器なんかを作っておりました

 2社のカメラは当時比べられることも多く

 東京光学のカメラのほうがよく写るという人もいます

 


ローライコードVb

2010-12-01 | カメラ紹介

 5bはローライコードの最終機種です ファインダー スクリーンともに交換式で

 基本的にフレックスと同じ部品のもの

 コードは最後まで巻上げがノブ式ですが これは好き好きだと思います

 ノブ式は速射性は劣りますが 巻き上げの手ごたえがわかりやすいとか

 クランク式よりシンプルで故障しにくいとか 利点もあって優劣つけがたい部分を持っています

 コードで一番重くなりましたが それでもフレックスよりずいぶん軽いのです

 右巻上げの左フォーカシングは フレックスと同じ操作系なので

 フレックスを使っている人には なじみのものです

 初めてローライの2眼を使う人にお勧めできるカメラです


ビューティフレックスT型

2010-11-30 | カメラ紹介

 前に紹介したカメラより古い型 資料が少ないので

 はっきりわかりませんが このカメラはT型だと思われます

 フィルターマウントは まだネジこみです

 レンズはビオコール シャッターは自前のもの

 低スペックですが わりあい作動はしっかりしており 写りも悪くない

 その後に出たモデル うちにあるD型よりも こちらの写りの方が私は好きです

 新しいものが必ずしもいいとは限らない

 こんなところも 古いカメラの面白いところです

 太陽堂光機のカメラ けっこう好きです

 シャッタースピードは最高1/200sまでしかありません

 でも充分です