F1ドライバーのアロンソ選手は、来年のF1のレギュレーション変更に期待を寄せているようです。
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F.アロンソ、来季のレギュレーション変更を歓迎(ISM)
フェラーリのフェルナンド アロンソは、来シーズンのレギュレーション変更によりF1が面白くなると期待を寄せている。現地時間(以下、現地時間)18日、イギリスのモータースポーツ専門誌『Autosport』(電子版)が伝えた。2009年に導入されたものの、今季は採用されなかったKERS(運動エネルギー回生システム)が来シーズンは復活し、可変リアウィングの使用も認められる。F.アロンソは、チームとのインタビューにおいて、「もっと面白くするため、オーバーテイクを増やすため、よりいいショーにするため、F1は毎年レギュレーションを変更する。実際、2011年にはオーバーテイクのチャンスの時に使えるKERSと可変リアウィングっていう2つの大きな変化がある。この2つの組み合わせのおかげで、前のマシンに対してスピード的にかなり有利になると思う。だから来年は、ついにレギュレーションがオーバーテイクの役に立って、誰にとってもさらにいいショーを提供できるって確信しているよ」と歓迎している。(後略)
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レギュレーションの変更により、アロンソ選手が乗るフェラーリのマシンが格段に早くなると期待しているようです。しかし、アロンソ選手は大事な事を忘れています。このレギュレーションは、フェラーリだけではなく全てのチームに適用されるわけですから、抜かれるほうの立場になるかもしれないという事です。まあ彼自身は自分が一番速いと思って乗っているわけなので、抜かれることは有り得ないと思っているのでしょうが、油断しているとまたカムイ選手にやられますよ。F1は、毎年のようにレギュレーションが変わりますが、アロンソ選手が言う「よりいいショーにするため」ということであれば、競馬のように速い車にはウエイトハンデを導入するとか、WTCC(ツーリングカー選手権)のように2ヒート制にして第2レースは、リバースグリッドを採用する等の方法を考えたほうが良いと思います。その方がコストも掛らないし簡単な方法に思いますが、昔ながらの伝統を重んじるコンサバなF1ファンには、おそらく受け入れられないでしょう。