今年のオークスは7番人気エリンコートが優勝しました。
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オークスは7番人気エリンコートが優勝(デイリースポーツ)
雨の降るなかで行われた樫の女王決定戦は7番人気エリンコートが叩き合いを制してV。管理する笹田調教師=栗東=とともに、うれしいG1初制覇となった。2着には8番人気ピュアブリーゼ、3着には2番人気ホエールキャプチャが入り、1番人気の桜花賞馬マルセリーナは4着に敗れた。クラシック初制覇の後藤浩輝騎手は「信じられないです。馬に余力があった分、最後まで頑張ってくれた」と喜んだ。
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下馬評では、桜花賞で1,2着となったマルセリーナ、ホエールキャプチャの2強対決と言われていましたが、レースでは、8番人気ピュアブリーゼが果敢な逃げを打ち、それを好位置から直線で追撃するエリンコート、後ろから上がり最速の脚を使って追い詰めるホエールキャプチャの展開となりました。結局、最後はクビ差でエリンコートが凌ぎ切り栄冠を手にしました。
逃げたピュアブリーゼも勢いが衰えずに大変強かったし、それを差したエリンコートも素晴らしかった。伏兵の馬が活躍してくれると、見るほうとしては楽しみが膨らみます。(賭ける時は、伏兵には活躍して欲しくないけど)今年のG1は、毎回勝者が変わる面白いレースが続いています。今回も下馬評に上がった人気馬が勝てない状況で、テレビの競馬記者によると、敗因は馬場の変化への対応とかレース展開や位置取り、距離適性などに問題があったと分析していました。競馬では、予想が外れるとよく言われる理由です。
今回、1番人気だったマルセリーナは、桜花賞の強さが際立っていたので人気になっていましたが、たとえ実力があっても距離やコースが変わると思うようにいかないようで、圧倒的な人気だっただけに4着でも着差以上の惨敗だったような印象でした。そんな中、出遅れたにもかかわらず、クビ差の3着まで追い込んだホエールキャプチャはなかなか強かったと思います。未だG1を勝てていませんが、コンディション次第ではいつでも勝てる安定感があります。秋には、昨年の2歳女王レーヴディソールが復活すると思いますので、今回勝った馬も含めてリベンジして欲しいものです。
ちなみにオークスには、6頭のディープインパクト産駒の馬が出走し「上位独占」も噂されていましたが、蓋を開けてみると4着のマルセリーナ以外は8着以下でした。人気のディープインパクト産駒にも天候や馬場状態によっては「死角」がありそうです。