今年も大リーグのオールスター戦が行われました。
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<大リーグ球宴>イチローは2の0も好捕 ナが連敗止める(毎日新聞)
米大リーグの第81回オールスター戦は13日、当地のエンゼルスタジアムで行われ、ナ・リーグがア・リーグに3−1で逆転勝ちし、02年の引き分けを挟んで続いていた連敗を12で止め、14年ぶりの勝利を飾った。通算対戦成績はナの41勝38敗2分け。最優秀選手(MVP)には逆転打を放ったブレーブスのマキャンが選ばれた。(後略)
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毎年楽しみにしているこのイベントですが、今年は日本人選手がイチローだけというとても寂しい状況になってしまいました。今年の前半戦は、日本人選手は投手も野手もみんな不振で、マイナーに降格したり、故障や解雇など悪いニュースばかりでした。鳴り物入りでエンゼルスに移籍した松井選手でさえ、昨年のワールドシリーズMVPとは思えないほど並み選手レベルの働きしかできず、カブスの福留選手は出場機会が減り、今年新天地で期待していた岩村選手はマイナーへ、松井稼選手は解雇されてしまいました。投手でも松阪投手は相変わらずの安定しない投球で先行きが危なく、黒田投手も序盤は良かったけれど、最近は負けが込んでいるようです。1年目の高橋投手はそこそこ頑張っていますが、2年目の上原投手や川上投手など話題にも上がりません。みんな大リーグに行った時は、とっても華やかだったのに、時間の経過とともに華が無くなっていくようです。それだけ大リーグで生き残っていくのは大変なのでしょう。
その中で、イチロー選手だけは毎年安定した別格の働きをしています。しかし、毎年夏までにはチームが下位に沈んでしまい、シーズン半ばにはオールスターと200本安打のノルマだけを目標にプレーしているように見えます。確かに10年連続200本安打を達成すれば偉大な記録だと思いますが、ヒットの8割は単打であり、試合を決めるような記憶に残るヒットが少ないことに物足りなさを感じます。サッカー選手に限らず、イチロー選手でさえ「決定力が無い」のは同じで、コツコツとバットに当てて、チャンスを作るだけで終わってしまうのは残念な感じもあります。「イチロー選手らしいポテンヒット」はもう見飽きましたので、そろそろ豪快に「試合を決める」ヒットやホームランを打つ姿を見てみたいものです。
今年のオールスターは見事なキャッチを見せてくれました。よく見るとタイミングがズレた、かなり好プレーの演技っぽいジャンピングキャッチですが、これがイチロー選手です。(^^;)