桜花賞は、2番人気のジェンティルドンナが優勝しました。
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ジェンティルドンナが勝利、ジョワドヴィーヴル6着/桜花賞(netkeiba.com)
8日、阪神競馬場で行われた第72回桜花賞(3歳牝、GI・芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気ジェンティルドンナが、中団追走から伸び脚を見せ、4番人気ヴィルシーナに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分34秒6(良)。さらに1/2馬身差の3着に3番人気アイムユアーズが入り、1番人気ジョワドヴィーヴルは後方追走から伸びを欠き6着に敗れた。
ジェンティルドンナの父ディープインパクトは昨年も産駒のマルセリーナが勝利し、桜花賞2連覇。2着ヴィルシーナもディープインパクト産駒で、ディープインパクトは2連覇とワンツーフィニッシュの快挙を達成した。
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今年の桜花賞は、昨年の阪神JFで2歳チャンピオンになったジョワドヴィーヴルが、前哨戦で大敗したことにより本命不在の混戦が予想されていました。レースでも直線の坂を登ったところまで大混戦でしたが、ゴール手前で一歩抜けた2番人気ジェンティルドンナが優勝しました。今年の3歳牝馬は実力伯仲で1秒差以内に14頭が入っており、このレースを回避したハナズゴールも含めて、今後のレースには条件次第でどの馬にも勝つチャンスがありそうです。
ジョワドヴィーヴルは、昨年の実績で1番人気に推されていましたが、結局6着に敗れました。わずか3戦でG1制覇という素質馬ですが、他の馬に比べてやや成長が遅いような印象があります。成長期にありながら、デビュー以来の最低体重ということもあって、今後のレースにやや不安を残す結果でした。元大リーガー佐々木投手の持ち馬ヴィルシーナは、先行して最後まで粘り込むレース展開で2着に敗れましたが、とても良いレースだったと思います。
優勝馬ジェンティルドンナは、馬場の良い場所を走って上手くレースした印象でした。ゴール前の余力の違いで僅差の勝利でしたが、今後クラシックはこの馬が中心になりそうです。しかし、レース後のテレビのインタビューで、騎乗した岩田騎手が自分の馬の名前を忘れて苦笑いする場面がありました。今回の人気馬ジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナなどは、発音しにくかったり言葉の意味も判らず記憶に残りにくい名前です。馬主はいろいろ考えて名前を付けていると思いますが、乗っている騎手さえも思い出せない難しい名前は、おそらく競馬ファンも覚えられないでしょう。(ギャンブラーは「馬番」で覚えるので関係無いですが)
「2012年の桜花賞を勝った馬は、どんな名前だっけ?」というジョークで語られそうです。