職場の転勤で関東に来たのが1987年4月でした。九州の田舎者だった私は、初めての関東、東京の人達の姿を見て色々思う事がありました。
「東京人はマナーが良い。電車に乗る時は必ず列に並んで電車を待つ」東京の先輩にそのように教えられて素晴らしい習慣だと思いました。しかし、駅で見ていると実態は違うような気がしました。何故、列で待つのか、それは「座席の権利」を得るためなのです。都内への通勤は長い。だから座って行きたい、座るためには他人より早く乗り込まなくてはいけない。そのために少しでも前列に並ぶ。それが無理そうだったら、次の電車の列に並ぶ。
「東京人はマナーが良い。電車に乗る時は必ず列に並んで電車を待つ」東京の先輩にそのように教えられて素晴らしい習慣だと思いました。しかし、駅で見ていると実態は違うような気がしました。何故、列で待つのか、それは「座席の権利」を得るためなのです。都内への通勤は長い。だから座って行きたい、座るためには他人より早く乗り込まなくてはいけない。そのために少しでも前列に並ぶ。それが無理そうだったら、次の電車の列に並ぶ。
結局、本質はマナーの良さではなく、乗る権利や座る権利のために並んでいるということです。マナーが良く見えるのは結果論。実際、電車がガラガラの時は誰も並ばない。何故なら権利を主張する必要が無いからなのです。
長く関東に住んでいると、自分もその習慣に染まっていますが。