先日のNHKクローズアップ現代で、ギャンブル依存症についての放送があった。
内容はギャンブル依存症がいかに家庭を崩壊させるかをレポートしたものだったが、ギャンブルの定義が曖昧で、競馬、競輪、ボート、パチンコはギャンブルとして取り上げていたのに、宝くじが含まれていないのに違和感を感じた。その話を競馬仲間にしたら、「宝くじは小額を賭ける人、競馬は大金を賭ける人が多い。賭ける金額で分かれるからだろう」と言っていたが、それは違う。宝くじでも高額を賭ける人はいるし、小額でもギャンブルはギャンブルだ。
宝くじのギャンブル性が薄く感じるのは「場」が無いからだろう。競馬、競輪、ボート、パチンコは、ギャンブルを行う空間があり、配当をその場で受け取ることができる。しかし、宝くじは売り場で買った後の時間や場所の制約がなく、自分の場所で楽しむことができる。「場」の制約があるかどうかの違いだけで、やはり宝くじも賭けて配当を得る行為なのだから、ギャンブルには変わりない。
ギャンブル依存症で、宝くじに嵌っている人もいるはずなのだから、NHKもその点を区別する必要はないと思うのだが、何か言えない理由があるのかも。(^^;)