安田記念はジャスタウェイが優勝(東スポWeb)
8日、東京競馬場で行われた第64回安田記念(芝1600m)は、断然の1番人気に支持されたジャスタウェイが道中中団追走から差し切り勝ち。GI3勝目を飾った。勝ち時計は1分36秒8。2着は16番人気のグランプリボス。3着は10番人気のショウナンマイティ。
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今年の安田記念は、ランキング世界一のジャスタウェイがどのような勝ち方をするかに注目が集まりました。結果は、最後の直線で混戦を上手く抜け出し優位に立ったグランプリボスを、ジャスタウェイが最後の数歩でかわして優勝しました。
スタート直後からレースをリードしたのは、3歳マイル王の逃げ馬ミッキーアイル。しかし、3日間続いた雨の影響で不良となった馬場では思うようにペースが上げられず、直線で大失速。後に続いた先行馬も相次いで失速する中、16番人気のグランプリボスが残り1ハロンでトップに立ちました。そのままゴールするかと思いましたが、内側からスルスルとジャスタウェイが近づき、そのまま差し切りました。
正直、今日のジャスタウェイには人気ほどの強さは感じられませんでしたが、最後にキッチリと結果を出すのはさすが世界一にランクされる馬だと思いました。しかし、このレースの主役はグランプリボスと三浦騎手です。16番人気で、多少馬場や展開に助けられた感があるとはいえ、G1-2勝馬らしいパフォーマンスを充分発揮したと思います。三浦騎手も素晴らしい騎乗で、ゴールが見えた瞬間はこの馬が勝ったと思いましたが、横からスルリと交わされてしまい、残念な結果になってしまいました。せっかく良い感じで走っていたのに、ジャスタウェイと併走した際、ゴール前の追うアクションが大き過ぎて、馬の脚が一瞬止まってしまったような印象でした。ジャスタウェイの柴田騎手のようにもう少しスムーズに追っていたら、追撃を交わせたかもしれません。良い騎乗だっただけに勿体無かった気がします。でもG1で存在感を示せたので、彼が今後良い馬を手に入れ、勝てる日も近いと思います。なかなか見応えのある今年の安田記念でした。
ちなみに応援していたのは、逃げ馬ミッキーアイルとホエールキャプチャ。4枠の2頭からジャスタウェイと内枠の人気馬に流した馬券を買いましたが、結果はミッキーアイルは大失速、ホエールは大きく出遅れて何も出来ずに終わりました。内枠には先行馬が多く、ペースが上がったためにほとんど全滅。結局、上位に来たのは比較的位置を取りやすい5,6枠の馬ばかりでした。また下馬評では5歳馬が優勢と言われてましたが、今回は6歳馬が上位を占めました。競馬予想は難しいですが、今回も不人気のG1馬が2着に来ました。G1馬は不人気であっても侮れないとヴィクトリアMの時に書いたばかりなのに、もう忘れてました。反省。