連休を利用して、初めて福島競馬場へ行ってみました。
朝7時に車で埼玉を出発。3連休の最終日の朝ということもあって、高速道路も比較的空いていました。途中で2回休憩を取り、11時前に到着しました。競馬場は、東京競馬場や中山競馬場のように都心から少し離れたところにあるようなイメージでしたが、福島競馬場は市街地の中にあったのが意外でした。到着時間が遅かったせいか競馬場の駐車場は満車で、仕方なく近くの私設駐車場に止めたら1500円も取られてしまいました。ちょっと高いような。
競馬場の建物は新しくて清潔な印象です。入り口はショッピングセンターのようでした。
場内はとてもキレイで、府中や中山のようにハズレ馬券や投票用紙が散乱している場所は見当たりません。総じて福島の人はマナーが良い感じで、好印象の競馬場でした。
観覧席は、建物内に設置されておりガラスで仕切られています。中山競馬場の雰囲気ですが、中山と違ってこちらは無料で建物内から観戦することができます。
外へ出ると小さいコースに大きなスタンドで、ややアンバランスな感じです。芝生席で日向ぼっこしながら観戦する人が多かった。
コースは中山競馬場と似ていて、直線が短くて緩やかな坂になっています。コース幅も狭く感じられます。
パドックは建物が取り囲むように設置されています。風の影響を受けにくい構造になっているようです。反対側が壁になっているので、馬の歩様や体型、毛艶の様子がよく判ります。よく考えられたレイアウトだと思います。
ターフビジョンも小さいものですが、スタンドが近いのでとても見易かったです。
こちらは標準ズーム(35mm換算で80mm)で撮った写真。コース脇にいると鞭を激しく入れる音や、馬の蹄の音がよく聞こえます。レースの臨場感と迫力を感じました。
他の競馬場同様、ファンが応援の垂れ幕を出しています。
第6レースで応援した馬は、「クリアザウェイ」。競馬グッズ購入のオマケで、この馬のゼッケンを頂きました。5歳の牝馬で、これまで2勝。最近は掲示板近辺の惜しいレースが続いています。これも何かの縁ということで、何とか3着以内に入って、私に配当をプレゼントして欲しいなあと思いながら応援することにしました。
騎乗するのは、内田博幸騎手。これは期待できそう。
レースは、先行するも直線で抜かれて5位。良いレース展開でしたが、最後にやや失速してしまい残念な結果でした。
この日、単勝を"当てた"のは柴田大知騎手のマイネサヴァランのみ。でも嬉しい配当でした。
「当てた」というのは予想して、その予想通りに来た場合。「当たった」というのは、有力馬をいくつか買ってたまたま引っ掛かった場合と定義してます。他に馬単とワイドが「当たった」けれど、嬉しさ半分でした。まあ、配当を頂けるのは変わらないけれど、満足度が違うかも。
柴田騎手は、最終レースでも不人気の馬で2着に入りました。いつかG1を獲って欲しい騎手の一人です。
競馬の写真を撮るなら福島競馬場はお薦めです。超望遠レンズでなくてもOK。
数少ないテイエムオペラオー産駒のブラウンシュタイン。地方競馬では活躍しましたが、JRAでは厳しい状況が続いています。この日の第10レースでも12着。まだまだ力不足のようです。
ここは観客に優しい競馬場です。疲れたら芝生で一休み。胡坐をかいて見るのも良さそう。
子供連れも多くて、遊園地のようです。「馬しかいない動物園」
お目当ての「テイエムコウノトリ」。近走の成績が良くて、2番人気に推されました。鞍上は吉田豊騎手。
レースでは良い位置に付けましたが、直線では馬群に飲み込まれてしまい12位に惨敗。
当然前の方に来ると思って待っていたのに、どこにもその姿が見当たらず、完全に撮るタイミングを逸してしまいました。スポーツ紙には「幸せ運ぶコウノトリ」という見出しが出てましたが、残念ながら私に幸せを運んできてくれませんでした。この馬は前回の福島のレースでも惨敗しており、この競馬場とは相性が良くないようです。
帰りは5時頃出発して、市街地の渋滞に巻き込まれて1時間ほど余計に掛かりましたが、高速はほとんど渋滞なく10時に埼玉に到着。初めて行った福島競馬場は、とても居心地の良い競馬場でした。また機会があれば、行ってみたいと思います。