キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本:経度への挑戦/デーヴァ・ソベル

2005年01月27日 | Book
「面白い本を教えて下さい!」というテーマへのトラックバックです。
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みなさんのオススメの本を教えて下さい。ただし、
①面白い本であること(当たり前か;)
②中学生でも途中で投げ出さずに読めそうな本であること(笑)(ライトノベルだと特に良し)
③値段が手頃であること(2000くらいまで;)
が条件です。(②と③はクリアしてないが とにかく面白いという本もOK)
気軽に書き込んで下サイ(*^▽^*)
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ということなので、比較的短くて読みやすいノンフィクション。
「経度への挑戦」 著者:デーヴァ・ソベル
デーヴァ・ソベルの歴史ノンフィクションです。
大航海時代の到来と共に、海外の植民地への往来が始まりました。ヨーロッパからアメリカ、アジアへ多くの船が出て行ったのですが、彼等は大変な問題を抱えていたのです。海上では、自分の位置を把握するのが大変難しいというのがその問題でした。目印が無い海の上でどうやって自分の位置を把握するか、、、様々な方法が検討されました。
緯度については、比較的早くから太陽や星の位置を観測することで測定することができたのですが、経度については出発地の時間が判らないと、自分の位置を測定することができませんでした。(つまり軽度15度=1時間なので、出発地の時間が判れば自分の位置も判るわけです)当時の時計は、振り子時計が主流であり、揺れ易い船の上では使えなかったため、振り子以外の方法での精度の高い時計が必要となりました。
ということで、時計職人ハリソンがこの難問に挑戦し、解決するまでの経緯を書いたのがこの本です。私達は、ごく当たり前のように緯度・経度という言葉を使っていますが、これは知識として知っているだけで実生活で使っている機会は少ないと思います。もし緯度や経度を測定する方法を知らないで、無人島に流されたとしたら、自分がどの位置にいるか全く推測できないと思います。今ではGPS等で簡単に知ることができますが、先人達の苦労や知恵を知ることは、便利な現代社会に住む私達にとっても大変重要なことだと思います。

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