昨夜の臨時学年保護者会には、夜分にもかかわらず、またお仕事でお疲れのところを大勢のみなさんにご出席いただき、本当にありがとうございました。
昨夜もお伝えしました通り、現在の子供たちの学校での生活態度・授業態度は目に余るものがあります。それも誰か一人だけ、あるいは一部のものだけが悪いというのではなく、実に多くの生徒が乱れています。
育友会長の大石さんはそんな状況を心配して、しょっちゅう学校に子供たちの様子を見に来てくれていました。そして最近の様子を見て、「そろそろ学校の対応だけでは限界に来ているのではないか?」とおっしゃいます。そして、「今の荒れた状態を、子供たちの口から聞くだけでなく学校から直接お伝えして、全ての保護者のみなさんに共通認識していただく必要があるのではないか。」ということで、昨夜の会を開いていただくことになったのです。
これまでも個別面談の他にも学年便りや学級通信、そしてこのブログなどで何度もお知らせしてきたつもりでしたが、まだまだ充分でなかったようです。昨夜の会では直接お話を聞いていただいて本当に良かったです。
都合で出席いただけなかった方のためにもう一度子供たちの現状を確認します。
遅刻をするものは日に20人から30人。チャイムが鳴っても教室に入ろうとせず、授業もきちんと受けようとしません。無駄話をしたり勝手に立ち歩いたり居眠りをしたり・・・ある時間にはクラスの27人中まじめに授業を受けているのは3人しかいないこともありました。服装や頭髪も乱れています。教室の戸や壁が蹴り破られてあちこちに穴が空いています。授業中でも平気でアメやガムを食べる子供も増え、コンドームを風船代わりにして遊んでいる生徒までいます。
「このままではダメだ。なんとかしなくてはならない」と、私達教職員もあれこれ頭を悩ませながら色々とやってきました。クラスでの担任からの訴えはもちろん学年集会でも必死に訴えました。成立しにくい授業には、授業のない教師による廊下の見回りもしています。あまりにも騒ぐ生徒へは特別指導もします。厳しい指導をしたこともあります。しかし教師が指導しようとすると「何で俺だけ怒るんや?他の子もしやるやろ?」と食ってかかり、「ちゃんと言うこと聞け!」と言うと「俺等はなんでも言うこと聞かなあかん奴隷か?」と食ってかかると言った具合に、毎日のようにトラブルが起こっています。また育友会役員さんへの呼びかけ、教育委員会との連携など外部の方にも相談に乗っていただくなどあれこれやって来たつもりですが、どれも功を奏していないというのが現状です。
昨夜は保護者のみなさんからも貴重なご意見をいただきました。厳しいご意見もあり身の引き締まる思いでしたが、いずれも私達教職員の取り組みを後押ししてくださる叱咤激励のお言葉であったと感謝しております。また昨夜遅くにはお二方から
当ブログへ励ましのコメントもいただいております。それに何より、昨夜の保護者会にあんなに多くのみなさんに出席いただけたこと、本当に嬉しく思っています。109名の在籍生徒数ですが受付でお名前を書いてくださった方だけでも81名の保護者の方に出席いただいております。実に8割近いの出席率です。これは育友会活動としてもまれに見る数字だと思います。これも保護者のみなさんの子どもを大切に思う気持ち・学校を大切に思ってくれている気持ち・熱意の表れだと感激しています。
私達教職員も、これを励みに、またこれからも頑張っていかねばと決意も新たにしているところです。どうかこれからもよろしくお願いいたします。
2学年教職員一同