テスト勉強の秘訣

　今日で期末テスト二日目も終了。もう半分以上の教科のテストが終了したことになります。生徒のみなさんにとっては、そろそろその結果が気になり始める頃かも知れませんね。

　ところで、私達教師がとてもとても気になるのは、テストの結果よりもテストを受ける準備はちゃんとできているのでしょうかということです。

　本日も午後は家庭学習となっていますが、ただでさえジメジメと嫌な季節。「やらなあかんのはわかっているけど・・」「ついついテレビを見てしまって・・・」なんてことになっていないでしょうか？
　また、そんな声に混じって、「どんな勉強をすればよいのかわからない」という声も聞こえてきそうな気がします。でもそれって、効率の良い勉強法・ラクチンな勉強法を求めようとしているだけなのではないでしょうか？

「テスト勉強の秘訣」・・・・なんて書くと、変な期待を持たせてしまったかもしれませんが、テスト勉強に秘訣なんてありません。あるとすれば「面倒くさがらんこと」 です。
　前にも書いた通り、人間の脳は覚えたことを忘れていくようにできています。あったこと見てきたことを全て覚えていられるほど人間の性能は良くないのです。だから、学習してきたことを忘れないように、とにかく何度も繰り返し覚えることが大切です。そうすると少しは忘れてしまうのを防げるようです。だから復習は大切なのだと以前にも書きました。
　もう一つ、テスト勉強では、これまで勉強してきたこと全てを漠然と眺めるのではなく、各教科の「大事そうな所」「重要な語句」などをおさえることが大事です。まずは教科書の太字の語句を重点的に覚えることから始めましょう。それがどんなものであるのかその内容をしっかりまとめておきましょう。ただ、目で見ただけではダメです。わかった気にはなるけれど、頭には入っていません。覚えるには書くことが大事です。書いて書いて書きまくることです。
　しかし、それって、慣れていない人にはものすごく面倒くさいことです。面倒くさいからやらない。やらないから覚えられない。覚えられないから、テストの点が悪い・・・悪循環です。これではあかん。生徒諸君もそう思っているはずです。

　まずは「面倒くさがらんこと」から始めてみませんか？

　面倒くさがらずに書いて書いて書きまくって覚える。
　そうすればテストの点も上がる。
　成績も良くなる。
　授業も楽しくなる。
　希望の進路にも近づく。
　親も喜んでくれる。
　そして　自分の毎日も楽しくなる。

　・・・そうなってって欲しいなあと願っています。