新宮市立城南中学校

城南中学校の学校生活の一端をご紹介します

人権学習会

2008-07-17 13:39:40 | Weblog
 近畿地方に梅雨明け宣言が出た7月16日の午後、全学年で人権学習に取り組みました。
 今年は『身障犬ギブのおくりもの』という映画を鑑賞しました。
 あらすじは以下の通りです。


 小学四年生の森口咲が両親とペットショップに行くと、生まれつき右の前足が不自由なラブラドールの子犬がいた。咲はギプスと名づけられたそのかわいそうな犬を飼いたいと両親に頼む。咲が面倒を見るという約束で、森口家の家族として迎えられたその犬は、名前をギプスから「ギブ」に変えた。
 数日後、咲と母親は獣医を訪れたが、手術をしても治らないと言われがっかりする。そんな様子を見た先生は「たとえ足が不自由でも、かけがえのない命を授かったんだ」と諭す。
 修平はギブの散歩のためにラジオフライヤーを買い、それから毎日の散歩を日課にするようになった。数ヶ月後、いつものように公園に散歩に行くと、同じクラスのいじめっ子の上田たちがギブに砂をかけ始めた。一緒にいた中島も、仲間にせつかれ、嫌々ギブに砂をかける。中島は、以前から上田たちからいじめられていた。
 翌日、学校に行くと、黒板にはギブの絵と「ぼくはゴミ犬です」と書かれていた。咲は、帰宅後、ショックのあまり散歩を楽しみにしているギブを無視し、「もう散歩なんか行かない」と言い放ってしまう。そんな咲に母は約束の大切さを思い出させる。
 翌日、思い直した咲はギブと散歩する。すると、近くにいた中島が近寄り、以前砂をかけたことを謝り、いじめっ子たちの言いなりにはならないと約束する。
 ある日、ギブは散歩にいくら誘っても動こうとしなくなった。病院に連れて行くと、体が重くなったためと診断され、このまま歩く練習をしないと寝たきりになってしまうと言われる。それから、咲はギブの為に歩く練習をさせようとするが動かない。
 しかし数日後、咲の歩いてほしいという思いが通じたのか、ギブは傷ついても歩く練習を始めた。ある日、親友の南と川原で練習をさせていると、ギブが初めて歩いた。大喜びの二人のところに中島が来て、「ずっと見ていた」という。そこに上田たちが現れ、「ゴミ犬なんか相手にするな」と、中島を連れて行こうとした。しかし、中島はもう、「お前らには引きずられない」と宣言する。母にギブと中島君の事を報告する。嬉しそうな咲を見た母は「ギブを飼わなかったら中島君の辛さ気づかなかったかもしれないね。ギブから大切なものを与えてもらったんだね」と話す。
 翌朝、上田が中島にこれまでのことを謝り、咲・南は安心するのだった。


 生徒諸君はどんなことを考えたでしょうか?

 この夏休みの課題として人権作文が出題されています。この映画をきっかけに、身の回りの人権について考え、意見を述べてほしいと思います。