今日は7月11日。毎年、この時期に仕事に携わっている社会人を招いて、「 職業 」の話をしていただいています。今回は地域コーディネーターの大石さんの紹介で、毎日新聞和
歌山支局長の坂口さんに来ていただきました。
まず最初に、新聞ができるまでのDVDを見ました。現場で取材をしないと、そこに住んでいる人の苦労がわからないということを話していました。現場では
10 聞いて 1 書けと教えられたそうです。特に警察関係の取材などはそこの責任者(署長)から情報を得ますが、「 夜回り 」や「 朝がけ 」をしてたくさんの情報を集めるそうです。大阪の池田小学校での事件当時、坂口
さんも取材に行ったのですが、現場は混乱して大変だったそうです。
でも、その時心がけたことは、弱い立場にある人の声を紙面に届けることだったそうです。まさに社会正義ですね。
新聞の役割、使命は、二つあるそうです。第一に新聞に取り上げられたことにより、法律ができたり制度を変えていく原動力になること。第二に権力の
暴走を止めたりチェックする働きがあることなど、新聞の真髄を語ってくれました、
最後に職場体験学習を通じて、自分はどういうタイプの人間か見極められるという話もしてくれました。職場で質問したり、いろんな話をする中で、様々な仕事のタイプがわ
かったり、自分はどんなことが好きでどんなことが得意など、三日間の職場体験学習で、ぜひつかみとってほしいとおっしゃっていました。それは、将来の職業選択を考える上で大事なことだということが生徒達は理解できたようで
す。