新宮市立城南中学校

城南中学校の学校生活の一端をご紹介します

感謝する心

2008-06-24 18:32:49 | Weblog

 昨日(6/23)の午前6時40分頃、職員室で仕事をしていると近づいてくる足音が・・・。「あっ、平田先生が来たんだな」と思って、特に気にせず仕事を続けていると、職員室の入り口にのっそり大きな体が姿を見せた。
 「おはようございます!」と礼儀正しいあいさつと礼で登場したのは我らが岩倉先生!びっくりした私は「お、おはよう!わ、忘れ物でもしたんですか?」と答えた。・・・確か先週の金曜日で教育実習は終わっているはずだぞ!?・・・ん?まだ、実習終わってなかったのか?・・・色々考えていると、岩倉先生はこう切り出した。
 「お世話になったところに感謝の気持ちを表したいと思って来ました。」そして、すぐさま職員室を掃除し始めた。一通り終わると、姿が見えなくなった。おそらく1-3の教室を掃除しに行ったのであろう。そして、午前7時40分頃、お世話になった先生方一人ひとりに丁寧にあいさつをして帰られた。
  岩倉先生は、教育実習が始まった最初のあいさつで、「どんなことにも感謝の心を持って」とお話しされていました。「お世話になった人、物、場所、全てが皆を作っています」と自身の経験からも熱く語ってくれました。そして教育実習が終了した金曜日の岩倉先生執筆の学級通信では「我以外皆我が恩師」という言葉を君達に捧げ、「自分に関わる周りの人全てが自分を成長させる恩師です。なので常に周りの人から何かを教わる気持ち、感謝する心を持っていて下さい」とメッセージを残してくれました。
  言葉だけなら誰でも言えます。格好をつけようと思えば言葉なんてどんどん飾っていくことができます。しかし大切なのは言葉の通り行動することです。言っていることとやっていることがかけ離れてしまうと、その言葉の力はなくなってしまいます。

  昨日の岩倉先生の行動は、まさにその言葉の通りでした。だから皆にプレゼントしてくれた言葉は、岩倉先生の心の言葉、真の言葉であったのではないでしょうか。その渾身(からだ全体。全ての力を込めてという意)の言葉を、皆はどう受けとめますか?

  そこで担任からのお願いです。感謝する心をもってください。感謝する心は君達の心をさらに成長させてくれると思います。からだがどんどん成長していっている君達に、心もどんどん成長していってもらえたらなと思います。

 

6月24日発行1年3組学級通信「全力投球」第50号より