goo blog サービス終了のお知らせ 

共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

ちゃんと食べなよ…

2015年05月02日 22時43分12秒 | 日記
夕方、買い物ついでに《アミューあつぎ》の地下のフリースペースに寄ってみたら、何やら人だかりが出来ていました。何かと思ったら、厚木市と姉妹都市提携している長崎県平戸市の物産展の一環で、平戸産の『いりこ』の詰め放題なるイベントの真っ最中でした。

群がるヲバサン達は、¥500を払って手渡されたビニール袋を、破れないように慎重かつ巧に引き伸ばして、一定の形状になるべくもないいりこを懸命に縦に縦に詰め込んでいました。

群がっている人達はそれなりに楽しげなので敢えて何も言いませんが、できることなら聞いてみたいのです

「その欲の皮が突っ張らかった根性で詰めるだけ詰め込んだ食材、うちに持って帰ってから残さず食べ切れるんでしょうねぇ?」

と…。

昨今、夕方頃に放送されている軽薄なニュースバラエティの中で、どこやらのスーパーマーケットの特売の目玉商品として『人参の詰め放題』やら『ソーセージの詰め放題』などというものに、常軌を逸した悍ましい人々が群がる様子が映し出されたりすることがありますが、ああいうものを見せられる度に「この人達は、これらの食材をきちんと消費し切っているのだろうか?」と、いぶかしく思ってしまうのです。

百歩譲ってソーセージならある程度の日持ちも期待できるのでしょうが、人参を30本以上詰め込んでいた家などは、恐らくそこから半月は三食に必ず人参を使ったメニューを組み込みでもしなければ、消化し切るなんてことは不可能なはずです。

これは乾物のいりこですからまだ何とかなるのかも知れませんが、それでも喜々として段ボール箱に群がるヲバサン達を見て、強烈な違和感を感じずにはいられなかったのでありました…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする