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共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

やっぱり変!

2013年10月31日 18時51分19秒 | 日記
今日はハロウィン本番当日です。小売店関係を中心に一ヶ月くらい前から何やかやと騒いでいましたが、今日がその集大成といったところです。

たまプラーザの駅近辺には御覧のような浮かれたお子たちが、浮ついた衣装に身を包んで所構わずキャーピー騒いでおりました。ただ、お子たちだけならまだしも、親までが一緒になって耳つけたり魔女帽子乗っけたりといった浮かれっぷりなのはどうなのかと…。

あの…元来ハロウィンなる風習は、一部のケルト族に伝わる先祖供養のお祭り(いわゆる日本のお盆に相当するもの)であって、それが後にキリスト教の中に組み込まれて万聖節の前夜祭=All Hallows Eveと呼ばれたのが訛ってHalloweenになったわけです。それが更に後にアメリカに渡ってしばらくしてから、何故だか現在のように子供が家々を廻ってお菓子をたかる…基、ねだるような風習になったのです。

この時期にこのブログ内で毎年同じようなことを書いているのですが、結局ハロウィンはクリスマスほどには日本には定着することはないと思います。こういう都市部を切り取るとさもさも流行っているかのような光景に見受けますが、もとで英会話教室と製菓会社との陰謀である日突然フィーチャーされた取って付けた様なイベントですから、こうやってはしゃいでいること自体に無理があります。

「そんなことはない!日本の中でも確実に定着しつつある!」と熱く語る向きもありましょうが、じゃあ、日本全国のどんな片田舎でも催されているクリスマスほどの盛り上がりがハロウィンにあるかといえば…。

まあいずれにせよ、未だアベノミクス的景気回復気運を実感出来ない庶民にとっては、例えば幕末期に起こった『ええじゃないか騒動』のような馬鹿騒ぎが出来るこの奇祭は、ちょうどいいガス抜きになり得ているのかも知れません。そういった意味での存在価値は認めてあげてもいいのかな…と思わなくもない今日この頃でございます。
コメント
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