作曲家・趙 顕市の「愛別釜山港」

私が作詞・作曲した「愛別釜山港」「野ばらあなたたち」の紹介。歌は韓国の「ソン&リー」という姉妹歌手が歌っております。

「私と叔父の関係その16」「私の歌の再生回数表その26」その他投稿文掲載。

2013-04-28 08:56:37 | Weblog

さてS病院でめでたく一連の事務仕事の見習い終えた私は、年月日は定かに覚えていませんが、当時の実質的な医療法人京都共和会の経営陣との会合に、叔父さんと一緒に出席し、長時間の議論の結果、従来の社員や理事や理事長が総退陣し、叔父さんを理事長とする新しい医療法人が結成される運びとなりました。名称はそのまま引き継ぐこととなりました。
 私は何故か副理事長兼事務長のポストに就任することになりました。あまりにもの大役に心身ともに引き締まる思いでしたが、反面余りの嬉しさに有頂天の状態にあった事も事実です。でも、仲良く親しくして頂いていた従兄弟を出し抜いてしまった結果にもなってしまったのですから、彼にしては面白い筈がありません。程なくして従兄弟は診療所を去って行く事になりましたが・・・。
 この従兄弟なのですが、私の叔母の長男ですが、診療所から新烏丸通りを越えて3,400m程西側に行った所に喫茶店が在った(現在も営業をしている)のですが、そこのママさんがその「いとこ」と同級生だったらしく、ある時、その従兄弟の事を次の様に評していました。
 「わたくしと彼とは同じ高校の同級生やったんやけれど、ほんとに賢い人だったんやよ」と。
 実際彼は京都大学医学部の門を潜る実力が十分にあったのですが、運が悪かったと言いますか、2度志したのですけれども、合格することは叶いませんでした。でも二言三言、彼と言葉を交わしてみると分かると思います。彼の余りにもの知識の豊富さ(博識と言うんでしょうか)を。
 (当時私は小学生が書くような詩を書いて、自称詩人{当然ながら誰も詩人として認めてくれなかったので}と、臆面も無く称していたのですが、恐らく彼は私の詩句を読みながら、内心侮蔑していたことでしょうね。現在も私は、それらの詩句をなぐり書きした当時のノートを所有していますが、そのうち焚書いや焚帳の刑を宣告してしまおうと思っています)
 ただ彼の欠点は、余り自分の意思なり、考えを持っていなかった様に思います。彼と意見交換や議論のやり取りをしていると、カントがなんやかんや、ゲーテが、ランボーが、ニーチェがこう述べていたとか、必ず過去の偉人や先人、哲学者等の言葉や説を二言目には引用して説得しようとするんですね。私は読書も余りしていなくて、超シュールレアリズム的な詩等は皆目意味が分からなくて、また晦渋な、難解な言葉で書かれた哲学書や随筆は2,3ページも読むと瞼が閉じてくる方なので、自分自身の考えや、言葉で渡り合うしかなく、いつもたじたじになって応戦していた事を懐かしく思い出します。
 そんな会話の中で、S病院でぞっこんだった事務員さんの事を聞いてもらっていたのですが、彼が言うには、「その方には既にフィアンセがいるので諦めた方が良いよ」と言っていたのですが、彼の言葉が信じられず、5月の末日に3月決算の書類を各官公庁に提出する時に、私の車両で件の事務員さんと行くことになり、2人きりになる絶好の機会があったので、「付き合ってください」と言う言葉を当日用意していたんですが、車中にいる間の1時間位だったでしょうか、何十回も喉まで出掛かっていたんですが、結局言えずじまいで終わってしまいました。しかし、それで良かったのです。何ヶ月か後に、彼女が結婚したとの風の便りを悲しい面持ちで聞く羽目になってしまったからです。ああ、また失恋・・・。あっ、また話が逸脱してしまいました。
 次の詩は当時創作したものです。駄作ですが、とある女性がご一読してくださって「これは良いわ!」とお褒め頂いた詩で、爾来私のお気に入りの詩です。確か以前にも書き記した記憶があるのですが、いま一度お読み下さればありがたく思います。(続く)
 
   ―自嘲の詩―
 我が大師匠ハイネ様 
 あなたは仰いました
 1度ならず2度までも
 恋に破れたこの僕は
 馬鹿もばかも大ばか者だと

 では 我が大師匠ハイネ様
 2度ならず3度まで
 恋に破れたこの僕は
 馬鹿もばかも そのまた馬鹿の
 大々(だいだい)ばかとでも呼ぶべきでしょうか!

 さて私の歌の再生回数表ですがご覧の通り、4月27日現在35713回を数えています。従来に無く、非常に速いペースで記録を更新致しています。有難い限りです。心よりお礼申し上げます。つきましてはさらなるご支援を賜りますことをお願い申し上げます。
 また、4月25日に私の投稿文が朝日新聞の「声」の欄に掲載されましたので、併せて掲載しておきますので、こちらの方もご一読下されば幸甚に思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿