「私と叔父の関係」の本筋から3話程逸れましたけれど、また元に戻りたいと思います。と言いましても前回どこまで書いたのか、何を書いたのか、完全に忘却していますので、過去のブログを振り返りながら書き進めたいと思います。
確かレセプト書きの事などを書いていたと思うのですが、レセプト(診療報酬明細書若しくは請求書)書きと言いますのは、飲食業に喩えていいますならば、掛で飲食して行かれたお客様に対して、暦月末毎に締め切って、その暦月期間の飲食未払金を、翌月の10日位までに請求明細書を書き上げてお客様の会社なりに請求し、翌々月に代金を指定の金融機関口座に振り込んで貰うと言うもので、医療機関の場合は、以前に書かせて頂いたかもしれませんが、保険給付の対象となる診察料の回数や、投与したお薬、実施した検査等漏らさずその内容を書き記します。それも言いましたように暦月に200人来られたら200枚、1000人来られたら1000枚と言う具合に、来院者数が多ければ多いほど大変な作業量となって来ます。
また、診療内容の豊富な、と言いますか濃密(例えば点滴や注射や投与したお薬を頻繁に変更し場合等)な患者様ほど、レセプト1枚では書ききれず、2枚、3枚と書き足していき、私の記憶では、1人の患者様に対して最大4枚ほどのレセプトを書いた記憶があります。そういう患者さんの場合には、レセプトを書き上げるのに1時間かそれ以上の時間を費やす事があります。その様な患者様が請求対象月に10人もいらっしゃれば、本当に大変な作業となって来ます。
現在でもそうですが、レセプトの提出期限が決まっていまして、社会保険関係は7日迄に、国民保険関係は10日迄(現在では社会保険も生活保護法も国民保険も予防接種関係や各種検診関係も10日迄、労災関係もそうだったのかな、交通事故関係は、別段提出期限は決まっていなかったが診療月の翌月早々には提出していた様に思う)に、さる機関に提出しなければなりません。期限を過ぎますと、支払って貰える期日が遅れますので、資金に余裕の無い医療機関様では、運営に支障を来たす(当時の医療法人京都共和会は莫大な借金を抱えていまして、まさに自転車操業の日々でした)事となりますので、何処の医療機関でもその期間中は、レセプトを書き上げる事務職員は大変で、大抵は残業を余儀なくされていました。
又その反対に、診察の結果様子を見ると言う事等で、薬の内容や検査等の内容を書かなくて済む患者様の場合は、非常に簡単に済みますので、悪戦苦闘しているときにはそんな患者様のカルテに出会いますと、「地獄で仏」と言う諺がありますが、本当にほっとした気持ちになります。
そんな大変な仕事を私が診療所に入った当時は、私の従兄弟とうら若き事務員の女性と2人でこなしていましたが、余りにも仲が良すぎて2人とも反目し合う間柄となり、仕事もはかどらなくなり、いつしかどちらも退職していきましたので、所長と2人途方にくれていましたら、たまたま大阪から事務員募集で来られた方が、その事務を引き継いで下さることになり、事なきを得ました。
このお方の履歴書をご拝見いたしますと、同胞の金融機関を退職された後、医療機関の保険請求義務の学校に通われていた記載してありましたので、所長は二つ返事で承諾のお返事を為さったようです。否、全ての職員の採用は、私と所長と2人で行なっていましたので、私も面接に立ち会っていた筈ですが、余り記憶に残っていなくて、後にお人柄などを知るに連れ、大変素晴らしい方を採用できたものだと、現役を引退した現在でも強く印象に残っています。
この様に私の在職中は勿論、就職する以前からも京都共和会札ノ辻診療所には、非常に沢山の方々が出入りしておられました。
私が被保険者証を手渡された時には、その番号が80何番か90何番かだったので、私が就職して正規職員になった時には、既にそれだけの正規職員が、この診療所で活躍していた事になります。パート職員も含めますと、どれだけの人数に上るのか想像も尽きません。私が知る限り、3人の女性医師も含めまして、10名を下らないお医者様方との出会いは、他の医療従事者の出会いと共に、現在の趙顕市と言う名の人格を形作る上で欠く事の出来ない存在で有ったと、非常に感謝致しています。
なかんずく朴春浩と言う医師が私に及ぼした影響は絶大なものがあった事は、私の人生に於いて、大きくプラスに作用したことは、無上の幸いだったと言うべきであろう。(続く)
さて、私の歌の再生回数表は今回が33回目の発表となります。31、32回目は親友の朝絢(けん)詩(じ)さんのブログで発表しておりますので、そちらをご覧頂ければ大変有難く思います。
33回目の再生回数表をご覧になればお分かりのように、総再生回数の伸びが漸減傾向にあります。それはある意味では仕方のないことでもありますが、本当に世間の皆様方に認知されるまでは、何とか頑張って頂きたいのでありますが・・・。
何はともあれ各位の真心からの熱いご支援のお陰で、一介のど素人が、8月3日現在4万回を超える再生回数を達成出来ました事は、各位から賜りました何よりもの最高の勲章と言いますか、宝物と言いますか、貴重な金メダルですので、それを大きな矜持として、引き続き弛まぬ努力をしていきたいと思っています。
附きましては、各位のさらなるご支援をお願いする次第でございます。
また、今回貼り付けました楽曲は、かつて強制連行や、拉致まがいや、土地、家屋などを没収され、日本を始め、中国、ロシア等に移住せざるを得なかった在日1世の心情を謳った楽曲でありますが、歌のテンポ等少し調子ぱずれの箇所や、お聴きとり難い箇所がありますが、ご容赦下さい。録音年月は分かりませんが、恐らく1970年代ごろだと思われますが、カセットデッキのマイクに直に吹き込んだものです。1度ご拝聴下されば大変有難く存じます。
そうそう先の衆議院選挙で圧勝した自民党は、参議院選挙でも大勝したんですが、ねじれが解消したので、やろうと思えばやりたい放題できる訳ですね。
しかし、麻生太郎氏の発言は、失言じゃすまされない、何か意図的なものを感じますね。世界各国から非難と警戒の声が上がっていますが・・・。この方現在は自民党の副総理でしょう。また元総理経験者でしょう。信じられないような発言ですね。空恐ろしくなって来ます。
私も、8月1日付けの朝日新聞の「天声人語」を読み、これは黙していては駄目だと思い、歌の再生表の裏面に10分間位で原稿を書き、殆んど手直しせずにPCに打ち直し投稿したんですが、この様な将来に大きな災いを齎すかも知れない発言には、1人でも多くの声を発することが肝要かと思われます。
最後に猛暑や豪雨の惨状や、被害者、犠牲者が、連日メディアによって報道されています。明日は我が身かも知れません。各位におかれてはくれぐれもご注意ご自愛下さい。
郷 愁