「才色兼備の姪のサラの目映いばかりのウエディングドレス姿」
さて、前回は風変わりなＳ病院のＲ薬局長に泣かされたと言うお話だったかと思うんですが、今回は叔父の私生活についてすこし書いて見たいと思いますが、叔父と私は歳の差が8歳離れているんですが、私が診療所に勤め始めた頃には、既に結婚していまして、子供が2人いた様に思います。最終的には4人の子宝に恵まれるのですが。構成は男、女、男、男です。
叔父が何歳で現在の小母と一緒に成られたのかは、記憶には殆んど残っていませんが、以前に書かせて頂いた事のある、大阪の東淀川に住んでいた、叔父の上から4番目のお姉さんのご主人の紹介で、西宮？に住んでいた小母と晴れて夫婦と相成りました。
叔父なのですが、現在の小母と一緒になる以前に恋愛関係と言いますか、結婚を意識したような女性は全く無かったのでしょうか。
結論から述べますと、そうでもなかったのですが、それは私や、私の妹の胸の中にだけ留めておきましょう。
ただその女性との関係は、分断国家と言う悲劇によって破綻してしまいました。
各位もご周知のように、1945年8月15日に解放されるまでの36年間、日本の殖民地下にあった訳ですが、その時すでに南はアメリカの支配下に置かれ、北は当時のソビエト連邦の影響下に有りました。
1948年に南は李承晩を初代大統領とする大韓民国を成立させ、北は朝鮮民主主義人民共和国が成立し、茲に事実上分断国家が成立したのですが、1950年6月に朝鮮戦争（朝鮮動乱）が勃発し、1953年7月に休戦協定が締結され、現在の38度線と呼ばれる境界ラインが敷かれ、依頼現在に到るまで朝鮮半島は統一されていません。
朝鮮戦争による犠牲者は民間人を含めて100万人から400万人とも言われ、1000万人とも言われる離散家族を生じせしめた他、多大な、貴重な重要文化財を喪失しました。
あっすいません。また話がそれてしまったようです。
何時か叔父の恋愛話や、その他見合いの話を詳細に述べても差し支えない日が来れば、改めてお話したいと思います。
余談ですが、叔父の長男が誕生する時に、遊んでいた私は、お産で里帰りしていた叔父の家に寝泊りして簡単な食事等を作っていたのですが、寝泊りと言ってもそんなに長期ではなくて、ほんの2、3日でしたが、そこで始めて知った叔父の特質と言いますか体質があります。それは鼾です。
始めは知らなかったんですが、叔父が邪魔くさいので１つ布団に一緒に寝ようと言うので、叔父の横で寝ようとしたのですが、イビキ！それも家屋が振動するぐらいの大きなイビキ！最初の夜は一睡も出来ませんでした。翌日からはそれがまた続くのかなと思うと、殆んど恐怖に近い感情を抱くようになりました。2日目も殆んど眠れませんでした。それで早々に引き上げることにしたのです。
叔父は激務故か、布団に入って横になったかなと思うと、即寝入ってしまいます。轟音と共に。それは耳を塞いでも侵入してきます。その時は心底小母に同情したんですが、それでもいつかは気にならなくなると言うお話を聞き、本当に心底感心しました。慣れるんや！と（叔父よ！お許し下さい）
さて稿を元に戻しましょう。
遂に私が正職員として入所することになりました。（続く）
さて、私の楽曲に対する再生回数は2月16日現在32161回に及んでいます。これも偏に各位の有難いご配慮の賜物だと思っています。引き続きご拝聴くださるよう心からお願い申し上げます。
2011年１月1日に掲載された洛南タイムスの記事です。